• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

レガスィー部長のブログ一覧

2024年10月13日 イイね!

須磨寺参拝

須磨寺参拝こんにちは。
今日は久しぶりにお寺へ行ってきました。
神戸市須磨区の古刹、上野山福祥寺(じょうやさんふくしょうじ)、通称須磨寺です。こちらは真言宗須磨寺派の本山です。
駐車場は本殿裏山にあるので一旦表参道側まで移動後入山しました。


塔頭寺院の正覚院は門の外側にあります。
ご本尊は愛染明王。


龍華橋と渡った先の仁王門


仁王門


運慶、湛慶作と言われている仁王像。
阿形像です。


こちらは吽形像


阪神淡路大震災の物故者供養の千手観音像です。





有名な源平の庭 一ノ谷の合戦、源氏側に追い詰められて海へ逃げようとする平家の武者を表しています。


追い詰める熊谷直実「敵に後ろを見せるは卑怯なり。返せ返せ」


呼び止められて振り返る平敦盛。


宝物殿にその様子の絵があります。


須磨寺HPより
直実はもともと平家の武将であり源氏に寝返った者でした。元からの源氏の武将に後れをとるまいと、手柄を誰よりも欲していました。しかし、直実が一の谷の浜に着いた時、ほとんどの平氏は海に逃れた後でした。しかし、その中で一人だけ波打ち際で逃げ遅れた立派な鎧を着た平家の武者を見つけます。そして、直実は扇をかかげ「敵に後ろを見せるは卑怯なり。返せ返せ」と呼びかけます。するとその武者は振り返り、直実に一騎打ちを挑みます。しかし、あえなく倒され、直実が首を取ろうと兜を取ると、なんと直実の息子と同じ年の頃16,7歳と見える紅顔の美少年でした。「あなたの名前をお聞かせください。」と直実が尋ねると「あなたはどなたですか。」と聞き返され、「名乗るほどの者ではありませんが、熊谷直実と申します。」そう答えると、「あなたに名乗るのはよしましょう。あなたにとって私は十分な敵です。どなたかに私の首を見せれば、きっと私の名前を答えるでしょう。早く討ちなさい。」と答えたそうです。直実はその潔さに胸がつまりました。この若い命を討とうが討つまいが、戦の勝ち負けに関係はない。自身の手柄ほしさでこの若い命を落とさせることになってしまう。息子の小次郎が少し怪我を負っただけでも心辛かったのに、この方の父上が討たれたことを聞いたらどれだけ嘆かれるだろうかと思いを巡らせました。助けたいと思った直実が後ろを振り返ると、梶原景時ら味方の軍勢がすぐそこまで近づいてきます。もういよいよ逃げられまい。「同じ事なら、直実が手にかけて、後のご供養をお約束します」と泣きながら刀をとりました。首を武者の鎧で包もうとすると、その腰に一本の笛がさしてあるのに気づきます。思えば今朝方、平家の陣から笛の綺麗な音色が聞こえてきて、源氏の武将は皆感動しました。その笛を見た時、「あぁ、まさにあの笛を吹いておられた方はこの方だったのか。戦に笛をお持ちとは、なんと心の優しいお方であろう。」と直実の心はいっそう締め付けられました。陣地であった須磨寺に、首と笛を持ち帰った直実は、大師堂前の池でその首を洗い、その前の大きな松の木に腰をかけた義経が首実検を行いました。すると義経は、このお方は平清盛公の弟、平経盛公の子、従五位の敦盛公であるとおっしゃいました。御年17歳でありました。持ち帰った笛を見て、涙を見せないものはいなかったといいます。後に直実は、殺しあわねばならない戦の世に無常を感じ、法然上人の元で出家をする事となります。

とても悲しい話なので映画やドラマや舞台でも多く取り上げられる場面です。

宝物殿には敦盛の笛や


弁慶が持ち歩いたと言う鐘があります。


直実の出家名を蓮生と言いますがその名にちなんだ塔頭 蓮生院です。





源義経腰掛けの松 義経がこの松に腰掛けて敦盛の首実験をしたと言われる古木です。


境内にある敦盛の首塚です。胴体は一ノ谷の合戦場後に敦盛胴塚として祀られています。


こうした縁のものから須磨寺が源平合戦に関係の深い寺院である事がよくわかりますね。
歴史好きに強くオススメします。

で階段下から仰ぎ見た唐門。階段下にはマニ車があります。高野山にもありますね。


でようやく本殿です。1602年に豊富秀頼が再建したものです。


ご本尊の聖観音菩薩です。元々神戸市兵庫区和田岬沖の海中から引き上げられた仏様で兵庫区会下山に、恵偈山北峰寺としてお祀りされていました。886年に光孝天皇の勅命により、聞鏡上人が現在の地に上野山福祥寺を建立し、北峰寺より聖観世音菩薩像を遷し、本尊としてお祀りしたのが、須磨寺の始まりです。


大師堂


お大師さん。


一願成就の結縁数珠。


大数珠を肩にかついで真ん中の小さな仏様に願掛けすると一つだけ願いが叶うそうです。


三重塔と右下は出世稲荷さん。


立派な三重塔ですが昭和59年に再建されたものです。


シベリヤ満蒙戦没者供養等です。


あちこちにお大師さんがいらっしゃいます。


奥の院へ向かう途中、駐車場側からは海が望めます。手前は墓地です。


奥の院へはだいぶ階段を登ります。
お札を買って途中にある仏様に立ち寄りながらお札を置いていきます。オリエンテーリングですね。


大日如来


とその前の石仏


ようやく辿り着いた奥の院


お大師さんが迎えてくれます。


最後に御朱印を頂きました。右側が真言宗十八本山霊場「大悲殿」です。大悲殿とは大悲、即ち聖観音菩薩を祀っている所と言う意味です。左側がお大師さんの「弘法大師」です。須磨寺はいろいろな巡礼の札所なのでそれぞれの御朱印もありますよ。


須磨寺は広くて手入れが行き届いていますので気持ちよくお詣りできました。周辺の源平合戦ゆかりの場所とセットで散策するのもオススメですね。 ではでは。

第565回
Posted at 2024/10/13 12:24:46 | コメント(0) | トラックバック(0) | 寺社

プロフィール

「@かえるGO
こんばんは。
1993年から2003年までJT191S イルムシャーRに乗っていましたよ。懐かしいです。」
何シテル?   06/12 20:39
21年で21万キロ乗ったスバル レガシィ(BH5)を手放し現在はワゴンRに乗っています。 クルマネタは少ないですが日々感じたことなどを綴っています。 モディ...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2024/10 >>

  12345
6789101112
13 141516171819
20212223242526
2728293031  

リンク・クリップ

【恒例】センターキャップは純正仕様以外認めんやつ【定期】 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/03/23 23:28:56
BH 流用ネタ集 (メカニック)  
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2022/05/17 23:20:14

愛車一覧

スズキ ワゴンR スズキ ワゴンR
ロングストロークの3気筒DOHCエンジンはステラと比べてトルクがあります。 ベースグレー ...
その他 釣り部門 その他 釣り部門
広い海と膨大な数の魚たち。そんな魚たちと釣りを通しての出会いはまさに「一魚一会」 これま ...
スバル ステラ スバル ステラ
嫁のクルマです。スバルが軽製造撤退でダイハツOEMになるようなのでプレオから乗り換えまし ...
いすゞ ジェミニ イルム氏アル (いすゞ ジェミニ)
会社員になって自分で選んで買った初めてのクルマです。 コンパクトだけど個性的なデザインは ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation