• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

RANちゃんのブログ一覧

2024年07月30日 イイね!

どうして8耐だけ勝つのでしょうか…HONDAの1000ccバイク

どうして8耐だけ勝つのでしょうか…HONDAの1000ccバイク

昨年も同じような記事を書きましたが(爆)、今年も鈴鹿の8時間耐久レース、HONDAが優勝して3連覇を果たしましたね。今年は220周と最多周回数の更新というおまけ付きです。



ここ数年の傾向ですが、HONDAの2輪レースはMotoGPの凋落に始まってSBKでも低迷し、国内のレースのJSB1000でも優勝から遠ざかっているのに8時間耐久だけは強いのは本当に不思議です。

確かに3年前からワークス体制で8時間耐久レースに臨んでいるので他チームに比べてアドバンテージもありそうですし、今年はGPライダーのヨハン・ザルコ選手も加わっており、今まで5勝している高橋巧選手も走るので万全の体制ではあるのですが、バイク自体の速さを考えるとちょっと不思議です。実際に今年はワークスヤマハのマシンがポールポジションを獲得しましたし。

しかし、実際のレースでは終始トップを走って終盤には2位に1分程度の差を付け、最終スティントでのライダー交代時にピットミスがあって40秒のタイムペナルティを課されたものの8秒差で逃げ切って3連覇を果たしています。

マシンのハンデ?を跳ね返しても優勝してしまうのは、HONDAの鈴鹿8耐にかける執念だとしか思えない結果ですね。

確かに今までも海外のSBKや国内レースではそれほど強くなくても鈴鹿8耐だけは圧勝というパターンは多かった気がします。それだけ鈴鹿8耐に向けたスペシャルマシンを開発しているのかもしれませんね。

スプリントレースでは行われないタイヤ交換に対応するクイックチェンジャーや給油など、耐久れーすならではの装備も多々あるので、これらについてはかなりのノウハウが蓄積されているのかもしれませんね。


alt
そういう意味では今年ワークス体制でドゥカティPanigale V4Rで参戦したDUCATI Team KAGAYAMAはクイックチェンジャーなどの装備はしていないにも関わらず3位を争った末に4位入賞したので、マシンの素性はかなり優秀なのでしょうか。

しかしそれでもHONDAが8耐だけは強いのは、1981年のレース開催以来30勝を重ねているので、レース自体にかなりのノウハウが蓄積されている気がします。

目標の周回数を達成するためのラップタイム設定、それに向けての燃費やガソリン消費量など、勝利に向けての綿密なシミュレーションは当然どのチームも行っているのでしょうが、実現に向けての努力がHONDAは半端ないのかもしれませんね。

以前のレースでも、他チームが想定しているピット数を1回下回る想定での燃費設定をしてレースを実行したり、ライダーの疲労を減らすために本来だったら6速のミッションを8耐用に5速にしたマシンを投入したりというトライもしていますので、他チームでは実現出来ないアプローチで勝ちに行くという執念も凄いですね。


alt
しかし耐久レースではいくらライダーが頑張ってもピット作業のミスで時間を食ったりするとおじゃんになってしまいますし、転倒などあった際のマシン回復作業など、耐久レースならではの側面もありますね。DUCATI Team KAGAYAMAは他チームより一回当たり10秒ピットストップが長かったそうで、その分を挽回しようと思うと無理な走りが転倒につながるリスクもあるので難しいですね。

今回も1分差を付けての余裕の勝利のはずがピットの作業ミスで8秒差まで詰め寄られているので、本当に色々な事態を想定してレース運びをしないといけないようです。以前にはトップを独走しながらガス欠という憂き目に遭っているHONDAだけに今回も水面化では血の滲むような努力をしているのかもしれませんね。

Posted at 2024/07/30 06:10:54 | コメント(1) | トラックバック(0) | バイク | 日記
2024年05月14日 イイね!

バイクもダウンサイジングでしょうか…2027年からのMotoGPマシン


今シーズンも国産マシンは優勝争いに絡めず低迷しているMotoGPですが、2027年からはレギュレーションが大幅に変わるようですね。



alt
今や300馬力オーバーと言われているエンジンは排気量が1000ccから850ccに縮小され、最大ボア径は81mmから75mmになります。それでも15%減なので250馬力前後になるのでしょうか。

空力パーツは使用禁止にはなりませんでしたが、最大幅が50mm削減されたりノーズも50mm後方に移動となります。F1と同じく、追い抜きを現状より容易にするのが目的のようです。

そして最近のシーズンでは常識化してきた車高調整デバイスは一切禁止になるようです。スタート時の姿勢制御でウイリー防止や、コーナー脱出でのトラクション確保のためのデバイスですが、この禁止によって複雑化して操作が難しくなる方向への是正になるのでしょうか。

