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RANちゃんのブログ一覧

2019年06月03日 イイね!

200万円の差額は高い?安い?…ALPINA XD3試乗

200万円の差額は高い?安い?…ALPINA XD3試乗
最近ALPINA XD3の試乗記事が色々な雑誌やサイトに載り始め、どれも高評価なので以前に試乗したBMWのX3M40dとどれだけ差があるか試してみたくなって(爆)、ニコル世田谷にお邪魔しました。





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今回は電車で出掛けたので等々力駅からのお散歩になりましたが、等々力渓谷経由で行こうとしたら、環八まで通り過ぎてしまって大回りになりました(爆)。

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等々力渓谷から見上げるとお店の一部が見えるのですが、写真に写っている窓は実は男子トイレ…小用を足すと等々力渓谷を見下ろせます(苦笑)。

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用意されていたXD3はオプションの22インチホイール装着モデルでした。X3M40dと比べると微妙に上品で、ホイールが格好良く見えるのは贔屓目でしょうか。

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この22インチホイール、オプション価格は49万円と高価なのですが、鍛造ホイールで標準装備の20インチホイールよりも軽い!ので結構選択される方が多いとか。ただ、キャッツアイや歩道の段差などには要注意のようです。


乗り込んでエンジンをかけると、X3M40dよりわずかに静かな気もしますが、それほどの差は感じませんでした。ステアリングはBMW標準のものよりやや細身でラバリナレザーなので手触りが良くて好みです。


実際に走り出すと22インチの超大径ホイールから想像するより乗り心地は良く、段差のショックのいなしも優秀で以前試乗したX3M40dのランフラットタイヤに比べると当たりが柔らかです。740dに近い印象です。


試乗コースは第三京浜だったのである程度スピードが出せましたが、333ps/700Nmの直6ディーゼルはなかなかパワフルです。X3N40dより約100Kg重いはずの車体ですが、同等か上回る加速です。さらにエンジン音に雑味が無い上に740dのように静かな分、好印象です。カタログデータ上では大差無いはずなのにちょっと不思議です。


都築インターで降りて一般道を迂回する際にちょっとしたコーナーも走りましたが、その限りではレスポンスも良く気持ち良く曲がれました。


最初の印象としては「100Kg重くてエンジンパワーも大差ないので、価格差を考えるとX3M40dが有利かな」と思っていたのですが、実際の乗り味はかなり違う感じで、先日BMW TokyoBayで試乗したX3M40dと740d xDriveくらいの差を感じました。

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以前から使わせていただいている6気筒ディーゼルの性能曲線ですが、X3M40d(図では740d)とXD3を比較するとあまり差は無いように思えますが、実際に乗ってみると結構違う感触でした。純粋にパワーの差と言うよりは、エンジンの回り方の高級感だったり、サウンドだったり、乗り心地だったりと、数値に表せない部分での差なのですが、これを大差無いと思うか大きな違いだと思うかで評価が分かれる気がします。自分で購入して続けて乗ってみて痛感する部分だと思います。


そうなると本体価格の約200万円の差をどう捉えるか、という問題になりますが、BMWの標準車を買おうと思ってALPINA XD3を見ると「やっぱりこれは高いかも」と思うかもしれません。逆にALPINAを乗り継いでXD3を検討している方からは「この性能と味わいならこれくらいの価格でも納得」となるかもしれません。なかなか微妙なところですね。


XD3の試乗の後で、改めてD5Sも試乗させていただきました。以前も試乗させていただいたので今回が2度目でしたが、XD3と比較すると、実は大柄に見えて100Kg近く車重が軽いのと、セダンで低重心なため加速が鋭く、エンジンの伸びも良かったので好印象でした。


実はD5SよりもXD3の方が車幅が広いので、普段の使い勝手を考えると個人的には幅がやや狭くて運転も楽しく、静かで高級なD5Sの方が良いなぁ、という結論に達してしまいました。時代の流れはSUVかもしれませんが、やはり大きくて重く幅も広いと普段の使い勝手に関しては微妙ですね。


店内にはF30型のALPINA D3Biturboの新車在庫車が展示してありましたが、G20
型3シリーズの発表後に(全幅が広くなった、ルックスが微妙etc.の理由で)かなり売れてしまったようでツーリングタイプの在庫は無くなっており、以前目を付けていたアルピナグリーンのツーリングはありませんでした。

