チャージリリーフバルブホース交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
2017年1月頃にFDのパワーが無いように感じ、試しにフルブーストかけようとした所、覆面に追いかけられたので確認は中断し、それから忘れていました。
それ以降もセカンダリーに入ると空気の抜ける様な音がしてブーストがかからなくなるのですが、そこから少し踏むと0.7まで上がる事を確認したのでアクセルベタ踏みしないとブーストかからないんだっけな―と勝手に思い込んでいました。
それから約一年後、機会があってプライマリとセカンダリの圧をチェックしたのですが、プライマリは1.0に対してセカンダリは0.65、しかもものすごい空気の抜ける音がします。
2
FDのシーケンシャルツインターボは複雑な構造で、トラブルが発生した際は
・コンピュータのエラーチェック
・バルブの動作チェック
・ソレノイドのチェック
等順に当たって探すようで気が遠くなります。
それにソレノイドが原因だった場合それなりの出費も覚悟しなければなりません。
早速、エラーチェックから始めるもPower FCに交換済みであるためエラーが残らない様です。
3
次にワンウェイバルブを確認するも問題なく動作。
次はソレノイドと思いましたが、インテークを外したりと大がかりな作業になるため休みの日にやろうと
平日にできる事でアクセス可能なバルブチェックを始めました。
まずは簡単な所でチャージリリーフバルブ
4
チャージリリーフバルブを除くと黒い影が...?
亀裂が入ってる?
5
外してみると亀裂が入っているどころか砕けてホースが繋がっていませんでした。
プライマリ動作時は真ん中のバルブがオープンとなり、セカンダリからの圧を左から右に逃がし、セカンダリ動作時は真ん中のバルブがクローズするので圧縮された空気は別のルートを通ってICへ流れますが、ホースが砕けていたため、常に圧を大気解放していました。
どうりでセカンダリのブーストがかからなく、エアー音がしていた訳ですね。
6
ホースは完全に硬化してしまって、タービン側もバルブ側も外すのに苦労しました。
場所によっては石の様に硬く、ナイフとニッパーを駆使し徐々に砕いていきます。
特にバルブ側は樹脂なのでホース接合部を折らない様に注意が必要です。
7
作業はホースの付け替えのみです。
交換後は問題なくブーストもかかる様になりました。
FDのブーストかからない問題は根が深く、色々お金がかかるそうですが今回は安く済んで助かりました。
ただネットでは同様の症状はヒットせず、気が変わってなければ見つからずに長期化したかもしれません。
OH時には交換してあるはずの部品ですが、信用できないショップで作業した場合や中古で購入したばかりの人は確認をおすすめします。
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