海外では既にタクシーなどで実用化されているレベル4の自動運転ですが、やっと国内でも
実証実験が5月21日から福井県の永平寺町で始まったようです。
しかし写真を見ても分かるようにまるで遊園地の移動シャトルかゴルフ場のカートのような乗り物で、2Kmの運行区間の所要時間が10分という事なのでスピードも15Km/hも出ていない感じです。
こんなスピードで運行していれば何かあった時は緊急ブレーキで瞬時に止まれるでしょうが、他の通行車両が突っ込んできたら乗客の安全は保証出来ない気がします。
と思ったら実際のルートは永平寺への参道で自転車と歩行者専用道で一般の自動車は通行不可でした。こんな道をゆるゆると走ったところでレベル4の自動運転としては何の意味も無い気がします。これならシニアカーと大差ないでしょう。
こんな事をしているくらいなら、レベル3での運転の範囲を広げたりして実際の運用のデータをどんどん蓄積する方がレベル4運転への改良に余程役立つはずですが、ほとんど「レベル4始めました〜」というお題目のための運行という感じですね。どこかの大臣がドヤ顔して乗ってますが(苦笑)、この方新型コロナ対策でも何ら有効な手は打てていなかった実績があるので、このレベル4運転も何の功績にもならないのは火を見るより明らかですね。
実際に日本では発売前の車両の公道テストもほぼ出来ない状態なのでこうした新型システムの導入は困難な事は分かりますが、こんな事をしている間に彼の国やテスラはどんどんレベル4で実車を走らせてデータを蓄積し、車両も改良されていくでしょうから日本車が太刀打ち出来る可能性はほとんどなくなりそうですね(爆)。
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くるま | 日記
Posted at
2023/05/30 06:28:48