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イイね!
2012年02月20日

日本に来るといいなぁ

日本に来るといいなぁ

本国ではもうサイトにも登場している125dですが、実力の程はどうなのか、ちょっと検証してみました。








お約束の比較図ですが、現状ではガソリンのトップモデルの125iと比較するとこんな感じです。


馬力は全く一緒の218馬力ですが、トルクは125iの310Nmに対してほぼ5割増しの450Nm!その内?デビュー予定の「M135i」も上回っていると思われます。


日本に導入されるのは8速ATのみでしょうから、それ同士の比較をすると、馬力は一緒なので、0-100Km/hの加速は全く一緒の6.5秒です。


しかし、私がいつも重視する実質的加速に近い指標の「80-120Km/h加速」を比較すると、4速でも5速でも約1秒125dの方が速いです。実際に普通に乗っている状態からの加速では結構な差になるのでは?と考えています。





いつも引用している手前味噌の図ですが、車重が似通ったガソリン車とディーゼル車の比較をすると330iに対して123dは0-100Km/h加速では1.3秒遅いですが、中間加速だと0.5秒/0.8秒も速いのです。という事は、これより0-100Km/h加速が1秒速い(それでも330iより0.3秒遅い)125dの中間加速がどれくらいか何となく想像出来ると思います。





ちなみに、335iと比べてみても、125dなら中間加速では4速なら0.5秒速く、5速で同じ加速とかなりの実力です。


もちろん燃費に関しては、125iも15.6Km/Lと善戦していますが125dは20.8Km/Lとかなりの差です。燃料タンクが50Lの1シリーズでは、満タンでの航続距離は圧倒的な差になる気がします。


でも、「そうは言ってもガソリンエンジンの方が回す楽しみがあって面白い!」という御意見もあると思います。では125iのエンジン、どうなのでしょう?


125iのトルクピークは1350-4800回転ですが、パワーピークは5000回転です。例えば自然吸気の直6エンジンに代表されるような回して楽しいエンジンはトルクピークからの落ちが少なく、そこから更に回転が上がったところでパワーピークを迎える特性になっているものが多いですが、125iのN20B20エンジンではその差がたった200回転!これでは、回転が盛り上がる爽快な感覚は味わえないかもしれません。


いわゆる「台形パワーカーブ」で、トルクだけではなくてパワーピークも広回転にわたって一定なので、パワー特性としては盛り上がり感が無いかもしれませんね。


逆に、125dのN47D20型の方が、トルクピークは1500-2500回転なのにパワーピークは4400回転ですから、「エンジンの全回転域から見たトルクピークとパワーピーク」といった視点から考えると、こちらの方がスポーティーな特性の可能性すらあります。


お乗りになった方なら実感されたと思いますが、0-100Km/h加速が7.0秒に過ぎないツーリングボディのD3君でも、コーナーの連続する区間でトルクを上手く使うと結構パワフルに感じられますので、これよりボディが小さくて車重も150kg以上軽く、0-100Km/h加速も更に0.5秒速い125dなら、アルピナの文句では無いですが充分「スポーツディーゼル」の実力があると思います。


おまけに最新の8速ATなら、トルクの美味しいところだけをこまめにマニュアルシフトで使えるので、更にコーナーが楽しいかもしれません。


それでいて、実際の走行でも満タンで800Kmくらいは走ってくれたら、他になんの文句があるでしょうか(笑)。


後は実際の販売価格で125iとどれくらいの差が出るかですが、イギリスでの販売価格ではほぼ22万円の差でした。日本に導入されれば多分クリーンディーゼルはエコカー減税100%になるでしょうし、ハイオクと軽油の燃料代の差を考えると結構元が取れそうな気もします。


でも、出来たらこれをベースに「ALPINA D1 Biturbo」なんてお得な車を作ってくれたら最高です(爆)。それならD3君から買い換えてしまうかも。あ、もちろん大きい方はALPINA D5 BiturboかM550dにお任せです(核爆)。
ブログ一覧 | BMWディーゼル | 日記
Posted at 2012/02/20 13:34:58