しかし車両重量は現在の157Kgから153Kgに軽減されますが、こちらは大差ないですね。排気量も縮小されデバイスも禁止されたらもっと軽量化されても良さそうです。


alt
1983年のGP500マシンの最軽量はSuzukiのRGγでしたが車重は110Kgだったようです。ここまではいかなくとも、レーシングマシンなのですから車重も130Kg前後にすればライディングも比較的容易になってライダーの疲労も軽減されるのではないでしょうか。

ちょっと興味深いのは、条件を公平にするために、各セッションの終了時に、すべてのライダーのGPSデータがすべてのチームに公開されることになるそうです。パフォーマンスの低いチームやライダーにも進歩の機会を提供することができるようにするのが目的で、レースが接戦になるのが期待出来そうです。

これらのレギュレーションの変化で国産車勢が復活してもっと各メーカーが接戦になると楽しいですね。
Posted at 2024/05/14 00:31:39 | コメント(1) | トラックバック(0) | バイク | 日記
2024年05月07日 イイね!

これは来シーズンが楽しみですね…BIMOTAのSBK参戦

これは来シーズンが楽しみですね…BIMOTAのSBK参戦

今まで連覇を何度かしていたカワサキのスーパーバイク(SBK)チームが今期いっぱいでワークス活動を終了するそうです。ちょっと残念なニュースですが、その代わりに来年からはなんとBIMOTAがSBKに参戦するそうです。



alt
現在BIMOTAはカワサキからエンジン供給を受けてTESI H2やKB4を市販しているのでその流れでの参戦かと思われますが、以前にもYAMAHAのFZ750エンジンを搭載したYB4でその当時のSBKと同等のカテゴリーのTT-F1に参戦して1987年の年間チャンピオンを獲った経歴があります。


alt
当時のエンジン供給となった本家YAMAHAのFZ750はこんな感じのバイクでレーサーレプリカではなく、


alt
フレームもこのような感じで当時としては一般的な鉄フレームでしたが、


alt
BIMOTAのYB4は極太のアルミフレームで完全にレーシングマシンという感じですね。これならTT-F1でチャンピオン獲得も納得です。エンジンもFZ750の前傾角が45度だったのに対して38度まで起こしてハンドリングなども改善されているようです。当時のTT-F1は改造範囲が広くて市販車とは別物のマシンが多かったですが翌年にほぼこのままの形で公道用の補機だけ付けてYB4として市販されたようです。


今回はカワサキのNinja ZX-10RRのエンジンを使用してカワサキの取り組みをビモータレーシングプログラムに移管するそうですが、

alt
TESI H2のようなハブセンターステアリングの先進的(実験的?)なマシンになるのか


alt
KB4のようなやや普通のレイアウトになるのかは分かりませんが、SBKはTT-F1に比べると改造範囲が狭いですしホモロゲーション用に市販もしないといけないので、どんな形でも市販マシンが出てくるのでしょうか。


それがKB5として出てくるとすれば今年中かもしれませんが、ちょっと楽しみですね。
Posted at 2024/05/07 06:15:19 | コメント(2) | トラックバック(0) | バイク | 日記
2024年03月27日 イイね!

ネタ切れでしょうか…ちょっと残念なRACERS誌最新号

ネタ切れでしょうか…ちょっと残念なRACERS誌最新号


2輪のレーシングマシンを特集している「RACERS」誌、前号はHondaが全クラスを制覇した1970年代の6気筒250cc!!マシンのRC166の特集でしたが、最新号は一転して昨シーズンのHONDAのMotoGPワークスマシンのRC213Vの特集です。





ここ数年のHONDAはエースのマルク・マルケス選手の負傷をきっかけに低迷しており、昨シーズンは1勝を挙げたものの下位に低迷して、マルクス選手のドゥカティへの移籍につながっています。この状況に関しての取材記事が主になっています。


今までの「RACERS」誌は往年の名マシンや結果には今ひとつ繋がらなくても画期的だったマシンの特集が多かったですが、今回はHONDAやYAMAHAのMotoGPマシンの低迷についての特集といった印象が強く、微妙に掘り下げが浅いかなぁ、という感じです。昨年のマシンなので過去のマシンの特集のようにかなりの内部構造まで写真で紹介もされないので、余計その印象が強いのかもしれません。


それにしても、最近のMotoGPマシンはエアロパーツてんこ盛りでライドハイトコントロール(車高調節)なんかも入って複雑化しており、以前のものとは別物ですね。


alt
それに比べると前号のRC166の特集号はエンジン構造の詳細など、読み応えがありましたね。やはりチャンピオンマシンは出来が凄いです。


今シーズンもMotoGPはヨーロッパ勢に比べてHONDAとYAMAHAは苦戦している感じですが、頑張って挽回して欲しいですね。
Posted at 2024/03/27 06:23:57 | コメント(0) | トラックバック(0) | バイク | 日記
2024年01月23日 イイね!

