RX-8がディスコンになってからは御無沙汰のロータリーエンジンですが、ひょんな所から復活しそうですね。
以前にもロータスでレンジエクステンダー用のエンジンとして採用例がありますが、今度は
本家のマツダから発表されましたね。デミオEV用のレンジエクステンダー用ユニットです。
標準車に比べて少しトランクルームは狭くなっていますが、
なんと床下にレンジエクステンダー用ユニットが入っているのですね。
同じ出力ならレシプロエンジンよりかなりコンパクトになり、振動、騒音面でも有利なようです。
レンジエクステンダー用ユニットとしても、ガソリンやディーゼルの発電機より優秀です。そして、ロータリーエンジンの特徴の一つとして色々な燃料が使えますからかなり有利な気がします。
現行の13Bエンジンと比べるとさすがにコンパクト。シングルローターで
330ccですが、2ローターにして軽自動車に積む予定はないとか(爆)。
ただコンパクトにしただけではなく、開発が継続されている「16X」の技術が転用されているので、ロータリーエンジンとしても進化しているそうです。
二酸化炭素の排出量しばりの観点や可変制御の面から考えるとロータリーエンジン単体での復活は難しいのでは、と個人的には考えていますが、こうした用途なら充分、というかメインで使えそうですね。
アコードHVやアウトランダーPHEVのような、モーター主導のハイブリッドの方が現時点ではガソリンエンジン主体のハイブリッドより優れていると思われますから、始めからレンジエクステンダーEVとしてのシステムにすれば、このロータリーエンジンは主役に躍り出るかもしれませんね。
ただ、法のしばりから「レンジエクステンダー用ユニットは標準のEVの航続距離の2倍まで」という規格になっているみたい(まるで「カメラでの動画撮影は30分まで」というのと一緒)で勿体ないので、始めからアコードやアウトランダー方式にして、ハイブリッドとして使った方が良さそうですね。
これで生産が再開するようなら、ハイブリッドスポーツカーとしてRX-8も復活するかもしれませんね。
Posted at 2013/12/24 17:52:12 | |
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