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こちらはちょっと懐かしのアルピナのデコラインのセダン(リムジン)です。内装はベージュでシックなのですが、このグラフィックはちょっと微妙に思えました(爆)。往年のアルピナをご存知の方には良いかもしれません。

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こちらは定番のアルピナブルーのセダンです。最近は左ハンドルは少ないようです。

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こちらはクーペのD4Biturboです。アルピナグリーンなのですが、当日は曇天だったためダークグリーンに見えてしまってちょっと残念でした。実物を見ると格好良くてちょっと欲しくなりました。

G20型の次期ALPINA D3Biturboについてもお話を伺ってきましたが、2020年3月の生産開始予定らしく、今年末の東京モーターショーで全世界に正式発表らしいです。ガソリンのB3Biturbo、ディーゼルのD3Biturboの同時発表のようです。

昔からアルピナは東京モーターショーで海外メーカーがどんどん撤退している最中にも孤軍奮闘してずっと参加してきているので(なんと今年はポルシェは出展中止だそうです。)、かなり日本市場は重視している感じですね。

2020年3月生産枠だと、ミドリーヌ号の次回車検前にぎりぎり間に合いそうなので、具体的な検討候補になってきました。すでに10台くらい注文が入っているそうなので、正式発表前にしっかり情報収集して、出遅れないようにしないといけないですね(苦笑)。
Posted at 2019/06/04 08:40:47 | コメント(4) | トラックバック(0) | 試乗インプレ | 日記
2019年04月09日 イイね!

これは買いですね…G20型320i試乗

これは買いですね…G20型320i試乗

みなさん既に試乗されてかなりの高評価のようなG20型320iですが、地元のディーラーさんで試乗させて頂きました。





試乗車は320i Msportのファストトラックパッケージ装備車です。乗り込んでシートを合わせると、先代よりもポジションが低い感じがします。ステアリングのリムも一段と太くなっている感じで、個人的にはもう少し細い方が好みです。

走り出すと十分なトルクでするすると加速し、どんどんシフトアップします。320iでも300Nmのトルクなので、以前の自然吸気でしたら330iですから何の不満もありません。

近くの伊豆縦貫道でACCなども試させていただきましたが、追尾のレスポンスも早くて穏やかで、十分実用になる感じでした。風切り音も少なくなっている感じで高級です。新型メーターは速度計とタコメーターの間がナビ画面になっているのは最近の車の流行でしょうか。

気が付いたらオーディオにはCDが入らないのでビックリしましたが、スマホの無接触充電ポートもあり、進化しているのですね。

これだけだとお台場のBMW Tokyo bayでの試乗と大差無いので、帰りがけにちょっとワインディングに寄らせていただきました。

シフトはパドルを使ってマニュアルシフトで乗りました。高回転まで回していっても184psとは思えないパワフルさです。スポーツモードで乗ると足回りはかなり硬くなる感じで路面の荒れもそこそこ拾いますが、ボディ剛性も上がったのかショックはすぐに吸収されて不快ではありません。

コーナー入り口での回頭性も良く、脱出時にアクセルを開けると綺麗にトラクションがかかって曲がっていきます。久し振りに3シリーズのセダンでコーナリングの楽しみを味わいました。

試乗車はヘッドアップディスプレー装着車でしたが、スポーツモードにすると速度表示の上にバー表示でタコメーターも表示されます。これはちょっと重宝しました。新型になってタコメーターの作動が反時計回りになってやや違和感があるので、ヘッドアップディスプレーでタコメーター表示はありがたいですね。

ブレーキも剛性感のある効きでコントロールもしやすかったので、ファストトラックパッケージにする価値はありそうです。

コンフォートモードにしても足回りはやや硬い感じで、試乗車はすでに1500Km走っていましたが新機構のダンパーが馴染むのにはまだ3500Km?かかるのでしょうか。個人的にはこのくらいでも許容範囲ですが、ファミリー用途だと微妙に硬いかもしれませんね。ファストトラックパッケージ装備車でホイールは18インチという辺りが順当かもしれません。

個人的にはこれで必要十分以上の動力性能と楽しさなので、初めてBMW購入を検討していたら「これください!」で決定かもしれません。

ただ、330iも50諭吉の価格差で更にパワフルな上、レーザーヘッドライトのオプションは330iしか設定出来ないので悩むところですね。

ところで、実際に320iの購入を考えている方には、現時点だけのお得な条件がありそうです。

というのは、現在日本に導入されている320iは330iと同一エンジンでECUによるデチューン版らしいのです。

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330iのエンジンはエキゾーストマニフォールド一体型のターボチャージャーという贅沢な仕様になっており、ハイパワー対応のようです。

