念願の?「オープン」、「6気筒」、
「アルピナ」を成就された方にお誘いいただいて西伊豆に遊びに行ってきました。もうお二方は先日の東京モーターショーと世田谷で濃く語りあった方々です。
一番興味があったのは赤カブ望さんが先日購入されたE46 B3Sカブリオレです。E36-328iカブに乗っていた事もあって、「E46カブをアルピナが仕上げたらどんな素敵な車になるだろう」と期待していましたが、予想に違わない素敵な車でした。
サイドからのラインも素敵ですが、絶妙なブルーにキャンバストップもブルー、内装もラバリナレザーとそれだけでもお洒落なのですが、車の出来も絶品です。
なんとM3のS52型をベースにして3.4L化したエンジンは低中速ではM型エンジン独特の少し重めでかつ滑らかにトルクが出て来る感じが気持ち良いです。そのままでも充分速いのですが、回転を上げていくと5000回転辺りから音質が澄み、振動が消えて素晴らしいパワーの盛り上がりで一気に7000回転まで何の雑味もなく回りきります。まるでオーケストラのフィナーレかオペラの大団円のように気持ち良さが収束していくところが芸術的です。
車体の方もオープンである事を一切感じさせないナチュラルさで、E46でありながら以前Z4でチラッと感じた物足りなさは全然ありません。素直に曲がり、アクセルを踏めば素直に気持ち良い加速です。ただ、普通のイメージより加速感がかなり大きいですが(笑)。「余裕があったら本気でほしいなぁ、これ」と素直に思いました。
おまけにシリアルNo.は「167」でミドリーヌ号と一緒!以前に
D5をおすすめした方も同じく「167」で、ありえない偶然の3兄弟です(爆)。
単独の写真が無くて非常に申し訳ないですが、
mashowさんのAUDI A4カブリオレも素敵なお車でした。こちらもオープンで乗らせていただきましたが、「FF 、2.4LのV6にCVT(合っているでしょうか)」というスペックから予想するよりも全然自然に走れ、気持ち良いです。FR勢と比べると微妙に頭の重さは感じますが、直ぐに慣れて全く問題なしです。キックダウンをかました後のレスポンスがこれまた気持ち良かったですが、長続きして欲しかったです(謎)。このお車も外装、内装ともにお洒落でオーナーさんの拘りと愛情がにじみ出ていました。
そして、
スパグラさんのF20型116iは事前の「速くて楽しいですよ」とのお言葉を裏切らない走りでした。西伊豆スカイラインの上り坂をものともせず加速していくのには「これ、本当に116i?」とびっくりしましたし、ダウンサイジングターボエンジンのはずなのに綺麗に6500までパワー落ちなく回ってしまうのには脱帽しましたが、元々のBMWエンジンの素性の良さに加えてオーナーさんの愛情のこもった慣らしが効いているのだと思います。
そして走りも安定して気持ちのよいコーナリングでそれでいて乗り心地も良く、結構荒れているはずの西伊豆の道が全く苦になりません。Mspoの足回りのためかもしれませんが、バランス的には6気筒より楽しい感じで、他の車を経験せずに最初の車として接したら「もうこれで充分速くて楽しいなぁ、これ以上全然必要なし」と思えました。10年前に出会っていたらそのままずっと乗っていたかもしれないほどの完成度でした。もちろん、ミドリーヌ号から浮気はしませんが(笑)。
そして、後から合流された
スペシャルゲストの方は、なんとプロボックスに4.2LV8を詰め込んだという(激爆)超スペシャルマシンでいらっしゃいました。とにかくエンジンがパワフルかつ凄いレスポンスで、M3のV8を凌ぐ感じでほとんどバイクのレーサーレプリカのようでこれまた素晴らしい気持ち良さです。コーナリングもこの超パワフルなエンジンに見合った素晴らしい足回りで感動しまいたが、パワフルで速過ぎるので「この道でフルに楽しませていただくのは、ちょっと無理かな〜」と思いました。
それにしても、どの車に乗らせていただいてもお隣のオーナーさんとの会話が非常に楽しく、エンジンの車体形式も全然違う車なのに運転が楽しい、という非常に貴重な経験でした。そしてまた、基本的にはギアはホールドモードでマニュアルシフトで乗らせていただいたのですが、どのお車のエンジンも雑味が無く回りコーナリングも気持ち良かったので「オーナーさんが車を良く育てているなぁ」とも思いました。ディーラーさんでの試乗と違い、こうした「カーグラごっこ」では車の良さを純粋に味わえるので本当に楽しいですね。
あまりに楽しく走り回っていたので、オーディオやカメラ談義まで行きつけませんでしたが、参加のみなさん、本当にありがとうございました。
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ALPINA D3 Biturbo | 日記
Posted at
2014/04/20 11:48:26