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レガスィー部長のブログ一覧

2016年11月16日 イイね!

三式戦闘機 飛燕

こんばんは。
今日は久しぶりの飛行機ネタ。
先月の話ですが川崎重工の120周年記念記念行事として同社が開発・製造した三式戦闘機「飛燕」を修復・復元していましたがこの度、神戸で展示会がありましたので行ってきました。
三式戦闘機の「三式」というのは皇紀2603年(昭和18年、1943年)に制式採用されたことから命名されています。有名な零式戦闘機は皇紀2600年採用ですよ。
日本の戦闘機としては珍しく液冷式なので機首が非常にスマートです。
欧米では液冷式はスピットファイアやムスタングなどがありますが機首の雰囲気はそれらに近いものがありますね。右下の箱がラジエータです。


コックピット下あたりのインテークの中にラジエータが設置されますがこの機体では取り外されています。


これがラジエータです。厚さはありますが意外とコンパクトです。


これがエンジン「ハ40型」ですよ。倒立V型12気筒、33.9L、公称1100馬力でダイムラーベンツのエンジンDB601型のライセンス品です。残念ながら国産ではレアメタルのニッケルの入手性からニッケルレスのクランク軸の採用や工作機械の精度不足でオリジナルの性能は出なかったようです。写真右側が機首(プロペラ)側です。自動車用のエンジンと上下さかさまになるように搭載されます。クランク軸が上、つまりV型というよりΛ型ですね。


エンジン前方から。真ん中の丸い部分がプロペラの軸になります。エンジンがΛ型なのが判ります。


日本の飛行機はほとんど空冷で冷却フィンが大きいので機首がずんぐりとしていますが雰囲気は欧米の戦闘機みたいです。


このアングルから見ると飛燕の機体がスマートなのが良く判りますね。


新旧川重製品の2ショットです。


これが現在のカワサキ製Ninja H2Rですよ。昔は「漢 カワサキ」と言いましたが現在のNinjaは厳つく無いですね。漢が泣く??


三式戦闘機は高速性能を狙って当時の国産技術では困難な液冷式に挑みましたが結果は資源不足と生産技術の未熟さから想定した性能が出せず失敗作という扱いになっています。
しかしながら当時の様々な逆境の中、非常に志高く挑んだエンジニアたちの精神は尊敬に値すると思います。それに比べ現在は外交により資源も輸入できる。生産技術も欧米にも劣らないものがありながら「志の高いエンジニアの精神」はどこかへ行ってしまったように感じます。
日本経済の停滞もここら辺に原因がありそうな気がします。
今日はオチはありません。たまには真面目にブログを閉めたいと思います。 ではでは。


第293回目

「がまだすばい、熊本」 熊本県産品を買おう
「がんばろう、大分」 大分県産品を買おう
両キャンペーン 勝手に開催中
Posted at 2016/11/16 01:04:28 | コメント(3) | トラックバック(0) | 飛行機 | 日記

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