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この記事へのコメント

2012年2月20日 14:57
ん~。。。ディーゼルの実力、凄いですね。
勉強になります。日本もどんどん考え方を変えて導入して行って頂きたいものです。
今は少しずつですが・・・その風が吹いてきているのでしょうか。楽しみです。
コメントへの返答
2012年2月20日 17:13
ヨーロッパではなんとBMWの生産の半分がディーゼル車なのですが、日本では実感出来ないですね。

現状ではALPINA D3 Biturboくらいしか、BMWのディーゼルを体験する場がないので、みなさんに乗ってもらっている内に「伝道師」の異名を頂戴してしまいました(爆)。

320dに始まる4気筒ディーゼルの導入が間近なようなので、期待しましょう。色々なモデルが来るといいですね。
2012年2月20日 17:21
そう、RANちゃんのクルマで試してなかったことが、ディーゼル車 + サンルーフ開けた状態での走行ですが、いかがですか?
(^o^ゞ
コメントへの返答
2012年2月20日 17:25
ツーリングはダブルサンルーフの開口部が大きいので、開けると結構気持ち良いですよ。風の巻き込みはディフレクターが無いので、やや大きいかもしれませんが。

でも、sightaさんの単独走行を端で見ていて「うわーっ、静かなのにめっちゃ速い〜」と思ったのは事実です。

当分九州には行けないかもしれませんが(あと一ヶ月半の辛抱か?)、今度お目にかかる時にはPilotSuperSportの具合も含めて試してみて下さい。
2012年2月20日 18:22
私はこの比較表を見てちょっと気になったことが・・・

トルクが450Nmの車に205のリヤタイヤで
大丈夫なのでしょうかねぇ??

少なくともD3ではリヤは265ですから・・・

3月1日にX5 xDrive35d BluePerformanceの
試乗を予定しております♪
コメントへの返答
2012年2月20日 19:08
た、確かにそうですね。でも、125dを買われる方なら、Mスポにしてリアタイヤを太くされる気もします。せめて225くらいにしておかないとD-1マシンになってしまうかも。

X5-35dに乗られたなら、是非ともインプレを~。
2012年2月20日 19:54
こんばんは。

125d、日本に導入されると面白そうですね。自分もフラットなパワーカーブを描くエンジンは、高回転の盛り上がりにかけるのではないかと疑っています(笑)

ただ、さすがにアルピナも1シリーズには手を出さないのでは!?
コメントへの返答
2012年2月20日 20:41
楽して長距離を走るにはフラットなパワーカーブは向いているかもしれませんが、走りを楽しむにはやはり盛り上がりがあった方が良さそうですね。

以前にもそんな疑問を世田谷のショールームで担当さんにぶつけてみましたが、やはりアルピナはある程度のプレミアム性が無いと…とのお返事でした(爆)。
2012年2月20日 21:16
とても興味深い記事、楽しく拝見しました。
4気筒ディーゼル普及して欲しいですね~
ただ、いくらBMWのディーゼルが高性能になっても、ランフラットですから…アルピナの極上な足廻りにはなりませんね~
ヤッパリアルピナはBMWより常に上質なんですよーきっと…
コメントへの返答
2012年2月20日 21:34
確かに、ランフラットを使っている限り、BMWの標準車がアルピナの域に達するのは難しいかと思いますが、デビュー同時に比べれば長足の進歩だとは思います。