それに対して、今後導入される320iのエンジンはエキゾーストマニフォールドはシリンダーヘッド一体型となっており、新ユーロ排ガス規制やRDEに対応したもののようです。

330iからのECUデチューンで320iに完全対応では無いため燃費はなぜか330iより320iの方が良くないらしいですが(爆)、ECUチューンで手軽に?330i相当のパワーになるようです。

そう考えると、50諭吉(その内に『50栄一』になるのでしょうか)の差はオプションなどに使って、後で不満が出るようなら10諭吉?のコストで330iにするという手もあります。

余裕があれば最初から330iでも良いのかもしれませんが、320iでも全く不満が無いのでこうした選択肢もありかもしれません。

ただ、320iの新型エンジンの導入時期は結構早いようでGW明けだと新型エンジンに変わってしまうという話もあるようですので、

320i買うなら今でしょ!

という気がします(爆)。試乗してみて320iで十分と思われたのであれば、新型エンジンの方がわずかに燃費も良く、もしかしたら値引きも多くなるかもしれないのでもうちょっと待ちでもいいかもしれません。

個人的にはツーリングボディが好みですし、今後導入される320dxDriveはなんとツインターボ!らしいのでそちら待ちですが、現状でも新型3シリーズはかなりの進歩を遂げて良いクルマになったと思います。現状でしたらメルセデスのCクラスよりも3シリーズの方に魅力を感じました。
Posted at 2019/04/09 08:24:13 | コメント(2) | トラックバック(0) | 試乗インプレ | 日記
2019年04月02日 イイね!

やっぱり6気筒ディーゼル良いですね…X3M40d、740d試乗

やっぱり6気筒ディーゼル良いですね…X3M40d、740d試乗
仕事がらみでお台場に出張になったので、BMW tokyo bayに寄る事にしました。何か試乗が出来るかと思いましたが、新型3シリーズは大人気で試乗の枠が埋まっていたので、取りあえず(爆)X3M40dと740dを試乗させていただく事にしました(それでも2時間待ちでした)。



まずはX3M40dから。SUVなのでポジションはやや高めですが、シートポジションはきっちり合いました。以前X2に試乗した時のようなペダル配置の違和感はあまり感じませんでした。


エンジンをかけると6気筒だけあって振動も無く静かです。車内だとほとんどディーゼルを感じません。

お店の駐車場(かなり広いです)をゆっくり徐行してから公道に出ます。走り出しも滑らかで放っておくと2000回転以下でどんどんシフトアップしますが、低速トルクが豊かなので余裕です。

先が開けたところでスポーツモードにしてマニュアルシフトで深く踏み込むと、かなりの加速です。6気筒らしい気持ち良いサウンドで、ガソリン車と同等の感じ。4気筒よりも気持ち良いです。

全域トルクフルですし、高回転になっても勢いが衰えないのが気持ち良いです。4気筒のガソリン車でも最近は400Nmのトルクになっていますが、ダッシュは段違いでした。

次は740dxDriveに試乗させていただきました。エンジンをかけると、先程のX3M40dと違って格段に静か。

走り出すとX3M40dよりはやや穏やかな発進ですが、これは車格というかキャラクターの違いなのかもしれません。もちろん十分なトルクですが、アクセルの踏み込みに対してX3M40dより加速が緩やかな感じなのは車重の差もあるのかな、と思いました。

先が開けてからダッシュをかけましたが(爆)、意外な事に740dの方が吹け上がりが軽く、シートに背中を押し付ける加速Gを感じました。高回転への伸びもこちらが一回りパワフルで、ガソリンエンジンのようです。以前に試乗した740iに比べてかなりパワフルで、体感上は550iといった感じでしょうか。

エンジン音もかなり抑えめで静かで上品です。それでいてきちんと6気筒の気持ち良いサウンドです。740iと比較してみると同グレードで740dxDriveの方が50万円ほど高いですが、私ならもっと価格差があっても絶対740dxDriveを選択します。

両車を比較してみるとエンジンとミッションは全く同じはずで、車重は740dxDriveの方が100Kg重いのですが、なぜか740dxDriveの方がエンジンの伸びが良くダッシュも良かったのが不思議です。単なる個体差かもしれませんし、ATの最終減速比やセッティングが微妙に違うのかもしれませんが、試乗した範囲では740dxDriveの方が気持ち良く楽しいクルマでした。

