ディーラーの担当さんから「2シリーズのカブリオレが入ってきました」と連絡頂いたのでちょっと寄ってみました。
BMWのカブリオレはウエストラインが後ろまで一直線になるのでなかなかスタイリッシュですね。
室内のリアシートのスペースもやや広くなった感じです。外側の肘周りがやや窮屈なので、少し斜めに中心向きに座るのが楽ですが、それほど狭い感じでも無かったです。屋根を閉じるとクーペより頭上の空間はあるらしいです。リアシートが倒れないのかと、担当さんといろいろボタンを探しましたが、なんとオプション装備でした(爆)。標準装備でもいい気がしました。
キャンバストップのカブリオレのため、トランクスペースはそこそこ使える感じです。これなら普段使いでもいけそうです。
リアからの眺めもなかなかスタイリッシュですが、トランクリッド後端のハイマウントストップランプはちょっと太めになっていました。これなら割れないかも(笑)。
以前から興味があった2シリーズのアクティブツアラーにも試乗させていただきました。モデルは「218i」で、新世代の3気筒エンジンを横置きにしたBMWとしては初のFF車です。パワーは136ps/220Nmで、1.6L4気筒の116iと全く一緒です。
車内は他のBMW車と同じテイストでちょっと目線が高いくらいです。シートポジションも普通に合わせてエンジンをかけると、ちょっと音色が違います。ポロポロとした感じで、FIATのツインエアに似た感じですが、嫌な振動ではありません。
走り出してみると振動はほとんど気にならなくなりますが、それよりもややびっくりしたのが低速からしっかりトルクが出ている事です。ガソリンターボなのに1500回転からでも充分に加速します。高回転もそこそこ回って、あまり4気筒との差は感じませんでしたが、音色はちがうのがちょっと面白かったです。
ATは6速でしたがレスポンスも良く、他のBMW車の8速ATと遜色がありません。街乗りの範囲では116iなどと変わりがなく、充分な加速です。ステアリングも特にFFを感じさせませんでした。普通に乗る範囲では8速ATの116iよりもややトルクフルな印象でした。新世代のB38型はストロークが94.6mmと長くなっており、3気筒なので1気筒当たり約500ccとBMWの黄金律に沿っていますし、より低速に有利なのかもしれませんね。
この出来では、スカイアクティブディーゼルよりもずっと低速域からトルクフルなので、車格と価格の差を考えなければ小排気量ダウンサイジングターボの方に利がある感じがしました。目をつぶって乗ったらどちらがディーゼルエンジンか分からないくらいです。以前乗ったフィエスタの1.0L3気筒ターボも低速からパワフルで同印象でしたので、日本車にも頑張ってもらいたいです。
本国の1シリーズのLCIではこの3気筒のエンジンが載っているので日本にも導入されると思われますが、8速ATならより燃費が良くなり、ハンドリングも期待出来そうです。ちょっと楽しみですね。もしかするとこのエンジンをベースにハイブリッド化したエンジンも上級車種に載ってくるのかもしれませんね。
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試乗インプレ | 日記
Posted at
2015/05/02 13:23:04