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カーオーディオにハマって早20年。当時はバッフルなど当然市販されておらずDIYは必至、貯金をはたいて工具を買い揃えたのを懐かしく思います。なんて思い出話はともかく、今やバッフルなど選び放題！・・・と思いきや、必ずしもそうではないというか車種によってはラインナップに入っていなかったりで、そんなときは D-garage のような小さな工房の出番です(笑)

実は先日スイフト・スポーツ（ZC31）にダイヤモンドD662を装着した際、めったに使わない市販バッフル（アルパイン・17cm用KTX-Y171B）を使いました。ドアパネルに固定用穴を新規に開けての固定です。ZC系スイフトに17cmスピーカーを加工なしで装着するには、カロッツェリアのUD-K115かUD-K516を使うしかないんですが、UD-K115は樹脂ブラケットなので問題外。で、UD-K516はどうかというと、メーカーサイトでは高音質を謳っていて良い印象なのですが、現物はとにかく“細い”そして“軽い”んですね。残念ながら実際に使用したアルパインのKTX-Y171Bも含め、バッフルとして十分な重量であるとはいえません。もちろん市販バッフルは複数車種共用のため、スペース最小車種に収まるサイズで作られています。そういう意味では仕方ないのかもしれませんが、それにしても・・・。

ということで、今回はZC系スイフト用に“ちゃんとした重み”があって“無加工で17cmが装着できる”バッフルを作ってみました。表面だけ硬く中はスカスカのシナ合板は使わず、密度的に優れている点を考慮してMDF製。これをFRP用樹脂で固めて強度・重量を出してやります。もちろんMDF唯一の弱点である吸水性もこれでクリアー。あとは実車装着してクリアランス計測すればいよいよ販売開始です。

・・・あ、でもスピーカーホール広げないと背圧処理はできません。そこは装着する人が拘るなら頑張って拡張してもらうしかないですね(^_^;