試乗コースはBMW tokyo bayの周囲の直線道路で路面も良く、直線状態での評価しか出来ませんでしたが、740dxDriveの方が重心も低くて車体構造もアルミやカーボンなどを奢っているので、山道でもX3M40dより楽しい可能性もありますね。

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以前にこの方に作っていただいたグラフからの推測では、BMWのB57型6気筒ディーゼルはALPINAのエンジンやメルセデスのOM656型6気筒ディーゼルに比べて線が細いのでは、と思っていましたが実際に乗ってみると嬉しい驚きで遜色ありませんでした。ALPINAの試乗では高速道路にも乗れるので高速域での比較にはなりませんが、一般道でのエンジンに関してはほぼ互角な感じでした。

ALPINA XD3とBMW X3M40dとの比較では動力性能はほぼ互角と思われますので、ALPINAならではの車体の煮詰めと高級感を加味しても、200諭吉以上安いX3M40dはかなりコストパフォーマンスが高いですね。私もこの両車の比較ではX3M40dに傾いてしまいそうです(苦笑)。もちろん実際にはクアッドターボのXD4を狙いますが(爆)。

今度は740dxDriveとメルセデスS400dの比較ですが、グラフから予想した通り低速域から中速域にかけてはS400dの方がパワフルでディーゼル的な力強さがありました。車重は150KgほどS400dの方が重いのですが、低速トルクの太さに関してはメルセデスの方が一歩リードのようです。一方高回転域での伸びに関しては740dxDriveはガソリン車と遜色無い気持ち良さでしたので、もうこれは好みの問題かと思います。

実用域からトルクフルで高級感や静粛性でやや上を行くメルセデスS400dか、エンジンの気持ち良さや車体の軽快感で運転が気持ち良いBMW 740dxDriveか、完全に好みの範囲かと思いますが、価格はS400dの方が150諭吉ほど安いので、コストパフォーマンスは高いですね。でも、自分の好みで選択すればどちらも大満足だと思います。

それにしても、これだけパワフルで気持ち良いエンジンが5シリーズやEクラスに載らないのは非常に勿体ないですね。7シリーズやSクラスが車として良いのは分かっていますが、如何せん大き過ぎです。そういう意味ではX3M40dはかなりのお薦めでしょうか。

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試乗をずっと待っている間(爆)、店内を散歩しました。入っていくといきなりi8ロードスターが2台置いてあるところがゴージャスです。2シーターになってしまったのでただでさえ少ない荷物置き場がほとんどなくなりましたが、そんな文句を言う車では無いのでしょうね。

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新型3シリーズは実物を見た方が確かに違和感はありませんでしたが、ここだけ同行した助手席の姫は「ちょっと顔付きがいかつい〜」とお好みでは無かったようです。ボディカラーの印象もあるでしょうか。普段はツーリングに乗っているためセダンだと車内空間拡大の印象は薄いですが、セダン同士の比較では居心地が良くなっているのでしょうか。

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ちなみに、「こっちの方が素敵〜」とM2にはダメ出し出なかったので、チャンスかも(爆)。

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新型Z4も実物を見た方が格好良かったですが、実際にシートに座ってみるとボンネット端は確認出来なかったので、試乗して実際に運転してみないと、と思いました。キャンバストップになったのは個人的には歓迎です。

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バイクの展示コーナーもあったので、最新型のS100RRがあるかと思いましたが、さすがに置いてありませんでした。写真はカタログから撮らせていただいたレース用バージョンですが、市販車でも何とカーボンホイール!!のオプションがあり、装着すると装備重量が195Kgです。これでパワーは207psですからパワーウエイトレシオは1を切っており!、公道で乗る場所は無いかもしれませんがちょっと欲しいです。

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BMW伝統の水平対向エンジンのモデルも置いてありました。

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こちらのモデルの方がカフェレーサーっぽくて好みでした。BMWのバイクはイメージに反して?結構重いのですが、このバイクは装備重量で218Kgと国産車の大型バイクより軽いくらいなので、走りも楽しそうです。

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またがって上からみると、水平対向エンジンなので左右のシリンダーヘッドが前後に食い違っているのがちょっとお茶目です(爆)。

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最新型の水冷の水平対向エンジンのカットモデルも展示してありました。ボクサーと言えばポルシェやスバルというイメージでしょうが、BMWはこのエンジンを戦前から作っているので大先輩ですね。


