<KURE信者>エンジン不調からの回帰<エアフロ万歳>
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
出落ちだけどコレ。KUREのCRCエアフロクリーン。
購入時からアイドル時のハンチング、黒煙、エンジンチェックランプが点灯するなどの不調に見舞われていた我が家のMR-Sだけど、なんという事でしょう、ケミカル一吹きで全て解決してしまいました……ッ!
2ZZ+パワーFCで制御されてたウチの車だけど、当初よりアイドル時のハンチングが酷くマフラーからは黒煙もくもく、信号待ちなんかでは容易にエンストしていた訳です。とりあえずトラブルシュートの為ECUをZZT231純正に交換してみると、ハンチングと黒煙は収まったんだけど今度はエンジンチェックランプが点灯。燃調リッチのエラーを吐いたのでO2センサー交換しても症状が変わらなかったのは過去の整備手帳に記載済。
2
で、コレです。
ダッシュポッド?エアチャンバー?付きインテークパイプ。
O2センサーが正常なら次はエアフロだろうって事で、このワンオフ臭漂う素敵アイテムを取り外してみたのですが。
3
エアクリーナーを外した所。
中央にエアフロが見えますね。
いや、それ以前の問題か。
この画像を見た人なら確実になんじゃこりゃあと叫ぶこと請け合いなんですが、ブローバイの付着で大変な事になってます。そして何よりも目を引くのが、この素敵構造体。リストリクター状の板が3枚エアフロに向かって斜めに設置されています。
この構造は一体何の為に?
この車両はもともと純正ECUで制御されており、パワーFCは前オーナーが装着した物。なので、本来は純正ECUで性能を発揮するようセッティングされていたのではないだろうか。
構造から推察すると、エアクリーナーから吸入された空気はこの板にぶち当たり、中央で集合され、エアフロに向かって強制的に押し込まれる。エアフロセンサー部の通路面積は一定の為、押し込まれる空気の流速は当然上がるはず。流速が上がる=吸入空気量が増えるという事だから……つまりこの構造は、吸入空気量が増えたと純正ECUを誤作動させる為に成されているのではないだろうか。
吸入空気量が増えたと判断したECUは、異常燃焼を防ぐため燃料を多く吹くはず。要は純正ECU制御で無理矢理燃調を濃くする為、このような構造体を設置したのではないだろうか。だとすればエアフロ直後にある巨大なダッシュポッドにも意味が出てくる。当初はなんじゃこりゃーと思った素敵構造も、エンジンへのエア供給プールと考えれば理解が及ぶ。純正ECUによる制御で可能な限りのベストを尽くそうとした、涙ぐましいまでの努力の跡が伺える訳で。この車両にエンジンを換装したショップの人には脱帽するより他にない。
で、パワーFCですよ。
使った事ある人はご存知の通り、パワーFCは純正ECUのようにきめ細かい制御は望むべくもなく、ぶっちゃけエアフロ電圧のみで燃調制御してるような物。各センサーからのフィードバックも無いので、このエアフロからの信号を元に燃料を送れば当然燃調は濃くなる訳で……これがマフラーからの黒煙と、アイドリングでのハンチングの原因だったのでは無いかと。黒煙吐くような状態ではブローバイも大量に出るだろうし、実際ハンチングが起こっている時は吹き戻しの音が室内まで聞こえてきた程。このブローバイの付着によりエアフロが誤作動し、さらに燃料を濃くするという悪循環を繰り返し、最終的には純正ECUでもエラーを吐くレベルにまでになってしまったのでは無いかと。
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まぁ、不運が重なったというか何というか。
最初にエアフロ確認しておけばO2センサーとか交換不要だったんですけどね。この状態を確認すると同時にカー用品店にてエアフロクリーンを買い求め、スプレー一吹きでエンジン不調は全て解決です。純正ECU、パワーFCどちらでも普通にアイドルするようになりました。
昔はエアフロの清掃なんて無理ゲーだったんだけど、KUREがエアフロ洗浄専用ケミカルを作ってくれたおかげで気にせず洗浄出来るようになりました。ありがとうKURE!
で、エアフロ洗浄と合わせてこんなん用意してみました。
妙なギミックの無い、いたって普通のエアインテークパイプ。当面はコレで様子見かな。
そういえば最初パワーFCに入っていたデータで低回転時のインジェクション数値に凄い値が入ってたんだけど、アレは何だったんだろうか。もう初期化して自分なりのデータ入れちゃったんだけど……A/F計が無いので判断出来ず。
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