もう一昨年の事になりましたが、
サーキットの連続走行3時間でしっかりタイヤを痛めつけてしまって、フロントタイヤだけはミシュランの新型PilotSuperSport(以下PSS)に換装してその素晴らしさを味わっていましたが、センターの溝が残っていたリアのPS2もさすがに車検前のチェックでダメ出しをもらいました。
交換はフロントタイヤもお願いした
いつものお店ですが、前回と一緒で、「軽くて柔らかいタイヤですね。おまけに精度が良い!」とのコメントです。PSSはD3君純正のミシュランPS2に比べて2Kg前後軽いようで、改めてびっくりです。
もちろん、ホイールに付けたバランサーのウエイトも減りましたが、もともとアルピナホイールは高精度なのでそんなに大きくはなかったです。普通のタイヤは一番重いところのマークががサイドウォールにあるのですが、ミシュランは無いのでかなりバランスが良いのでしょう。
アルピナホイールもエアバルブはセンターにあるため、どこをぴったり合わせるという手間もないようです。
走り始めると、
フロントを替えた時ほどの感動はないものの、リアからのショックは明らかに減っています。今までは段差などで「フロントがトン」→「リアがドタッ」という感じがあったのが前後同じバランスで乗り心地が良くなりました。
タイヤを替えてからも街乗りが多かったためにリアを変更したメリットは乗り心地以外にはそれほど感じられませんでしたが、先日のカーグラごっこではやはり真価を発揮しました。
リアのグリップが増してトラクションが良くなったせいもあるでしょうが、前後同じタイヤになってコーナリングのバランスも良くなっています。
以前だとウェット路面などでタイヤが滑っても、フロントの方が速く収束してリアがちょっと遅れる感じで不安がありましたが、西伊豆スカイラインの入り口の凍結路面でも一瞬滑った後でもすぐにグリップが回復して不安感はありませんでした。
元々PSSはF型世代のALPINA B5Biturbo用にセッティング(ミシュランとALPINAが共同開発しているようです)しているのでALPINAと相性が良いのは当然かもしれませんが、B5Biturboの重量やハイパワーに対応しているタイヤなのでアンダーパワーのD3君にはオーバーグリップかとも思いましたが、そんな神経質な面はありません。
フロント245/40-18、リア265/40-18はB3Biturbo、D3Biturbo、E92M3と同一サイズなので、マッチングは良いようです。
フロントタイヤを替えた時にも実感しましたが、このタイヤはPS2よりほぼ全ての点で進化している(音だけはほんのわずかにうるさい感じですが、それもちょっと乗ると気になりません)にも関わらず尖った部分がありません。一言で言うと
以前よりもハイグリップなのに以前よりも上質
という感じです。ステアリングを切ったら切っただけ素直にグリップが立ち上がり、しなやかなのにしっかりグリップがあります。正にALPINAの性格にしっかりマッチしたタイヤですね。B3、D3、M3のオーナーさんは迷わずこのタイヤにされた方が良いと思います。
先日のカーグラごっこでは前後PSSに交換してからでしたので、リアがPS2のままでしたらまた違った印象を持たれたかもしれないですね。
PS2が10万Km走ってフロント2本、リア3本の交換スパン(今回は4万Km走ってしまいましたが)でしたが、データ的にはPSSはもう少し走ってくれそうです。
それにしても、PS2ってこれほどの距離は保たないらしいですが、なぜでしょう。以前にもオデッセイでREGNO8000を8万Kmほど走った時点でホイールとタイヤの同時交換をしましたが、その時も溝は4分くらい残っていてタイヤ屋さんに「どうしたらこんなにタイヤが減らないんですか?」と聞かれた事がありました。
余談ですが、タイヤが進化するとバイクではこんな差になりますね。左は言わずと知れたケニー・ロバーツの1983年の完璧なライディングでYAMAHA YZR500(OW70)は車重116Kg。右は今年のテストのマルク・マルケスで、HONDA RC213V(999cc)は車重157Kgですが、バンク角が嘘のように深くて(60度以上でしょうか)膝はおろか肘まで擦っています(お尻も擦っているように見えますね)。最新型ラジアルの威力ですね。
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ALPINA D3 Biturbo | 日記
Posted at
2013/02/12 13:30:47