アルピナのクラシックホイールは20本スポークなのでブレーキダストの汚れを落とすのが結構大変なのはオーナーさんだと痛感するところではないでしょうか。新ミドリーヌ号も
スタディの低ダストパッドに交換して早や三ヶ月経ちましたがちょっと振り返ってみます。
新ミドリーヌ号のブレーキはかなり大径で効きは十分以上なのですが、踏み始めにやや効きが強い点がちょっと気になります。メルセデスベンツのAMGモデルやアウディのRSに比べるとそれでも穏やかな方なのですが、街乗りだと停止直前のブレーキコントロールや軽くブレーキをかける場面でかなり繊細なブレーキコントロールが必要になります。特に同乗者がいる場合は尚更です。
スタディのSR4パッドに交換して最初に感じたのはこの点で、踏み始めの効きがやや穏やかになったため、停止の際も普通に滑らかに止まる事が出来てストレスが無くなったのは非常に良いですね。
もちろんブレーキダストも大幅に減って、交換後3000Km以上走りましたが1回ホイール洗浄しても汚れが非常に少なくなっています。ダストそのものも水洗いで簡単に落とせる感じですね。ホイール洗いのスポンジもちょっと水通しするだけで綺麗になってくれます。
それでは良い事ばかりかというとそこまでは行かず、少しはデメリットもありますね。まずは、絶対制動力はちょっと落ちている感じです。純正パッドの1割〜2割程度でしょうか。と言っても元々のブレーキが強力なので、これはあまり気になりません。
ただ、「ちょっとブレーキの効きが弱いかな」と思ってペダルを踏み足した時に制動力の立ち上がりがやや弱く、少しリニア感に欠ける部分もありますね。まあこれはあくまで純正パッドの効きと比較して分かる程度なので、普段乗りでは特に不満はありません。
後は、パッド交換後にブレーキローターに回転方向に細かい縞状の模様が出来ましたが、これがなかなか薄れませんでした。新ミドリーヌ号は納車時からローター表面は綺麗に滑らかで「さすがアルピナ、ローターとパッドの当たりもきちんと取ってあるのかな」等と思いましたが、パッド交換だけだと当たりが付くまで僅かに不整な表面になるのでしょうか。
パッド交換後3000Kmほど走ってやっとローター表面が綺麗になってきましたが、裏を返せばパッドの攻撃性が低い証拠のような気もするので、この感じだと次回の交換まで10万Km以上走れそうです。
効きを優先させればダストは出ますし、ダストを減らしたければブレーキフィーリングの低下にはある程度目をつぶるしかないのかもしれませんが、なかなかバランスが難しいですね。
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ALPINA D3S | 日記
Posted at
2024/01/16 06:54:36