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2016年08月16日

なかなか面白い技術ですが…新聞記事が(爆)

なかなか面白い技術ですが…新聞記事が(爆)

日産の今年10月に発表する「QX50」に搭載するエンジンがなかなか興味深い内容のようですね。




こちらの記事によると「2000ccで、出力は270馬力のハイパワーとなる見込み。燃費は同クラスの従来型ガソリンエンジンに比べ27%改善し、ディーゼル車並みの性能を実現した」そうです。





しかも圧縮比が可変のようで、省燃費の時は14:1、ハイパワーの時は8:1まで変わるとか。



特許出願の図も同様ですが、コンロッドにリンクを経由させてストロークを可変させる機構のようです。

こういう手もあったかと思いましたが、ここまでやらなくても吸気バルブの位相を変えて吸気タイミングでミラーサイクルの早閉じ(もしくは遅閉じ)の調節でも充分出来そうな感じもありますね。実際にVWのエンジンではある程度やっているようですし。

このリンクをコンロッドに経由させる事で回転系のフリクションも増しそうですし、重量も重くなりそうです。

燃費のモード試験のような条件なら良さそうですが、ドライバーのアクセルの踏み方によって色々判断して圧縮比の可変をすると、エンジンのレスポンスなどのドライバビリティはどうなのかなぁ、という疑問もちょっと湧いてしまいます。もちろんソフトウェア処理の問題でしょうが、自然なフィーリングになるのでしょうか。



おまけにこの機構、パッと見た目には2011年にHONDAが実用化したコジェネレーションユニットのパクリにも思えてしまいます。こちらは定常状態で回転する機関で圧縮比と膨張比も一定ですが、ほとんど同じに見えてしまいます。

実際に市販された時にどれだけの完成度になるのか楽しみですね。

それはそうと、これを紹介した産経新聞の記事では「従来のガソリンエンジンの圧縮比は10分の1程度だが、新型は高速走行時にディーゼル並みの14分の1を実現。ノッキングが起きやすい加速時には8分の1に抑えることができる」とありますが、

圧縮比が8分の1だったら0.125:1で膨張してるじゃないの(大笑)

これは単なる突っ込みではなくて、「比」と言ったら○対□のように書くのが常識でしょう。自動車に限らず、科学でも物理でも数学でも経済でも一緒。この記事の記者は一般に分かり易いように直した積もりかもしれないですが、とんでも無い勘違いですね。普通に日産の広報資料をコピペしてればいいのに生半可な理解で墓穴を掘っています。

これに限らず、産経では理系の記事ではいい加減な記事が多いですね…本気にしないように気を付けましょう(爆)。
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Posted at 2016/08/16 13:40:26

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この記事へのコメント

2016年8月16日 15:31
かなり前に可変圧縮比ってSAABがやったことあった気がします。あれは可変排気量だったか・・・なんか忘れましたが、あのメーカーはいつも変な事をやってくれますが、結局無くなってしまって非常に残念です。9-5にあったV6可変ターボは面白かったです。確か3気筒の排気だけで6気筒に過給する変なエンジンでした。乗ったことありますが、割と良かったです、効果はさっぱり解りませんでしたがw
コメントへの返答
2016年8月16日 18:03
SVCエンジンですね。詳しい事は良く分からないので(爆)、勉強してみます。SAABは元々航空機メーカーなので先進的なイメージがありましたが、自動車部門は流れ流れて怪しい?中国メーカーに身売りされた上にブランドまで無くなりましたね。残念でした。結構好きだったのですが。
2016年8月16日 19:51
こんばんは。

確かに面白そうな技術だと思うのですが、自分もRANちゃんさんと同じようなことを思いました。

機構が複雑な分、故障の心配も増えそうな気がしますし・・・。

あと、トランスミッショッンとの組み合わせでどんな感じになるかですかねぇ(苦笑)
コメントへの返答
2016年8月16日 20:44
こんばんは、いつもコメントどうもです。

メカニズムとしてはそそりますが、実用的にはどうなのかなぁ、という疑問がちょっとありますね。

圧縮比14だと確かにディーゼルエンジン並の熱効率になりそうですが、完全にクルージング状態でしょうし、逆に圧縮比8の方では最新のターボエンジンとしてはかなり低めなのでレスポンスも遅れそうですし燃費も良く無さそうですね。

実際に乗ってみてなんぼだとは思いますが、このエンジンはカタログデータよりは実燃費が良くないのでは、と予想しています。

まさかこれにCVTの組み合わせにはならないと思いますが、興味津々ですね。

そう言えば今月号のMotorFan illustrated誌は「ターボラグ」特集なのでじっくり読みたいですね。
2016年8月16日 22:12
摺動部分多い時点でロスになると思うんですけど。
でもそれを加味しても余りあるメリットがあるからやるんでしょうけど。
日産ってトロイダルみたいにとりあえずやってみた的なのが多いですからね(笑)

