先週ディーラーさんに寄って「BMWマイレージアップ・キャンペーン」の申し込みをした時に「来週320iが来ますよ〜」とうかがったので、早速乗ってきました。
試乗車は320i Sportでした。乗り込むとシートのステッチがスポーティ。サイドのサポートもしっかりしていて、以前乗ったLuxuryより良かったです。
何より嬉しいのは、シートのリクライニングがしっかり直立に近いところまで調節出来るところ。自分好みのポジションに出来ました。国産車はこの点、シートが結構寝ている車種が割とあるので、その時点で却下です。
走り出してみると
印象は328iと同様ですが、微妙にエンジン回転が高い感じで、その分元気な印象です。328iに比べても特にトルクが細い感じもなく、8速ATに任せているとするするシフトアップしていきます。
エンジンのレスポンスは328iに比べるとちょっと鋭い感じで、ただのデチューン版と思いきや、328iのN20B20Aが圧縮比が10.0なのに対して320iのN20B20Bは11.0。ほとんど自然吸気エンジンと遜色ない圧縮比の高さなので、これがアクセルレスポンスの自然さにつながっているのだと思います。
おまけにちょっと空いた道で踏み込んでみると、軽く6000回転まで綺麗に回り、ダウンサイジングターボにありがちなパワーの頭打ち感もあまりありません。印象としては自然吸気エンジンのN43B20Aのレスポンスはそのままに、トルクだけ上乗せした感じで好印象でした。
このモデルではステアリングの手応えもやや重く、328iLuxuryの心許ない軽さよりは好ましく感じました。ただ、切り始め直ぐの微小な角度の不感帯はやはりあり、ALPINA D3 Biturboの滑らかなステアリングとはかなりの差がありました。
328iの場合にはどうしてもE90等の直6モデルと比べられてしまうのでエンジンフィーリングについては辛口の御意見が多くなりますが、320iなら4気筒同士の比較になり、そういう視線で見てみるとE90に比べて全方位で進化しており、もしE90とF30が同価格であったら新型を買わない理由は無いと思います。
そういう意味では、320iこそがF30のスタンダードであり、他のモデルはプレミアム、またはパワーにどれだけ対価を支払えるか、という選択のような気もします。
それに、好きな方には唯一MTの設定があるという点で魅力的な気もします。私も320iのMT車があれば、もう一度試乗してみたいです。
こうなると、そろそろやってくる320dにも結構期待が持てるかもしれませんね。
ところで、ディーラーにはこんな色の116iも置いてありましたが、良くみるとパールが入っていて陽射しが当たると綺麗でした。
表には納車準備の120i Mスポーツが置いてありました。結構精悍な感じです。
横から見ても、グリル回りがとんがった感じが薄れて普通です。
正面から見ると、やっぱりお茶目?
近付いてみると、ちょっとしたラインの違いでかなり顔付きが変わるのですね。
こちらは同じアングルからの標準モデルです。
助手席の姫はお出掛けで別行動でしたので、他にも内緒でFIATやPORCHEのディーラーさんで楽しく歓談して(笑)、楽しく過ごしてしまいました(爆)。
「余裕ができたら500なんか良いかも」とは言われているので、頑張って節制せねば。
Posted at 2012/05/28 13:09:12 | |
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