2008年10月08日
昨夜、私の車を潰した当の本人に連絡をとりました。保険に入っていたのですから、示談交渉は保険屋任せでも構いませんが、塀を壊された私のお客様の家に挨拶にすら行っていないようで、ひとこと言っておきたかったのです。当人は「父に任せているので」の一点張りで、結局「じゃあお父さんに連絡するよう言ってくれ」と伝えて終わりました。
ということで今朝、そのバカ親父から電話がありました。
バ 「××の父です」
D 「ようやく電話してきましたね」
バ 「遅くなって申し訳ありません」
D 「息子さん、挨拶にすら来ませんよ」
バ 「ああ、えっと、何かお友達が亡くなってバタバタしてたようで」
D 「知ってたんですか?」
バ 「息子が電話で言ってました」
D 「お父さんに電話する時間があったなら、私に電話することもできますよね」
バ 「・・・・」
D 「今回の事故で塀を壊された○○さんのとこにも挨拶に行ってないようで」
バ 「・・・・」
D 「息子さんのアパートの3件隣りですよ?」
バ 「すみません」
D 「私に謝られても困りますけど」
バ 「・・・・」
D 「そりゃそうと、保険屋の賠償査定額聞いてますか?」
バ 「はあ」
D 「買い替えするのに非現実的な数字を言ってきてるんですが」
バ 「いや、保険でしっかり規定通りの賠償がされるはずです」
D 「まあ保険屋の勝手な規定であって、法に副ったものじゃないですね」
バ 「でも時価額は車両価格の10%というのが・・・・」
D 「それで買い換えられると思ってるの? あなたディーラーマンでしょ?」
バ 「でもそれが一般的ですから」
D 「保険屋の一般でしょ? このまま買い替えだと、私が15万円以上損します」
バ 「・・・・」
D 「私の車両の中古車価格、相場の平均が20万円くらいなんですよ」
バ 「・・・・」
D 「諸費用も含めるともっと損しますけどね」
バ 「でも保険では時価額だけの賠償のようで・・・・」
D 「じゃあ、車を潰された被害者が損をするのは当然だと考えているわけですね?」
バ 「いや、あの、その・・・・」
D 「あ、いいんですよ。今のところあなたに請求するつもりはありませんので」
バ 「・・・・」
D 「判例調べたら、諸費用も損害として認められるみたいなんでね」
バ 「・・・・」
D 「少なくとも、保険屋もあなたも被害者が損していいという見解みたいで」
バ 「・・・・」
D 「法の定める“原状回復”まで賠償する責任は無視するわけですね?」
バ 「それは保険屋さんに任せていますので・・・・」
D 「そうですね、どれだけ時間がかかるか分かりませんが私が交渉するわけです」
バ 「・・・・」
D 「被害者が、時間も奪われ精神的苦痛も受けながらです」
バ 「・・・・」
D 「せめてその現実を知ってもらいたいですね」
バ 「申し訳ありません」
D 「あなたが謝る必要はありません。謝るべきは息子さんです」
バ 「・・・・」
D 「被害者が法律や判例を調べてる一方で、息子さんは普通に睡眠をとってるんです」
バ 「・・・・」
D 「父親としてそういう現実を息子さんに伝えてほしいですね」
バ 「分かりました、よく言っておきます」
D 「よろしく。また何かあったら電話します」
結局みな自分が可愛い、それは私も同じです。でも、他人に損をさせて別の誰かが得をしていいわけはありません。この点において、保険屋とこのバカ親父は私と見解が違うようです。今後こうした人間のクズを相手に交渉をしなきゃいけないのかと思うと、やはり気持ちが折れてしまいそうですが、まあ仕方ないですね。
Posted at 2008/10/08 10:27:24 | |
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事故後レポート | 日記
2008年10月07日
今日は進展があったというか無かったというか、ネタになる電話のやり取りはあったので記事更新してみます。
今日の午後、先方の保険屋から連絡が来る約束になっていました。先方のバカ親父と話したいので、保険屋の方からその旨伝えて結果報告してもらうことになっていたわけです。で、結果的に3時を回っても連絡なし。昨日のだんさんのコメントのように、直接交渉されたくないのかもしれません。そこで私から電話してみました。
保 「○○保険◎◎です」
D 「あ、Dですけど△△さんお願いできます?」
保 「ただいま不在でして・・・・」
D 「連絡もらう約束になってたんだけど」
保 「そうなんですか?」
D 「ウソ言ってどうするんですか?」
保 「・・・実は△△、本日は午後から出張でして」
D 「は?(そうきたか!)」
保 「明日あらためて△△から電話させますので」
D 「あ、用件伝えておいてくれればそれでいいです」
保 「どのようなご用件でしょう?」
D 「2点あるんでメモしてくださいね」
保 「どうぞ」
D 「1つ目、昨日提示された査定額の根拠を提示してください」
保 「なぜですか?」
