毎年恒例の「
インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤー」、発表になったのですね。数年前からエコエンジンが席巻していますが、今年はどうでしょうか。
トータルでのエンジン・オブ・ザ・イヤーは今年もフォードの
1L3気筒のエコブーストエンジンでした。フィエスタに試乗してかなり楽しかったので納得ですが、日本では今一つ人気が無いのがもったいないですね。でも、2位が458イタリアのV8エンジンという辺りがこの賞の面白いところですね。VWのツインチャージャー1.4lが3位なのは順当かもしれませんが、4位にはAMGの2L4気筒、5位にはテスラのモーター、というのも興味深いです。
排気量別だと、
1.4L-1.8LではBMW/PSAの1.6L4気筒に僅差で新型3気筒のB38型エンジンが迫ったのが面白いですね。4位にはアルファロメオの4Cのエンジンが入っているのがファンには嬉しいかも。
2L-2.5Lクラスでは、AUDIの5気筒エンジンとわがマツダのスカイアクティブディーゼルが良い勝負でした。メルセデスの4気筒ディーゼルを引き離しているのが嬉しいかも。
2.5L-3Lクラスでは、BMWのN55型6気筒エンジンが首位でした。2位にはボクスター/ケイマンの2.7L水平対向6気筒が僅差で続いていますが、M3/M4のS55エンジンがちょっと離されて3位なのですね。少し意外でした。エンジンの気持ち良さならS55>N55のはずですが不思議です。
それにしても、排気量の区分けが細か過ぎる気がするのは私だけでしょうか。
ちょっと面白かったのは、1L未満クラスとグリーンエンジンクラスで、BMW i3用のレンジエクステンダー用ユニットの2気筒647ccのエンジンが入賞していた事です。これって直接的に駆動に関与していないエンジンなのに、不思議ですね。
以前にはそこそこ頑張っていた日本のハイブリッドエンジンも、トータルはおろか排気量別でもグリーンエンジン部門でも全滅でした。これは単なる燃費競争や熱効率だけではなく、エンジンとしての魅力も評価されているのでしょうね。
そういう意味では、マツダの一連のスカイアクティブエンジンはガソリンもディーゼルの高評価なのは嬉しいですね。もうすぐデビューする
デミオの1.5Lスカイアクティブディーゼルは上位入賞するのではないでしょうか。
来年はBMWの
世代替わりのB型エンジン(B37,B38,B47,B48,B57,B58)も続々デビューするでしょうから、今年より面白い闘いになりそうな気がします。
Posted at 2014/06/26 14:08:40 | |
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BMW | 日記