2009年01月30日
ROMチューン以外で定番のチューニングと言えば
アルミ製の軽量クランクプーリーでしょうか。
まぁまぁチューニングパーツとしては値段もお財布に優しいし、
対効果も実感出来るパーツで装着しているユーザーも多そうです。
しかし本来のプーリーの役目を考えるとクランクシャフトの
曲げ振動や捩れ振動を吸収、いわゆるマスダンパーとして
機能するのが目的なのです。
レーシングエンジンのクランクは設定したレースマイレージ
持てばよいし、もともとプーリーのウエイトが
軽くても問題ないような設計とクオリティとなっていますが
市販車はコストの問題などで重さや剛性、精度が足りず、
またクランクのバランス率(往復運動部分のイナ-シャを打ち消す割合)
が低かったりして振動が多いのです。
振動はフリクションの増加、メタルにダメージを与え
最悪はクランクの切損などに繋がる場合もあります。
もっともゴルフのクランクが切損したなんて
聞いた事も無いですけどね(笑)
しかしながら、もし軽量プーリーに交換して振動が増えたと
感じるなら、バランスが崩れ振動を吸収出来なくなったと
考えて良いかもしれません。メタルやクランクがいきなり
駄目になるとは思えませんがクランクの反対側にDSGが
繋がっていることも忘れてはいけません。
このギアボックスに振動が伝わって何らかの
トラブルを招く可能性もあるかもしれませんからね。
それと市販されている軽量プーリーは小径になっている為に
専用のベルトを使用しなければなりませんよね。
当然ですが切れた場合は専用ベルトが必要です。
これも私が装着を躊躇う要因の一つでもあるかな。
何処かのショップでノーマルベルトを使用出来る
ノーマル同径の軽量プーリーでも作ってくれないかな~。
そんなに軽くなくて良いからお願い~(笑)
Posted at 2009/01/30 18:08:41 | |
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