愛車のD3君を車検に出している間にやってきたのは、お初の代車のX1-sDrive18iでした。
乗り込んで見るとほとんど素のグレードのようで、完全手動のシートでしたが、ポジションは普通に合いました。ファブリックのシートは結構好みでしたが、サイドのサポートは無かったので個人的にはスポーツ系の方が好みですね。
ステアリングも細身で好みですが、革巻きでは無い?のでちょっとゴツゴツ感があります。オーディオなどのスイッチも全く付いてないので不便と言えば不便ですが許容範囲でしょうか。
リアシートは天井が高いせいもあってD3君よりは広々していますし、センタートンネルもやや低めの気がするので3人掛けもやや楽です。
エンジンをかけてみると、家のD3君よりわずかに静かですが、冷間からの始動ではアイドリングが1300回転くらいで結構高めでなかなか落ちてきません。D3君はどんなに寒くても普段よりほんの少し高めの800回転くらいで一発始動して安定しているので、ちょっと意外でした。
走り出してみると普通になめらかですが、トルク感はあまりありません。N46B20型の自然吸気エンジンなので、車重を考えると一番トルクが細い組み合わせになってしまうからでしょう。その代わりにファイナルはやや低めで加速重視のギア比にはなっているようです。
普通に走っている分にはそれ程不満のない加速ですが、ちょっと強めに加速しようと思って踏み込んでも、イメージ通りには加速しません。家のD3君よりは50Kgほど軽いですが、100馬力以上低く、トルクに至っては半分以下(3分の1に近いです)なので当たり前でしょうか。
エンジンが吹ける割りに加速しないストレスはE87前期型の116iに通じるものがありますが(爆)、それほどスポーティな車ではないですし、2Lあるので回せばそれなりです。
ただ、標準のランフラットタイヤの足回りは微妙に硬さを感じますし、ステアリングもこれまた重めな上にややフリクションもあるので、ALPINA D3 Biturboとは大差が付いています。多分現行モデルは電動パワステになってかなり改善されていると思います。
高速道路では、トップ6速では2200回転くらいと最近のBMWとしてはかなり高めで、そこからの加速は緩慢です。マニュアルシフトで4速まで落とすと5000回転以上になるのでそこそこ回って楽しいですが、助手席の姫から「なんかエンジンが凄く頑張っていて可哀相なので、普通に走ろうよ〜」と言われてしまいました(笑)。
ただ、ハンドリングは素直でポジションもそれほど高くなく、Xモデルとしてはコーナリングも楽しいです。もうちょっと加速してくれれば、と思ってしまいます。
150Kmくらい走ってハイオクで満タンにしたら3000円近くになりました。D3君なら1300円くらいで済むので、この点でも大差が付いてしまいました。
LCI後のsDrive20iやxDrive20iなら最新のダウンサイジングターボでトルクもある上に8速ATですから、動力性能に関してはそれほど不満ではないかもしれません。一度こちらも試乗してみたいですね。
もともとX1はサイズも手頃で車高も立体パーキングに入る1545mmですし、ハンドリングも良くて車内のユーティリティも良いのでかなり好みの車なのですが、日本ではディーゼルが設定されていないのが非常に勿体ないですね。
本国ではxDrive25dがありますが、これは
例の2ステージツインターボディーゼルで0-100Km/h加速は6.8秒とD3君より速く、中間加速はxDrive28iを上回った上に燃費は18.2Km/Lとほぼパーフェクトな出来です。
百歩譲っても、xDrive20dは是非とも日本に導入して欲しいですね。4駆には最適のエンジンのはずなので。20dなら20.0Km/L、EffcientDynamics Editionなら22.2Km/Lも走るところも魅力ですね。
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試乗インプレ | 日記
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2013/01/29 12:11:40