全くのニューマシンでカワサキのテストライダーのフロリアン・マリノ選手の初日のタイムは13位だったので、そこそこの速さでしょうか。まずはシェイクダウンでセッティングが決まり出したらレギュラーライダーのテストになるのでしょうか。
と思ったら翌日にはレギュラーライダーのアクセル・バッサーニ選手が1分38秒478のトップタイムを叩き出し、もう一人のアレックス・ロウズ選手もバッサーニ選手に次ぐ0.201秒差の1分38秒679の2番手タイムでした。ちなみに3番手にはKawasaki Puccetti Racingのギャレット・ガーロフ選手が入っており、カワサキ勢が好調のようです。
ただ、今年のチャンピオンのトプラク・ラズガットリオグル(凄い名前ですがトルコ人だそうです)選手のBMWは走っていないので本当のポジションはまだ不明ですが、前年のチャンピオンのアルバロ・バウティスタ選手のドゥカティよりも速いタイムなので十分期待出来そうです。
フレームはビモータお得意?のトレリスフレームでスイングアームピポットとの接合部にゴツい可変マウントのような部分があるので、ここで微妙にエンジン位置などのディメンション設定をしているのかもしれませんね。
スイングアームはアルミの削り出しのようで、裏面は切削加工で複雑な形状をしていますね。他のメーカーがアルミ板の溶接によるモナカ構造なのに対してビモータ独自で格好良いですね。
しかし、SBKのホモロゲ取得には参戦初年度(=2025年)に250台、翌年250台の計500台を生産する必要があるのですが、従来のビモータのような価格だとこの台数の販売は難しそうなので、予想よりも安く出てくる(400万円前後?)のでしょうか。KB4が437万8千円ですので、それより安く出てくると良いですね。
いずれにせよ、シェイクダウン直後でそこそこのタイムを出しているので、来シーズンはBMWやドゥカティとの優勝争いを期待してしまいますね(HONDAにも頑張って欲しいです)。鈴鹿8時間耐久にも参戦してくれるともっと面白いですね。
ところでBMWは2輪と4輪の双方にレース参戦している数少ないメーカーですが、世界選手権のタイトルは50年ぶり(サイドカーのクラスです)かと思ったら、2016年にもLCR-BMWでタイトルを取っていたのですね。このLCRのシャーシで市販化されたのが憧れの
クラウザー・ドマニですね。それでも普通の2輪としては本当に久しぶり(多分戦後初でしょう)なので、なかなかやりますね。
Posted at 2024/10/29 06:14:45 | |
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