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縁あって神奈川のお客様オレンジ。さんにご協力頂いてのパーツ製作。最初は定番商品のニーパッド類だけの予定だったんですが、色々とお話させて頂いているうちに、コンソールボックスの肘掛やドアのアームレストなんかも必要だぞ？って気になってきました。

そうなると「作ってしまえ！」となるのが長所というか短所というか(笑)


正直なところ国産車のすごい部分を認めつつ、内装にいつも何か物足りなさを感じてしまいます。何ていうか、小物入れだのイルミだのといった“見た目ですぐ分かる便利さ”が充実していく一方で、長く使ったり触れてみて初めて分かる“コンフォート”の部分が淋しくなっているというか…。

高さが全く足りないどころか、トレーに型になっちゃってるために肘を載せると痛いコンソールってどうなんでしょう。一目見て「あ、スマホ置けていいかも！」なんて思っちゃうのかなぁ。でも考え方を変えれば、そういう部分をいじっていく楽しみもあるわけで、柔軟に対応できるウチのような小さな工房の出番があることに感謝します^^

高価だけれど相応の満足度が得られるカスタムといえば、やはりシートの張替え。直接触れる部分ですし、純正のシルエットを壊さないという意味では絶対におすすめ。後悔したお客様に出会ったことがない、というのが満足度の高さを物語っているかもしれません^^

先回の86/BRZに続いて、大人気SUZUKIハスラーに純正ちっくなアウターバッフル。樹脂コート＆シルバー塗装仕上げで、純正デザインのポイントであるリング形状はそのままです。ツィーターは・・・純正位置が悪すぎて、ちょっと目立つピラー埋め込み。これは仕方の無いところですね。

今回の使用機材は、ヘッドユニット：DEH-P01 ＋ アンプ：PRS-D700×２（マルチ） ＋ スピーカー：TS-Z132PRS というPioneer推奨システム!?　これまた86のときにも書きましたが、17cmの172PRSよりこの13cmの方がバランスが良いのです。

簡単に言えば、スピーカーは音域ごとに向くサイズがあるということです。例えばホームオーディオの３ウェイスピーカー、でっかい立派な機種であっても中域用スコーカーは10cm以下。つまり2WAYのシステムであれば、中域には10cm以下が良いが低域には大きさが必要と・・・。その点で13cmの方が17cmより優れているというのは良くあることです。１cmでも大きいものを、と考える前に、スピーカーは「大は小を兼ねない」という視点が大切です。

※こういうことを書くと例外的な機種を持ち出して反論する方もおられますが、あくまで大半にあてはまる一般論です^^

おやつを食べながら落書きしてみました。商品化するとか何も考えてません、ただ何となく^^

問題は・・・こういうのを考え出すと作ってみたくなる悪い癖があること。「細長い部分はアルミorカーボンパネルでもいいな」とか「その下の部分はスウェードかパンチングレザーにしてみたい」だとか考え出すともう止まらない。とうとうニーパッド＆ショルダーパッドもデザインに盛り込んで、オマケにカーテシランプまで脳内で埋め込み完了しました。誰か１点モノ買いませんかね(笑)

一度使うと手放せなくなる、そんな心憎いパーツがニーパッド。シートと同じくらいドラポジに影響するパーツなんですが、どうも走り系専用パーツと誤解されているような気がします。のんびり走るロングドライブなどでも大変重宝するパーツで、疲労度も想像以上に違ってくるんですが・・・

さて、そういう視点で色々な車好きさんのHPを巡回してみると、やはり「絶対必要！」とばかりスポンジを貼り付けたり代用品を取り付けたりしている人がたくさん。それこそ走り系とは程遠い車両でもけっこう見かけます。正直、DIY作業では仕上がりが「残念・・・」な人も多いのですが、それでも外せないほど役に立つパーツ、ということでしょう。

ちなみに商品としてのニーパッドを調べてみると、一部スポーツカーの純正オプションにラインナップがあるのと、社外品ではいわゆる汎用品があるくらいで車種専用設計の品はほとんどありません。しかも、その汎用品ときたら・・・ただの四角い“クッション製弁当箱”でセンスゼロ。さすがに純正オプションはしっかり内装に溶け込みますが、残念ながらドレスアップとは程遠いデザインと色。このあたり欧州の車たちを見習って欲しいものです。

→ 欧州車のニーパッドについては「こちらの記事」の後半をご覧下さい！


さて、そんな考えでちょこちょこニーパッドを作っているD-garageですが、近々数車種のニーパッドを販売する予定です。写真はその中のひとつ、さて車種は分かるかな？・・・って、品単体じゃ分かるわけありませんね (^_^;