
今年もやってきました、「Internatinal Engine of the Year」。今年の受賞エンジンは、というとほぼ予想通り?の「FIAT ツインエア」でした。
「International Engine of the Year」受賞だけではなく、「Best New Engine of the Year」、「Green Engine of the Year」、「Sub 1-litre」受賞とほぼ完全制覇の様相です。
ダウンサイジングを徹底した2気筒、直噴ターボにマルチエア(FIAT版バルブトロニック)採用と、新技術がてんこ盛りなので受賞は順当かもしれませんが、電気自動車やハイブリッド勢を押さえての受賞はやはり技術的な評価でしょう。
BMWのN55型エンジンが先鞭を付けていますが、直噴ターボにバルブトロニックを併用する事でミラーサイクル的なエンジン制御が出来るため、好レスポンスと燃費が両立出来るようですね。
詳細はこちらに詳しいですが、日本勢はと言えばプリウスのエンジン、日産リーフのモーター、ビッツのエンジン、GT-Rのエンジンが部門賞でベスト5に入っているくらいで、総合では全滅状態。ちょっと悲しいです。まあ、技術的にはハイブリッドなだけで、ダウンサイジングやバルブトロニック制御で完全に立ち後れていますので当然の結果かもしれませんが。来年はスカイアクティブエンジンに是非とも一矢報いて欲しいです。
それに比べると、BMWは総合では総合部門では4位なものの、部門賞は半数以上を獲得しているので、かなり頑張っていますね。来年は新型3シリーズのデビューと合わせて新型(3気筒?)ダウンサイジングエンジンも登場のようなので、巻き返しでしょうか。
FIATのツインエアは2気筒になった分かなりコンパクトなようで、そのスペースを利用してモーターを組み込む予定もあるとか。そうすると、ハイブリッド版は来年連続受賞かもしれませんね。
早く実車の500ツインエアに乗ってみたいですね。
Posted at 2011/05/19 12:29:57 | |
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くるま | 日記