ここ数年のMotoGPは色々なメーカーの色々な選手が優勝を争って非常に楽しいですが、今回はドゥカティのバニャイヤ選手が初優勝を飾りました。一昨年のチャンピオンのマルケス選手とのデッドヒートを制しての優勝、おめでとうございます。
それにしても、昨年の転倒による上腕骨骨折から丸一年回復を要したマルケス選手、少しずつ調子を取り戻しているようで、来シーズンが楽しみです。
しかしそれでもまだ万全の体調ではないようで、コンスタントに優勝を争えるコンディションでは無いようですが、本人曰く、
「僕の以前のライディングスタイルは、フロントタイヤをかなり酷使して限界で走り、間一髪のところをひじで転倒を回避するものだった。今はそれができない。」そうです。
確かに以前のマルケス選手は「なんでそれで転けないの!!」といったリカバリーシーンが多かったですが、ひじで転倒を回避しているとはちょっと驚きです。
1980年代のレジェンドライダーのフレディ・スペンサーは膝を常時擦りながらの3点コーナリングなどとも言われていましたが、
マルケス選手のひじ擦りでの3点コーナリングは凄まじいですね。
そう考えると、マルケス選手を欠いた昨年と、まだ完調ではない今年はHONDAが苦戦しているのはマシンよりはマルケス選手の才能によるところが大きいのかもしれません。
コンディションを取り戻して再びHONDAで勝つマルケス選手もみたいですが、他メーカーに移籍してチャンピオンを獲るのも見てみたいですね。
今まで複数メーカーでのチャンピオンは本当に少ないです(エディー・ローソン選手:YAMAHAとHONDA、バレンティーノ・ロッシ選手:HONDAとYAMAHA、ケーシー・ストーナー選手:DUCATIとHONDA)が、マルケス選手だったらどのメーカーのマシンに乗ってもチャンピオンが獲れそうな気がします。
ここ2年間のMotoGPはYMAHA、HONDA、SUZUKI、DUCATI、KTMと入れ替わり立ち替わり優勝選手とメーカーが替わっているので本当に面白いですね。これがF1だとメルセデスとレッドブルしかほとんど勝ち目が無く、両者がリタイヤしないと他チームに優勝の目が無いのがやや興醒めですね。せめてエンジンメーカーのトップ4チームくらいはガチで優勝争いして欲しいです。
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Posted at
2021/09/17 17:07:44