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先日より入庫中だったディムラーの２台目、こちらもメーター照明の改善作業が終了しました。・・・といっても、前回は右ハンドルのディーラー車・今回は左ハンドルの並行輸入車という違いだけで、個々のメータは全く同じ作業の繰り返しです。前回は構造を検討した上で適切な照度を調整するのに何日もかかりましたが、今回は丸１日で完了しました。

ところで、作業中に「う～」と唸ることが多々ありました。先ず、メーターを車両から外す際、ハーネスを数個引き抜くだけの日本車と異なり１本１本配線を引き抜かければならない構造に「う～」×６、さらに４つの補助メーターの固定方法に「う～」×４。速度計・回転計の２つは少し回すと手前に外れますが、なんと補助メーターは裏からステー＆ビスで固定されてます。確かに通常はメーターの脱着なんてしないんでしょうけど、これって新車時の組み付けですら相当に面倒なはず。何ていうか、ジャグァって“職人が組み立てる車”というイメージだったんですが、今回のメーターに関しては“職人しか組み立てられない設計”なんですね。そういう点では日本車の優秀さに気づかされます。

次に、速度計・回転計の２つは、最初に作業した右ハンドル車では時計周りに回転させて外したんですが、左ハンドル車で同じようにしてみても外れない。で、奥を覗くとどうやら左ハンドル車は全てが逆のようで、反時計周りに回転させたら外れました。ここでも「う～」と唸ってしまいました。でもこれはウッドパネル裏に付いている金属プレートをコスト面で裏向きに付けて左ハンドル用にしているためでしょうから仕方ないかもしれません。

他には、メーター照度の改善が必要になるほど暗いメーターにも「う～」と唸ってしまいます。メーター内の構造に問題があるわけですが、メーターを製造したフランスのメーカー＆ゴーサインを出したジャグァに対しても「う～」です。内部をリフレクター構造にするとかできなかったんでしょうか？　いくら光を反射させるといっても、内部を白く塗るだけでは・・・(笑)

ということで、何かと驚かされたディムラーの作業もひと段落。「う～」と唸りっぱなしではありましたが、それでも運転してみると（オーナー様のご指示で数時間ドライブしました^^）やっぱり「いいなぁ」と思えるのはさすがですね。さて、次はいよいよこのディムラー２台＋ジャグァ１台のイラスト制作です (^_^)v