技術の日産って名乗りたいんでしょうね(爆)
コメントへの返答
2016年8月17日 0:04
コメントありがとうございます。

アイデアとしては結構面白い気がしますが、エンジントータルで見るとどうなのかなぁ、という気はしますね。

あまり回して楽しいキャラクターでは無い感じですし、QX50に搭載するという事は太いトルクと高い効率を両立する狙いなのでしょうか。

私はどちらかというとHONDAのファンですが、とりあえずやってみた、というのは結構好きです。

そういう意味では「やっちまったぜ、日産」という感じでしょうか(爆)。
2016年8月16日 22:15
あ、すみません(;´Д`)
挨拶もせず申し訳ありません。
面白そうな話題でしたのでつい。。。(*- -)(*_ _)ペコリ
コメントへの返答
2016年8月17日 0:05
いえいえ、なかなか食い付く方が少ない話題のような気もしましたので、コメントありがたいです。また気が向いたらいらして下さい。
2016年8月16日 23:43
やりますね日産。
最近のコンピュータのマネージメントは凄いと思います。
ALPINA B5に乗っていても
惚れ惚れするよなフィーリングです。
どこまでの完成度を市販車で達成してるんでしょうか。
出たら乗ってみたいです。
コメントへの返答
2016年8月17日 0:10
メカニカルに可変圧縮比というアイデアは結構秀逸だと思います。これを市販までにどれだけ仕上げられるか楽しみですね。

スカイラインのステアリングバイワイヤーでもそうですが、原理的に優れていそうでも、ソフト制御が不十分だったり実際に走り込んでの仕上げが今一つだったりする場合があるので、デビューまでに頑張って欲しいですね。私も試乗してみたいです。
2016年8月17日 3:32
リンク先のホンダの記事が面白かったです。でも車のエンジンにまでは実用化できなかったのですね。その意味では日産は良く頑張ったんだろうと思います。
でも「ディーゼル並み燃費」は言い過ぎだと思いますし、文脈上「圧縮比」を「8分の1に抑えることができる」という素人臭い書き方は、メディアの過大評価意識(要するに提灯記事)のなせる技だと思いますが(笑。
コメントへの返答
2016年8月17日 8:10
昔からアトキンソンサイクルとしてこの手のメカニズムのアイデアはあったようですが、技術の進歩で実用化に至ったようですね。HONDAのコジェネレーションユニットの時代にはまだダウンサイジングターボが国産では一般的では無かったので自動車への応用は検討されなかったのかもしれませんね。そういう意味では実用化にこぎつけた日産にイイね!でしょうか。

この記事では「どうして可変圧縮比が凄い技術なのか」についてはほとんど説明が無いですし、きっと理解もしていないのでしょう。トピックとしてはターボエンジンなのに圧縮比14を実現して熱効率を大幅改善したところのはずですが、使えるエリアはピンポイントのような気もしますし、パワーをかける時には圧縮比を8まで落としているので燃費が悪そうです。

メルセデスベンツのAMG A45が381ps/475Nmまで叩き出しているのでこのエンジンは格別高性能という訳でもないですし、ちょっと立ち位置が微妙ですね。
2016年8月22日 15:26
これ、ホンダの特許に抵触しないんですかね(^^;
個人的にはホンダのはよく出来ていると思うんですが、日産のは?がつく部分が多いですね。
ただ、如何せん素人考えなので実際市販するなら私が疑問に思うようなことは当然解決してるのでかな~と。
最近の日産はエンジン供給受けたりでがっかりな部分が多かったので、ここで一発かまして欲しいものです。
コメントへの返答
2016年8月22日 17:29
コメントどうもです。日産のエンジンの図を見てホンダのコジェネレーションユニットを思い出した方が多かったようですが、パッと見はそっくりに見えますね。片やアトキンソンサイクルのための圧縮比/膨張比分離のためのリンクで、日産は圧縮比可変で上下のストロークは固定なので微妙な特許はずしはされているんだと思います。

まだ詳細は発表されていないようですが、多分ディーゼル的なキャラクターであまり高回転まで回らないエンジンなのでは、という気がしますが、メカニカルに圧縮比を可変しているので変更中の燃焼ってどうなるのかなぁ、という疑問も出てきますね。そんなに素早く作動させるのでも無いかもしれませんが。

それにしてもメカニズム的には結構面白いので、実際に市販された時にどういった評価になるのか、楽しみですね。

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