そういう意味では、F30型ベースの次期ALPINA D3やB3がどうなるのか、非常に楽しみですね。
2012年2月20日 23:07
そんな勢いで325dも来て欲しい(笑)
コメントへの返答
2012年2月21日 7:54
本国では325dもデビュー予定のようですね。320dは日本導入は決定事項らしいので、是非325dも来て欲しいです。「ActiveHybrid3はちょっと高いけど、エコで楽しめる3シリーズが欲しいなぁ」という方にはもってこいだと思います。
2012年2月21日 1:33
なるほど、とても説得力とリアリティのあるお話でした。N47D20の最高峰を日本で味わえないのはもったいなすぎですね。335iより加速がよい時があるなんて、もの凄いことだと思います。F20のボディ設計の真価が十分に味わえますね。日本でのディーゼル・モデルの展開をディーラーの人に聞いてみても、まだ320d以外の話が見えてきませんが、125dは無理としても、325d、525dなんて出してくれたら、N20B20より人気が出てくるんじゃないでしょうか。
コメントへの返答
2012年2月21日 8:02
前にもブログの記事にしましたが、ディーゼルエンジンはスタンディングスタートではガソリンエンジンより遅いのですが、中間加速になると逆転するのですね。同じターボエンジンでもトルクの出し方が違ってレスポンスが良いのと、発生トルクそのものが大きいからだと理解しているのですが、どうでしょうか。

笹目二朗師匠曰く「ディーゼルエンジンはトルクの美味しい部分だけを使おうとすると実はパワーバンドが狭いので、積極的にマニュアルシフトする意義がある」そうです。そういう意味では8速ATはディーゼルエンジンとのマッチングが良いと思います。

BMWの社長が「4気筒ディーゼルもどんどん日本に導入する」と公言していますから、1、3,5に限らず「25d」も是非日本に導入して欲しいですね。一度乗ってしまえば、魅力的な事は分かると思うので。

MAZDAのクリーンディーゼルに乗って「おっ、こんなに良いならBMWのディーゼルにしようか」と考える方が増えたりして(爆)。
2012年2月24日 0:49
欧州製のディーゼルは、たぶん凄いと思います。30年以上前のディーゼルでさえガソリンと遜色ない回り方をするし、しばしばディーゼルであったことを忘れます。
よくわかりませんがディーゼルはタコメーターの回転数が低いだけで、同じ速さで針が動けば感覚的にガソリンと同じと思えるのではと?
トルクとパワーの解析はとてもわかり易く勉強になりました。
圧縮比が高ければ、トルクは大きくなるのでしょうか?数字の意味はわかりませんが、ディーゼルとガソリンとの違いは感覚的にいえば、迫力と切れ、鉈と日本刀ように思われます。
ガンガンアクセルを踏まなくても意外と楽しく走れるディーゼル車。ディーゼルスポーツもありと思います。BMWのこれからのディーゼルラインナップがとても楽しみです。
ただ、また車欲しい病になるのじゃないか心配です(笑)
コメントへの返答
2012年2月24日 1:14
連コメありがとうございます。確かに、乗用車用のディーゼルは、某都知事の発言以来ほぼ絶滅していただけに、日本では鎖国状態でしたね。

回転数の絶対値だけ見ればディーゼルエンジンは回らないように見えますが、アイドリングからレブリミットまでを同じ角度でタコメーターで表示すれば、ガソリンエンジンと遜色無いと思います。某評論家によれば「経験上、ディーゼルの回転を1.5倍するとガソリンエンジンと同等になるので、5000回転まで一気に回るALPINA D3Biturboのエンジンは、7500回転まで吹け上がるガソリンエンジンと同じ実力」だそうです。

圧縮比が高ければ、トルクもパワーも上がるので、ガソリンエンジンでは年々上がっていく傾向にありますが、ディーゼルエンジンの場合には振動が増えるためにエンジンが重くなったり、排気ガスの浄化が難しいために、逆に低くなってきており、最近では1:16くらいになっていますが、そういう意味ではMAZDAのスカイアクティブディーゼルの1:14という圧縮比は活気的です。おっしゃる通りに、ディーゼルとガソリンは鉈と日本刀かもしれませんね。

これから、BMWのディーゼルが続々入ってくるかと思うと楽しみですね。MAZDAのスカイアクティブディーゼルも、期待大です。他のヨーロッパメーカーも刺激されて導入して欲しいですね。ひょっとすると、BMWのディーゼル搭載のレクサス、なんて線もあるかもしれないですね。

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