D 「納得がいかないからです。納得させるには根拠が必要でしょ?」
保 「はあ・・・・」
D 「レッドブックとかで決めたんですか?」
保 「ご存知なんですか?」
D 「プロじゃあるまいし知らなかったですよ、調べました」
保 「まあそういったものですね」
D 「少なくとも提示してもらいたいんですが」
保 「何かご不満でもおありなんですか?」
D 「94年式のまで載ってるものかな?と思ったので」
保 「載っていない古い車両の場合は新車価格の10%という基準です」
D 「何がなんでも?」
保 「皆さんご納得されます」
D 「あなた方に言いくるめられた他人のことは聞いてませんよ」
保 「・・・・」
D 「とにかく根拠の無い基準も納得いきませんので」
保 「分かりました」
D 「では2つ目の用件を言いますね」
保 「どうぞ」
D 「買い替え時の諸費用が支払えない根拠も判例を添えて提示してください」
保 「判例ですか?」
D 「そうです」
保 「分かりました、至急用意するよう伝えます」
D 「忙しければ急がなくてもいいですよ」
保 「でもそれですとお支払いできる代車費用の期限・・・」
D 「2週間?」
保 「ええ、そうです、2週間分しかお支払いできませんので」
D 「またそうやって騙そうとするんですか?」
保 「え?」
D 「2週間という期限は示談交渉中は含まれないはずですよね」
保 「・・・・」
D 「買い替えが決まってから2週間だと聞きましたよ」
保 「あ、そうですね、それで構いません」
D 「構うも構わないも、私の正当な権利なんですけど」
保 「すみません、私の担当ではない・・・・」
D 「まあ、そうですよね、電話の受付の方に対して失礼しました」
保 「いえ・・・・」
D 「では用件伝えておいて下さいね」
ズルズルと長引かせて被害者が妥協するのを待つ作戦のようですね。確かに時間はもったいないですが、幸い自営業者なのでサラリーマンの方よりは時間がとれます。もちろん無限ではありませんし電話だと感情的になりがちですので、今後はできるだけ書面にしてもらおうと思います。ちなみに示談というのは「両者の合意」で成立するので、一方でも納得できない場合は当たり前ですが成立しません。両者平行線のままですと第3者の判断(つまり裁判)が必要になりますが、少なくとも保険屋がなかなか折れないのは裁判に持ち込みたいからではなく、単にこちらが折れるのを待っているだけでしょう。結果折れなければ長引いた分の代車費用がかさむわけで、いずれは向こうが折れざるをえませんが・・・
Posted at 2008/10/07 21:23:00 | |
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事故後レポート | 日記
2008年10月07日
今回を含め、過去に保険屋と交渉すること3回。本当に保険屋というのは人間のクズです・・・っていうと言い過ぎ? いやいや、企業の利潤追求という名の下に人間性を喪失した下衆どもであることは事実でしょう。さて、ある程度の法律の本は持っていましたが、損害賠償の請求では“判例”の提示が有効なようですのでネットで探してみました。
<東京地裁 H13年12月26日/事件番号 H13 ワ 2087>
全損によって、新たに同種同等の車両を購入する場合、それに伴って支出を余儀なくされる買い替え諸費用は、車両の取得価格に付随して通常、必要とされる費用の範囲内で損害として認められる。
<東京地裁 H13年4月19日/事件番号 H12 レ 79>
被害車両が全損と評価された場合には、被害者は、被害車両を修理してこれを再び使用することは出来ず、元の利益状態を回復するには同種同等の車両を購入する他はない。従って、この新たな車両の購入に伴って生ずるいわゆる買い替え諸費用は、車両の取得行為に付随して通常必要とされる費用の範囲内において、事故による損害と認められるべきである。
検査・登録手続代行費用、車庫証明手続代行費用及び納車費用は、販売店の提供する労務に対する報酬であるところ、車両を取得する都度、検査・登録、車庫証明の手続や納車が必要となり、車両購入者が通常それらを販売店に依頼している実情に鑑みると、これらの費用を買い換えに付随するものとして賠償の対象とするのが相当である。これらの費用は、消費税を含める。
ついでに廃車費用だって請求できます。
<東京地裁 H14年9月9日/事件番号 H13 ワ 23505>
全損になった車を廃車・解体に伴う費用について、買い換えによって生じた必要かつ相当な金額として認める。
他にもウジャウジャ出てくる訳ですが、明日は一先ず相手の「諸費用を支払わなくてもよい根拠」を窺ってみます。まあ、それらしい説明をしてくるでしょうね・・・ちなみに、こうしてズルズルと賠償が遅れると「機会損失」として利子みたいなものも請求できるそうです。またひとつ賢くなりました(^_^)ゞ
では、また進展がありましたら記事アップしますので、続きをお楽しみに!