その手があったか…2ストロークエンジンも奥深いですね

その手があったか…2ストロークエンジンも奥深いですねHONDAがGP500でマシンデビューさせ、レースでは結果を出せなかったものの市販化にまで漕ぎ着けた楕円(レーサーでは長円)ピストンエンジン、開発者の談話の中に「2ストロークでも検討しました」という発言があって「バルブが無いのに楕円って意味あるの?」と思っていましたが、面白い記事がありました。



alt

こちらの雑誌ではGP500でフレディ・スペンサー選手とケニー・ロバーツ選手が史上稀に見る大接戦を繰り広げた1983年のシーズンを特集しており、ホンダのNS500開発プロジェクトリーダー宮腰信一さんはインタビューの中で翌シーズンの1984年型NS500に対して「ロングストローク化(ボア小径化)による高回転化限界の追求を考えた」という発言をなさっているのですね。


普通だと「えっ、ロングストローク化したらエンジンは回らないからパワーアップ出来ないのでは?」と考えてしまいますが、そうとも言い切れないみたいです。

alt

2ストロークエンジンでは4ストロークエンジンと違って吸排気はシリンダーヘッドではなくシリンダー壁の掃気ポートからされます。2ストロークエンジンでは燃焼ガス交換スピードが重要になるので、4ストロークエンジンのバルブ拡大、高回転化と同様の効果がボア小径化によってシリンダー円周に対する掃気孔全幅の比を上げる事でパワーアップにつながるようです。


したがって2サイクルエンジンで楕円ピストン(長円ピストン)を使うと、4サイクルエンジンとは逆に縦長方向の楕円になって、ピストン幅が狭いままで掃気効率が高くなってパワーアップにつながるという発想です。


alt

4ストロークだと楕円(長円)ピストンは同じボア面積でもバルブ面積が稼げるのに対して、2ストロークでは同じボア面積に対してシリンダー壁の掃気ポート面積が稼げるという理屈のようです。これはなかなか盲点ですね。

alt

実際にはV3エンジンのNS500は1983年で開発を終了して翌年V4エンジンのNSR500へバトンタッチされるのですが(数戦優勝しましたが)トラブル続きでチャンピオンは獲得出来なかったNSR500よりも、楕円ピストンで更にパワーアップしたNS500が実現していたらもっと強力でフレディ・スペンサーも連覇出来ていたかもしれませんね。


でも、横長ピストンだったらコンロッドは2本で安定しますが縦長の長円ピストンだと大丈夫なの?などと疑問は噴出してくるので(爆)、実戦に投入されてもやはりトラブル続きで結果は残せなかったかもしれませんね。でも、4ストロークエンジンとは異なって長円にこだわる必要はなさそうなので、楕円ピストンにすれば部品の加工性やピストンリングの精度も上がって意外といけたのかも。


それにしても、常識だと考えられない長円ピストンを4ストロークエンジンだけでなく2ストロークエンジンにも採用しようとしていたとはちょっと驚きですね。今やほとんど絶滅してしまった2ストロークエンジンですが、もしこの技術が実用化されていたらどんな事になったのかちょっと興味がありますね。
Posted at 2024/01/23 00:01:36 | コメント(2) | トラックバック(0) | バイク | 日記

プロフィール

「とにかく上質で快適です http://cvw.jp/b/382708/48604969/
何シテル?   08/17 07:20
最近車を新調しました。小さくて速い車が好み でしたが、色々な事情で現在の車に乗り換え ました。速さ、楽しさ、便利さを両立させるのは なかなか難しいですが、...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/8 >>

     12
34 567 89
1011 12 13141516
1718 1920212223
24252627282930
31      

愛車一覧

BMWアルピナ D3 ツーリング (新?)ミドリーヌ号 (BMWアルピナ D3 ツーリング)
半導体不足などあり、予定よりも半年以上遅れての納車になりました。これから長い付き合いにな ...
BMWアルピナ D3 BMWアルピナ D3
満タンで長距離走れて、なおかつ「駆け抜ける喜び」がそこそこある車、という観点で乗り換えま ...
BMW 1シリーズ クーペ BMW 1シリーズ クーペ
 本当はオーダーでルマンブルーを購入予定でしたが、あまりの注文殺到で年内納車不可になって ...
ホンダ オデッセイ ホンダ オデッセイ
135iの購入時に手放した車です。5年間で13万Km走りました。7人乗れて荷物も積めるの ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation