
右側は先日VWから発表された、XL-1プロトタイプです。800ccのディーゼルハイブリッドで燃費は111Km/L!カーボンなどを多用し、車重は795Kg!…って795Kg?
なぜここで「795Kg?」という疑問符が付くかと言うと、HONDAが1999年に発売した初代インサイトは、820Kg!!だったのです。
この車も、オールアルミボディで樹脂パーツを多用していますが、211万円で普通に販売していた(原価割れと言われてますが)自動車でした。たった70psでしたが、100Km/h巡航で27Km/L走る車で運転も楽しかったです。
1999年にこのスペックでしたら、現在の技術でモーターやバッテリー、エンジンを作り直したら、もっと軽量、パワフル、低燃費の車になっているでしょう。
それに比べてVWのXL-1は空気抵抗を極限まで低くするために全高は1156mmで普通に乗り降り出来ないのでガルウイングドアになり(それはそれで格好良いですが)、リアガラスは無いボディでバックミラーも無く(後ろを見るのはバックカメラ越し)、ほとんど実用性無しの実験車です。サイズも小さいのに、795Kgもあるんですね。ロータスエリーゼ、モーガンのライフカーなどと比べても重いです。
そう考えると、10年以上前にこれだけの軽量化した車を販売してHONDAってある意味凄い(というか、お馬鹿)と思います。ちなみに、インサイトを作っていた工場のラインで他に作っていたのは、なんとNSXとS2000!如何に手間を掛けた車だったのか、良く分かりますね。
今のHONDAではこんな「燃費フォーミュラーカー」は出てこないと思いますが、こういう変な車?も作って欲しいなぁ…などど、旧オーナーとしてはちょっと期待してしまいます…どこかにMTの中古ないかなぁ…。
などと思っていたら、今月発売の「ENGINE」誌に全く同じ趣旨の記事が書いてあって、ちょっと笑えました。
Posted at 2011/03/04 13:23:31 | |
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くるま | 日記