冷却水(ヒートブロックプラス)交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
前回もこのラジエータ液を使いました。
ワコーズの『RHB-P』(ヒートブロック・プラス)。
絶大な信頼を置いているラジエータ液です。
MGBはこのRHB-Pを使うようになってから、水温計を見ないで走れるようになりました(見るけどw)。
レース専用ラジエータ冷却液『RHB』の思想を受け継ぐストリート向け冷却液です。
特殊放熱性分「サーモスムーザー」が、エンジンヘッド周りから効果的に熱を奪います。
エンジンが縦置きレイアウトなので、3番周りの放熱効果に期待。
エンジンルームが狭い車両や、ターボ車、旧車には特にお勧めです。
RHBと違って凍結防止成分が入っているので、このまま冬期も使用できます。
今回は4リットル入りを2個使って、合計8リットルで作業しました。
前回の交換から1年半。
その間にクーラント・ブースタを注入しています。
2
先にリザーバータンクを外して、中を洗い、規定量を入れておきます。
ぜんぶ使ってしまってから、「あっ、もうなかった!」ではいけません。
それと、後日、充分にエア抜きされた後の補充分を残しておくことをお勧めします。
なぜならば、、
RHB-Pは100%原液で使用します。
水は混ぜません。
そのために今回の交換方法も、、
冷却液を抜く → RHB-Pを入れる → しばらく循環させる → 冷却液を抜く → RHB-Pを入れる → しばらく循環させる 冷却水を抜く、、、
この繰り返しです。
途中で水道水を入れて循環させたり、冷却系統内を洗い流してはいけません。
用意した量がなくなるまで、この繰り返しになります。
いつも思います。
クルマに優しいRHB-P。
もう少し安かったら、、
お財布にも優しいのですが、、
3
ラジエータは2009年に銅製のスポーツラジエータに交換済み。
お手頃な価格のモノでしたが、トラブルなく働いてくれています。
アルミ製のモノなど、もっと軽いラジエータでも良かったのですが、小さいけれどターボくん、、
「よく冷えそう♪」というトコロに期待しました。
新車当時の純正ラジエータの方、、
水温計は安定していても、ラジエータ内に汚れが溜まっていたり、錆が回っているクルマが相当あります。
メンテ歴やメンテ内容によって、その状態は違うと思いますが、、、
けっこう状態が悪いクルマが多いはずです。
中にはけっこう錆がザクザクのクルマもあるはずです。
手遅れになって、室内のヒーターコア辺りでトラブルを起こすと、ダッシュパネル脱着が必要になるので修理代は高額になってしまいます。
しかしながら、、、
温度が上がった冷却水はタイヘン危険です。
圧力が上がった状態で、うっかりラジエータキャップを開けたりすると、顔を火傷する可能性もあります。
慣れない方が自己流で作業するのはやめてください。
今回、作業の始まりから終わりまで、車両はずっとリフトに載っています。
せっかくのチャンスですから、ハブのガタやブーツの破れ、オイル漏れ水漏れ、ブッシュの状態の観察などをします。
新しめのクルマに乗っている方。
交換サイクルが長いスーパーLLCが、新車製造時から入っている車両も多いと思いますが、スーパーLLCは万能選手ではありません。
まだ1年しか経っていないスーパーLLCを抜いて実験してみると、消泡作用等は性能が落ちています。
通常のLLCを使用の方も一緒ですが、ワコーズの『CLB・クーラントブースター』(1680円)を注入するだけで、防錆・防食・消泡作用等が復活します。
4
前から後ろまで、気になる不具合はありませんでした。
自分の目で確認しておくと、大きな安心につながります。
でも、、、
安心してアクセルを踏んで、オービスを光らせたりしないようにしましょう♪
ピーマン・デフにもまったく滲みはありませんでした。
初期型や多走行の方はプロペラシャフトの観察やガタ有無点検をしてください。
意外と盲点です。
PS
数年前、夜の高速道路でプロペラシャフトのジョイントが分解して、外れたプロペラシャフトで路面と車両のフロアを叩きまくりながら急停車したビンテージ・ベンツを知っています。。
後ろから見ていると、赤い火花が綺麗でした。
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