ヘルメット持参なら試乗も出来るらしいので、今度はバイクの試乗もありかもしれません。その前に体力を鍛えておかねば(爆)。

それにしても、BMW tokyo bayで試乗に同行していただいた方は本当にただの付き添いの確認の方という感じで、車に関しても詳しくなく(X3M40dの後の試乗車が分からず、3シリーズのカブリオレと7シリーズの区別が付いていませんでした)、詳細な質問は店内に帰ってから、というスタンスだったのはちょっと残念でした。試乗車も豊富で沢山の方が見えるので人材不足なのでしょうか。

六本木でメルセデスの試乗の際も、同乗の方は何か上から目線で大仰でしたし(その割に「アルピナ乗ってます」といったら態度が変わったのでちょっと腹立ちました)、もう少しおもてなしの配慮とクルマの知識があれば、購入する気になるのになぁ、と思いました。そうした面ではアルピナの世田谷はきちんとした対応で気持ち良いです。6気筒ディーゼルはなかなか試乗のチャンスが無いのでBMW tokyo bayでお願いしましたが、本当に気になる車種はやはり地元のディーラーでした方が良さそうですね(爆)。
Posted at 2019/04/02 12:25:56 | コメント(3) | トラックバック(0) | 試乗インプレ | 日記
2018年12月11日 イイね!

やっぱり直6はディーゼルでも最高…メルセデスベンツS400d試乗

やっぱり直6はディーゼルでも最高…メルセデスベンツS400d試乗

BMWのX3M40dにはまだお目にかかれなかったので、久し振りにメルセデスのディーラーさんにお出掛けしてデビューした直6ディーゼルのS400dに乗らせていただきました。



乗り込んでエンジンをかけると…とても静か。振動も全く無く、車内に居る限りはディーゼルエンジンとは分かりません。4気筒のガソリン車の方がうるさいくらいです。アイドリング回転は800回転で以前試乗したS450よりはちょっと高めです。


発進しても低速から充分なトルクがあって、モーターのサポートがあるS450と同等か上回ります。パワーは340ps/700Nmと、6気筒ディーゼルでは一番の高出力(ALPINA D3Biturboを除く)ですし、最大トルクは1200〜3200回転と発生回転域がこれも一番広いです。データ的には日本で市販されている直6ディーゼルの中ではピカイチです。ALPINAの直6ディーゼルも現行型は333ps/700Nmなのでさすが最新型ですね。

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エンジンルームの写真からは吸気系のボリュームも大きく、排気系と排ガス処理系の補機がコンパクトにまとまっており、直列エンジンのメリットが発揮されていますね。


まだディーラーに来たばかりのド新車でしたのであまり回せませんでしたが、それでも直6の滑らかさで綺麗に吹け上がります。最大パワーの発生が3600〜4400と高回転域なので、乗った限りでは頭打ち感はありませんでした。



性能曲線上でも最大トルクまでの立ち上がりが速く、1000回転で既に600Nmのトルクが出ていますから、走りだしたら全域トルクピークといった感じですね。高回転側でもトルクの落ち込みが少ないのでツインターボがフルに効いている印象です。パワーピークの領域が800回転続いているのはディーゼルエンジンでは珍しいですね。それだけ高回転でもパワフルなのかもしれません。


先日試乗したALPINA D5Sが滑らかにスピードを乗せていくのに対してトルクの太さを伴いながらパワーも付いてくる感じで、ある意味メルセデス的な線の太いキャラクターに思えましたが、ド新車で当たりが付いていないでしょうから、距離が進むともっと滑らかになるのかもしれません。


トップギアの走行だと100Km/hで1200回転しか上がらず、その状態でも滑らかに走っていたので、高速巡航だとかなり燃費が良いかもしれません。試乗車は降ろしたてで近くしか走っていなそうですが走行燃費計は11.5Km/Lでしたので、Sクラスの図体を考えるとかなり燃費が良いですね。満タンで1000Km走行は余裕だと思います。


S450と比べても吹け上がりも同等ですし、長距離走行が多い方はこちらがおすすめでしょうか。もう好みの問題だと思います。


旧世代のV6ディーゼルと比べてもパワー感、吹け上がりともに別格な感じでALPINAのディーゼルと互角か上回っているかもしれません。B57型のBMWディーゼルにはまだ試乗していませんが、マセラティのディーゼルよりは気持ち良くパワフルです。


車をお返ししてから帰りは最寄りの駅まで送っていただいたのですが、後席に座っていても当然乗り心地は良くて静かで快適でした。さすがSクラス、荒れた道でもフラットに滑らかに走っていて高級でした。


このエンジンがEクラスに搭載されるようでしたら、すぐに欲しいなぁ、と思いました。もうすぐGクラスにも搭載されるようですね。
Posted at 2018/12/11 08:35:16 | コメント(1) | トラックバック(0) | 試乗インプレ | 日記
2018年10月10日 イイね!

