
1年点検のミドリーヌ号の代車はX1 sDrive18iでした。昨年も乗った車ですが、今回もいろいろ考えさせられました。
ドアを開けるとちょっと高めのポジションで、これはこれで楽ちんな姿勢です。シート合わせも比較的楽です。
エンジンキーを縦にして差し込むのと、スタートボタンが斜めになっているのはちょっと違和感があるところですが、慣れの問題でしょうか。
エンジンは今となっては貴重な、自然吸気の4気筒2LのN46B20Bに6速ATの組み合わせです。
走り始めは普通にスムーズでそれなりの加速ですが、ある程度スピードが出た状態の高いギアで低回転からだと、レスポンスはするものの加速感が貧弱です。50Km/hくらいまでなら不満はありませんが、それ以上の速度だと2000回転以下だと加速には使えない印象です。
例えば、高速道路で90Km/h、6速では2000回転ですが、全然加速しません(爆)。5速2500回転でも加速は鈍く、4速3000回転まで落として何とか加速感が出て来て、もう少し加速しようと思うと3速まで落とす必要を感じます。
これはMTシフトによるものですから、Dモードでクルージングしていると、シフトダウンしないとまるで加速しない印象でちょっとストレスです。かといって、2速でリミットまで回してもそれほど加速しないので燃費の分だけ損な感じです(爆)。
しかしこれは、1570Kgの車重に2Lの自然吸気なので、BMW中でもっともトルク/ウエイトレシオが大きいので当然かもしれません。もっと軽い3シリーズや1シリーズの「20i」なら、ここまでの力不足は感じなかった記憶があります。
車としては、立体にも入る手頃なサイズでユーティリティも高く、3シリーズのツーリングと購入を迷う車だと思っているので、ちょっと勿体ないです。
ステアリングの手応えも単に重いだけでグニャっとしていますし、ランフラットの足回りは微妙にばたばたしています。コーナリングのマナーは見た目に反してBMW共通の気持ち良いものなので、尚更勿体ないです。
マイナーチェンジでX1にもF30にも搭載のダウンサイジングターボのN20B20Aが搭載されたsDrive20iが追加されましたが、こちらはパワーも184ps/270Nmで8速ATですから不満がなさそうなのに、どうして「18i」が残っているのか不思議です。
と思ったら、ドイツ本国にも残っているのですね、「18i」。謎は深まります。どうせ残すなら、2.5Lか3Lの6気筒を残してくれればいいのに、と思いました。でも、ドイツでは16d、18d、20d、25dとディーゼルのラインアップが多くて本当に羨ましいです。
ミドリーヌ号と比べるのが可哀相ですが、滑らかなステアリングでコーナリングも楽しく、太いトルクで怒濤の加速が楽しめるのに燃費はX1 sDrive18i(今回乗った時には8Km/L弱でした)の2倍近く良いので、なぜこのX1が残っているのか、本当に不思議です。
それと、降りる際にドアを閉める時に毎回静電気の火花が散ってびっくりするのも困ります…これは私のせいでしょうか(爆)。
自然吸気エンジンも楽しい事は確かですが、こんなモデルを残しているのだったら
早いところX1 xDrive20dを導入すれば大ヒットなのに、と思います(爆)。
1シリーズにもディーゼルは搭載されないですし、X1と合わせてもったいない話ですね。「25d」が導入されればパワフル、頭が軽い、燃費も良いと三拍子揃ったスポーツディーゼルになりそうなのですが、つくづくもったいないです。
Posted at 2014/01/23 17:45:19 | |
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BMW | 日記