少し前のニュースですが、ミドリムシのユーグレナが生産する
バイオ燃料が一般にも販売されていたようです。今までは5%程度しか混ぜられなかったバイオ燃料が10%混合出来るようになり、通常の経由に混ぜて販売したようです。
まだ割合としては微々たるものですが、そのまま現行の軽油に混ぜても使用上、規格とも問題なく、実際にも同じ走行性能が得られるようです。
今回はテストケースで3日間限定、価格も通常のガソリン、軽油と同価格で販売されましたが、将来的にどれだけのコストで販売出来るかが課題でしょうか。ユーグレナでは関連企業での運搬車、船舶、消防車など多岐にわたってこの燃料を使用しているので使用上の問題は無さそうです。
ユーグレナはトウモロコシやサトウキビに比べると10〜100倍程度バイオ燃料の生産効率が高く、土壌を必要としない分プラントにも適していそうです。まだまだ生産量は少ないようです(現在実証プラントで年産125KL)が、商業プラントを立ち上げて2025年には年産25万KLを目指すそうです。
以前にお伝えしたように
ポルシェも同様のバイオ燃料のテストを始めていますが、これらの燃料の最大のメリットは
現行車種にいますぐ使えてカーボンニュートラルになる!
ところではないかと思います。EVやPHEVの製造コストやCO2消費を考えると、今すぐバイオ燃料への転換が出来ればEVは全く不要になる計算です。EVはカーボンフリーな訳では無いですから、政府はこうした事業にこそ補助金を出したり支援の手を差し伸べるべきだと思います。
SUVやEVばかり持ち上げている一方で明らかにCO2垂れ流しのハイパワー車の特集もしている車雑誌ですが、こうした真摯な取り組みをもっと特集して一般の方にも流布させる事が大切ではないでしょうか。
まだまだコスト的には現実的では無いかもしれませんが、バイオ燃料が一般化してくれば、今まで大切に乗ってきたお気に入りの車が大手を振ってカーボンフリーの移動手段として生まれ変わるので、2030年までに一般化すると良いですね。
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くるま | 日記
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2021/05/13 17:04:46