これは痛快…メルセデスC200チョイ乗りとAMG E53試乗

これは痛快…メルセデスC200チョイ乗りとAMG E53試乗
ALPINA試乗の翌日は、BMWのディーラーでX4のチェックをしようと思ったのですがまだ試乗車が無いため(爆)、メルセデスのディーラーにお邪魔していました。




マイナーチェンジしたCクラスの1.5Lモデルと直6搭載のEクラスの試乗をお願いしましたが「E53の後でCクラスに乗るとがっかりするかも」とのおすすめに従って(笑)C200から試乗させて頂きました。


乗り込んでシートを合わせ、エンジンをかけると静か。メルセデスの1.5Lは4気筒なのでBMWの1.5L(こちらは3気筒です)に比べるとやや静かかもしれません。


走り出しても低速から1.5Lターボとは思えないトルクが出ている感じで充分力強いですが、これはベルト駆動のモーターアシストが効いている感じです。全開にするとわずかにタイムラグがある、とのインプレもありますが、普通の範囲の加速では全く気になりません。2L4気筒の上級モデルと同じくらいのダッシュがある感じでした。


BMWの「20i」や「(なんちゃって)23i」に比べると全域で元気な感じで、同じ車体ならメルセデスのエンジンの方が良いなぁ、という印象でした。


ただ、カタログを見ると燃料タンク容量が41L!ちょっと少ない感じです。1.5Lでかなり燃費は良いのかもしれませんが、満タンで遠出しても距離が伸びない気がします。これはディーゼルの220dでも一緒なのですが、何故こんなに少ないのか疑問ですね。AMGモデルだと66Lなので、せめて50Lくらいは欲しいです。


次に乗ったのは直列6気筒ターボのAMG E53です。車内はEクラスでもスポーツシートにステッチが入ってかなりスポーティーです。


エンジンをかけると…普通でした。もっと吠えるかと思いましたが静かです(爆)。早速発進しましたが、以前試乗したS450に比べて80Kg軽いのと、更にエンジンがパワフルなので(S450は367ps/500Nm、E53は435ps/520Nm)かなりのダッシュです。モーターアシストもあるので、以前乗ったAMG C63に近いパワフルさです。おまけに直6の綺麗な吹け上がりなのでとても楽しいです。レブリミットは6500回転なのでそれほど回せる訳ではありませんがつい回したくなるエンジンです。


スポーツモードにすると音がやや豪快になるのと、シフトアップの度にアフターファイヤーのような破裂音も交じるのでかなりスポーティーです。この辺りはAMGモデルの共通の味付けなのでしょうか。


エコモードにすると過激なエンジン音は無くなって上品ですが(爆)、それでも充分以上のトルクと吹け上がりなので、普段はこれでも充分な感じですし、スポーツモードのシフトショックも無いので同乗者が居る場合には適しているかもしれません。


コーナーも少し走ってみましたが、コンパクトな直6は重量も軽そうで、鼻先の重さは感じませんでした。以前同じコーナーを走った時には某スポーツカーメーカーの大型セダンはアンダーが出てタイヤが鳴きましたが、軽々とクリアーして楽しいです。


シートはもう少し柔らかめでも良いかもしれませんが、普段使いでは上品に乗れて飛ばしても楽しめるオールラウンダーだと思いました。これがE63になると全幅が1905mmになってしまうのですが、E53だと1850mmのままなのもポイント高いです(爆)。ただ、最小回転半径が5.9m(標準モデルは5.4〜5.5m)なのが玉に瑕なくらいでしょうか。


メルセデスは新世代のエンジンが非常に楽しいですが、BMWは3シリーズのモデルチェンジで巻き返しがあるのでしょうか。
Posted at 2018/10/10 13:05:09 | コメント(2) | トラックバック(0) | 試乗インプレ | 日記

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「とにかく上質で快適です http://cvw.jp/b/382708/48604969/
何シテル?   08/17 07:20
最近車を新調しました。小さくて速い車が好み でしたが、色々な事情で現在の車に乗り換え ました。速さ、楽しさ、便利さを両立させるのは なかなか難しいですが、...
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