ＬＬＣ交換

LLCは通常2年or2万キロ毎の交換サイクルが目安ですが、サーキット走行やスポーツ走行で過酷に使用する場合に於いてはシーズン毎の交換をお勧めします。
因みに我が愛車は半年に一度の交換サイクルです
LLCについては古河製品を使用しており、より安く信頼性のある商品で交換サイクルの短期化を図っています。
サイクルを短期化する事により、ウォータージャケットを常に綺麗な状態で保つ事とハウジングの錆も防ぐ等の大きなメリットがあります。

では、さぁ～交換作業いってみよう！！

★交換準備
・前輪をスロープに載せる。
・ラジエターのロアタンクにあるドレンボルト下に受皿を設置する。
※我が愛車はRE雨宮のアンダースイープを装着しているのですが、予めトラストのアルミラジエターに合せサービスホールを設けてあります。

★LLC抜取り作業
・ラジエターロアタンクにあるドレンボルトを外す。
・圧力の関係で、ラジエター内のLLCが弱流で排出される。
・注入口キャップ＆エアセパレータータンク圧力キャップを外す。
・加圧が無くなる為、排出が強流になる。
・ラジエター内のLLCが抜けきるまで待機。
※短期交換サイクルの為、清掃作業は行いません。
※清掃作業とは、上記状態で注入口より水道水を流し込みフラッシングします。

★LLC注入作業
・ラジエターロアタンクにあるドレンボルトを締める。
・エアセパレータータンクの圧力キャップを閉める。
・注入口にじょうごを装着します。
※専用じょうごもありますが、ペットボトルで代用出来ます。
※ペットボトルは2Lがお勧めです。
・LLC原液を2L注入します。
・水を4L用意してペットボトルの1/3程度まで水を入れます。

★エア抜き作業
・エンジン始動。
・ヒーター全開。
※ヒーターコア内のLLCも循環させましょう。
・じょうご内がボコボコと水面が上下します。
・じょうご内の水が無くなりそうになったら水を足します。
※逆に溢れそうになったらエンジン停止。
※サーモスタットが開いてからは、変動が激しくなりますので注意して下さい。

上記作業を念入りに繰り返します。
・じょうご内の水面に変動が起きなくなったら、エア抜き作業は仮完了です。

★交換作業終了確認
・注入口のキャップを締める。
・リザーブタンクの水量を規定値に合せる。

・完全に水温が冷えた状態で、注入口のキャップを再び開ける。
・水面が下がっているはずなので、水を注入しキャップを締める。
・低回転にて実走。
・完全に水温が冷えた状態で、注入口のキャップを再び開ける。
・水面が下がっているはずなので、水を注入しキャップを締める。
※実走後の作業は最低でも数回繰り返します。

おわり（*￣ー￣）