2011年04月19日
この内圧コントロールバルブの市販モデルは
正規ディーラーが販売するパーツなので
エミッション対策とトラブルフリーを
前提にしなければなりません。
NAGバルブのウィークポイントは
エマルジョンなど異物での作動不良です。
前出のオープン側でのバルブスティックでは
バルブ効果が無いと言うだけで然程の問題
ではないのですが、これがクローズド側で
スティックした場合はガスの逃げ場がなくなり
オナラ詰まり状態となるため問題となります(笑)
内圧が上昇すればパッキンやシール類から
オイルが漏れだす可能性もあります。
もちろんポンピングロスも大きくなる訳です。
またエンジンによっては 内圧上昇により
オイルがオイルパンにリターンしづらくなり
ブローバイ過多で白煙を噴いたり
ターボエンジンなどはタービンからのオイル
リターンが不十分になったりするとタービン
シャフト周りのインナーパーツ破損の可能性もあり
最悪タービンブローする場合も考えられます。
そこでバルブをエマルジョン対策用に変更した為、
効果があったプロトのブローバイ経路を
サクションにリターンする経路に
設変となったのではないでしょうか。
その為に油・水分を含みバルブ作動の抵抗になる
バルブ通過後のブローバイをインマニ負圧で
強制的に排出回収する事は出来なくなり
(若干はエマルジョン対策用ラインで回収出来ますが)
エアクリーナーボックスからの吸気と共に
回収する方法となってしまいました。
つまりブローバイをプロトより早く排出
出来ない為に若干バルブの効果がプロトより
落ちてしまった・・・
そんな可能性もあるのではないでしょうかねぇ。
もしかすると、それがインプレッションに
若干のフィーリングの違いを生じさせたのかもしれません。
Posted at 2011/04/19 12:21:31 | |
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