Posted at 2008/10/07 01:46:00 | |
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事故後レポート | 日記
2008年10月06日
もう呆れて笑うしかないです(^▽^)
今日、先方の保険屋から連絡が来ました。
廃車になるであろうアルトの買い替え費用が8万円だって! わはははは!
そのときのやり取りを要約して書いてみますね。
保 「○○保険の△△です。お車の補償査定額が出ました。」
D 「はあ、いくらですか?」
保 「8万円です。」
D 「ふ~ん、なるほどね。で、いくら振り込まれるの?」
保 「ナビが2万円で合計10万円です。」
D 「わははははははははは!」
保 「・・・・・」
D 「冗談ぬきで車両8万なの?」
保 「はい・・・・」
D 「それで買い換えろと?」
保 「はい・・・・」
D 「買えると思ってる?」
保 「補償できるのは時価額なんで・・・・」
D 「じゃ、登録費用とかナビ移設の費用は自腹ってこと?」
保 「はあ・・・・」
D 「今回の事故で一切責任のない俺に損をしろと?」
保 「まあ、そういうものなんで」
D 「ふ~ん、話にならんから直接相手と交渉するわ」
保 「いや、全ては私どもに任されてますので」
D 「じゃあはっきり言うけど、納得するわけないじゃん」
保 「そう言われても・・・」
D 「全て任されてるんじゃないの?」
保 「はあ・・・・」
D 「一切責任のない車潰された側が損すること、どう思う?」
保 「私どもは法律に基づき、時価額を補償するだけで・・・・」
D 「だからそれを××(←追突したアホ)に伝えてよ」
保 「はあ?」
D 「登録費用やナビ移設の費用は××さんの負担です、って」
保 「・・・・」
D 「ところで、あなた子供いる?」
保 「はあ・・・・」
D 「立場的に会社の方針に従わなきゃならんのは分かるけどさ」
保 「・・・・」
D 「被害者が損しても加害者を損させないように交渉する仕事だって子供に言える?」
保 「・・・・」
D 「まあ、あなたに怒っても仕方ないから××に連絡とってよ」
保 「・・・・分かりました。連絡してみます。」
ということで10分後
保 「××さん、お父様に全部任せてあるそうで・・・・」
D 「はあ?」
保 「それでお父様の勤務先に電話したんですが、今日は休業でした」
D 「××って成人で既婚者だったよね?」
保 「まあ、そうですね(苦笑)」
D 「わははははは、明日連絡するんでさいなら!」
てなとこです。ブツけた奴は、乗ってる車・服装・話し方の全てがアホな感じでしたが、まだ親離れもできていないようで・・・いや、父親が子離れできてないのかな? 子供が結婚して子供を作る時代ですか。挨拶にすらまだ来ないんですよね、父子ともに。
ところで、法律で定める「損害賠償」では、今回私のケースですと「全損車両の時価額+車検残存費用+買い替え費用」の請求が認められています。損害を受けた際の賠償は「原状回復」が基本ですから当然です。まあ保険屋なんて金を稼ぐことしか考えていませんから、そう簡単にはそういう法律のことは言いません。今度時間があったら保険屋に怒鳴り込んでやろうかしらん(ーー*)
Posted at 2008/10/06 23:42:27 | |
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事故後レポート | 日記