目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
リム研磨を終えたら塗装を開始します。
遊びに来た友達から
「えっ?このままでイイジャン!」
って言われましたが・・・。
研磨した後は生リム状態。いわゆるトップコートが何もない状態なので、このまま使ってしまうと100%腐食し同じことになってしまいます。
車のボディで言うと、クリアーが無い表面を磨いて綺麗にしたけど、艶が無くなってやがて錆びるのと一緒です。
クリアーは使用環境を考慮し、硬化すると厚い皮膜を形成するウレタンクリアーを使いました。
2
まずはシリコンオフでしっかりと脱脂。
続いてゴミ・ホコリを取り除いてから下地を作ります。
ここで問題が・・・。
一般的にバンパーパテ・プラスティック面なんかに使う下地剤には、バンパープライマーなんかが代表的ですが、アルミホイールのリムの場合はアルミ金属なので、はたしてバンパープライマーはツルツルのアルミ面には乗らないだろうと思い悩まされました・・・。
そして調べたところ、金属面に塗れるプライマーをネットで見つけました。
車の内装や、ジーンズなんかを染めるスプレーで有名な、そめQから出ている非金属用プライマー。その名もミッチャクロン!w
ふざけた名前ですが、こんな便利なものがあるなんて・・・。
便利な世の中になったモンっす。
他に同系統のプライマーでアサヒペンからもラインナップされているようです。今回はホームセンターに売っていたのがミッチャクロンだったのでコレで行きました。
今回初めて使うミッチャクロンは、厚塗り不要だと説明にあったので1回だけ薄く塗りました。
色はモチロン透明ですが、光沢なリム面を白く濁すことも無く中々の良品ですよコレ。
塗装面の関係の無いところにミッチャクロンを塗ってテストしてみたんですが、20分もすればリム面に馴染んで、ペタペタする様な下地ができあがりました。
3
下地が完成したらウレタンクリアーを塗ります。
(塗装中の画像は申し訳ないんですが・・・レスです!撮影する暇がないので)
ミッチャクロン施工後、どうしてもホコリが浮いてしまいますが、後から処理できるので気にせずウレタンクリアーを吹きます。
ウレタンクリアーは以前にも内装パネル類をピアノブラック塗装した時に使っているので慣れたモンです。その模様はコチラへw→
http://minkara.carview.co.jp/userid/394862/blog/19856908/
1回目→30センチ程度離し、ダマ・ムラになってもいいので薄く塗る。
2回目→20センチ程度離し、今度はダマ面を多少滑らかにするイメージで面全体に塗り残しが無い様に薄く塗る。
3回目→缶を十分に暖め、うまく霧状に噴射される事を確認してから、15センチ程度離し、一気に厚く塗る。タレそうな位テカらせるイメージで。
インターバルは約15分置きます。
もし垂れてしまっても後から手直しできるので構わず乾燥。
手直しはサンドペーパーの2000番で行なうのでタレた部分を削る際に、しっかり厚いクリアー層ができてないと下地が出てしまいます。不安であれば4~5回塗るのもアリです。
そして乾燥中は暇なので1歩も出れないS2でも眺めましょう(笑
4
全て塗り終えたら完全硬化するまで日にちを置きます。
個人差はあると思いますが、自分的には塗り終えてからマル2日は置いたほうがいいかもしれません。乾燥時間が24時間だけだとサンドペーパーをかけた時に2000番でも結構ガリガリ削れる気がします。
手馴れてると言いましたが・・・
今回もやはりタラしましたw
タレ修正は2000番のペーパーで水研ぎします。
1200番だと早いのですが、早い分下地まで削ってしまう恐れがあるので。
面倒で時間もかかりますが、力を入れず撫でるように削ります。
ペーパーをかけるとツヤッツヤの面が一気に曇ってしまいますが液コンで元通りの艶を復元できるので気にせず進めます。
同じに塗装の際に付いてしまったホコリもペーパーをかけると取り除く事ができます。
5
タレやホコリを取り除いたら、液体コンパウンドで表面処理して仕上げます。
写真の3種とスポンジがあれば十分です。
しっかりスポンジも3種で使い分けてます。
3000番でまずペーパーで曇った面を透明にし、あとは重ねて7500→9800とかけるだけです。3000番でしっかり面をならすのがポイントだと思ってます。
9800番を終え、十分満足いくリム面になったら水洗いをしてBLISSでコーティングします。9800番で研磨した面の上にはなにもコートされてないのでキズは少なからずついてしまいます。
BLISSを施工するとツルツルになるし、こんなスプレーな見かけによらず強い皮膜ができるのでオススメです♪
ウレタンクリアーにブリス。これだけトップコート上乗せしてやれば十分でしょう!きっとアルミ面は腐食しないと思います。
6
塗装を終え、ピアスボルトを取り付け。
締め付けトルクを調べたが見つからず・・・。
最初外した時の感覚から言って恐らく1.5~2・5キロぐらいだと思います。
ナットに側にネジロック剤を塗り、トルクレンチで対角線状に締めこんで行き1ホイール36本締めます。
やっぱりこの作業は鬼ですわ・・・。
7
作業完了。
ヘアライン処理したのでしっかりクロームっぽい黒光りから、拡散反射する光り方にもなりました。
大変でしたがやってよかったです。
あ・・・裏面が汚いのは突っ込まないで下さい><
8
10J+22 A-Disk
リムの深さはまぁまぁって所ですかね。
でもS2000にこのリムは・・・大分DEEPINGな気はしますw
ホイールレストア、3部にわたり見ていただき感謝します。ナムー♪
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