5AGSリコールとクラッチ寿命について

令和5年3月末に発表されたAGSのリコール作業をマツダディーラーに依頼し、作業予定日の4日前にトランスミッション警告灯が点灯。現在走行距離は25万㎞、そして前回リコールでクラッチ交換したのが10万㎞、単純計算で15万㎞走行でAGS警告灯が点灯した事になります。そろそろかなーとは思っていたので、リコール作業前ではありますが時間を作ってマツダディーラーへ警告灯が点灯した事を報告しました。

話を聞いてみると、変速操作が規定回数を超えると警告灯が点灯する仕組みらしい。どんな凄いセンサーでクラッチの摩耗を検出しているのかと思っていたのだけれど、まぁ、言われてみれば確かにコレが一番簡単だよね。自分の場合1日120㎞を走行し、市街地でのストップ＆ゴーが大半。この使い方で15万㎞も走れたのはかなり優秀じゃないかな。普通の人なら15万㎞も乗れば買い替えを検討する頃だろうし。

それはそれとして、メカニックが車両を点検し、警告表示を消すためにコンピューターをリセットしてくれました。鋭い人ならこの時点で「あっ」となると思いますが、すり減ったクラッチでAGSコンピューターを初期化すると……そう、ニュートラル位置が検出出来なくなり、クラッチが切れなくなります。つまり、この時点で自走不能になりました。

いろいろ復旧に向けて手を尽くしてくれたみたいですが、残念ながらどうにもならず改善にはクラッチを新品に交換し、ニュートラル位置を検出出来るようにしなければならないとの事。

で、結局部品代約2万円をこちら持ちで、工賃他は無償にてリコール対応とクラッチの交換をしてもらいました。工賃を5万と考えれば何となく得をしたように思えますが、4日間も車が使えず仕事も滞ったので大赤字です。これからリコールの入庫を考えていらっしゃる方は注意して下さい。