今まで連覇を何度かしていたカワサキのスーパーバイク(SBK)チームが今期いっぱいでワークス活動を終了するそうです。ちょっと残念なニュースですが、その代わりに来年からはなんと
BIMOTAがSBKに参戦するそうです。
現在BIMOTAはカワサキからエンジン供給を受けてTESI H2やKB4を市販しているのでその流れでの参戦かと思われますが、以前にもYAMAHAのFZ750エンジンを搭載したYB4でその当時のSBKと同等のカテゴリーのTT-F1に参戦して1987年の年間チャンピオンを獲った経歴があります。
当時のエンジン供給となった本家YAMAHAのFZ750はこんな感じのバイクでレーサーレプリカではなく、
フレームもこのような感じで当時としては一般的な鉄フレームでしたが、
BIMOTAのYB4は極太のアルミフレームで完全にレーシングマシンという感じですね。これならTT-F1でチャンピオン獲得も納得です。エンジンもFZ750の前傾角が45度だったのに対して38度まで起こしてハンドリングなども改善されているようです。当時のTT-F1は改造範囲が広くて市販車とは別物のマシンが多かったですが翌年にほぼこのままの形で公道用の補機だけ付けてYB4として市販されたようです。
今回はカワサキのNinja ZX-10RRのエンジンを使用してカワサキの取り組みをビモータレーシングプログラムに移管するそうですが、
TESI H2のようなハブセンターステアリングの先進的(実験的?)なマシンになるのか
KB4のようなやや普通のレイアウトになるのかは分かりませんが、SBKはTT-F1に比べると改造範囲が狭いですしホモロゲーション用に市販もしないといけないので、どんな形でも市販マシンが出てくるのでしょうか。
それがKB5として出てくるとすれば今年中かもしれませんが、ちょっと楽しみですね。
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Posted at
2024/05/07 06:15:19