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2009年03月31日

八戸市営バスと貨物列車衝突

八戸市営バスと貨物列車衝突 【写真説明】
八戸市営バスと八戸臨海鉄道の貨物列車が衝突した市川通り1号踏切=30日午前10時55分ごろ、同市河原木浜名谷地

市営バスと貨物列車衝突(2009/03/31)

 三十日午前十時半ごろ、八戸市河原木浜名谷地の八戸臨海鉄道(同市、田村幸雄社長)が管理する市川通り一号踏切で、八戸市営バスと同社の貨物列車(十両編成)が衝突した。バスに乗っていた女性六人のうち、二人が肋骨(ろっこつ)骨折などで重傷、四人が軽傷を負った。命に別条はない。八戸署は同日午前十一時十分、自動車運転過失傷害の疑いで、同市在住、バス運転手A容疑者(46)を現行犯逮捕した。
 
 逮捕容疑は、貨物列車の通過を知らせる警報機が鳴っているのにもかかわらず、踏切に進入し、左側から進行してきた列車と衝突、乗客にけがを負わせた疑い。同署の調べに対し、A容疑者は「ぼおっとしていた」などと供述しており、同署が詳しい事故原因を調べている。
 一方、国の運輸安全委員会は同日、鉄道事故調査官二人を同市に派遣し、事故原因の解明に乗り出した。
 バスは踏切を越え県道(通称・産業道路)の丁字路交差点を左折しようとしていた。踏切に遮断機は設けられていなかった。八戸臨海鉄道の幹部は本紙の取材に対し、バスの運転手が県道に合流するため、列車とは逆方向の右側を見ていた可能性を示唆した。
 市交通部は同日、市庁で記者会見を開き、奈良岡修一副市長が事故について謝罪した。事故原因については、「運転手から話を聞けておらず、詳しいことは分からない」と述べるにとどめた。
 貨物列車は同日午前十時十分、同市長苗代の八戸貨物駅を出発。コンテナ四十五個のうち二十八個に古紙を積み、事故現場近くの北沼駅に向かう途中だった。通常は時速十七―二十キロで走行し、北沼駅に差しかかろうとしていたため、減速していた。事故を起こしたバスは、多賀台団地から大杉平営業所に向かっていた。
 貨物列車は先頭の機関車がバス左側中央の乗車口付近に食い込み、バスは約七―八メートルほど押されて線路上で止まっていた。八戸消防本部は消防車、救急車計八台を出動させたほか、八戸市民病院救命救急センターの医師三人が現場で負傷者の応急処置に当たった。
 事故現場付近の県道は一部が通行止めとなり、同日午後二時ごろ、規制が解除された。

迫る列車「ぶつかる」恐怖に青ざめる乗客(2009/03/31)

 甲高い警報機の音が鳴っているにもかかわらず、踏切内に進入した八戸市営バス。「止まらないの?」「ぶつかる!」。乗客が心の中で叫んだ次の瞬間、バス左側の中央乗車口付近に八戸臨海鉄道の貨物列車が突っ込んだ。三十日午前十時半ごろ、同市河原木浜名谷地の市川通り1号踏切で発生した市営バスと貨物列車の衝突事故。重軽傷を負い市内の病院に運ばれた乗客は、事故の恐怖とショックで顔をゆがめながら、事故当時の様子を生々しく証言した。
 
 乗車口から入ってすぐの中央右側に座っていた同市市川町の会社員女性B(31)は、事故前から「車間距離が短く、スピードも出ていた」と感じていたという。
 バスが踏切に差し掛かった時、視界には左側から近づく貨物列車がはっきりと見えた。「ガシャーン」。大きな音とともに、右ひざに激痛が走った。顔を上げると、左前に座っていた乗客二人が顔や腕から血を流し、床に倒れていた。
 Bさんの左前方の座席にいた同市市川町の理容師女性(71)は「これは絶対にぶつかる」と思った瞬間、激しい衝撃で座席から投げ出された。
 「事故直後のことはあまり覚えていない。しばらく動けなかった」。左腕(尺骨)骨折の重傷を負い、「まさか自分がこんな事故に遭うなんて…」と表情をこわばらせた。
 現場近くにある八戸臨海鉄道の北沼駅にいた同社社員は、貨物列車が踏切で鳴らすいつもの警笛に気付き、作業をするため駅舎から出た。踏切の方を見ると、バスは警笛にも気付かない様子で、「するすると踏切内に入っていった」という。
 市営バスは、貨物列車に七―八メートル押されて線路上で停車。路面にはタイヤの跡がくっきりと残っていた。
 列車は徐行運転していたため、死者を出さずに済んだが、一歩間違えば大惨事になるところだった。

響く警報音 なぜ進入?/市営バス事故(2009/03/31)

 八戸市営バスと八戸臨海鉄道の貨物列車が衝突、乗客六人が重軽傷を負った事故を受け、市交通部は三十日午後、市庁で緊急記者会見を開き、奈良岡修一副市長が「関係者の方々に深くおわび申し上げます」と謝罪した。A運転手(46)が自動車運転過失傷害の疑いで現行犯逮捕されたが、事故原因については「運転手から話を聞いていないので、今の段階では分からない」と繰り返した。
 
 同市新井田小久保頭の市交通部事務所に事故の第一報が入ったのは同日午前十時四十分ごろで、橋場運転手からの通報だった。
 事務所には黒板が用意され、職員は集めた情報を次々に書き込んだ。状況を問い合わせる電話がひっきりなしに鳴り、対応に追われた。小林眞市長は県外出張中で、奈良岡副市長が事故現場を視察したほか、けがをした乗客を見舞うため、搬送先の病院を回った。
 市交通部によると、A運転手は一九九三年七月の採用で、勤続十五年のベテラン。多賀台団地線は何度も運転経験がある。これまで大きな事故はなく、勤務態度にも問題はなかったという。
 事故前日の二十九日は非番で、三十日は午前六時ごろに出勤。乗務前の呼気検査でアルコール反応はなく、点呼時の健康調査で体調不良の訴えもなかった。
 バスは事故現場の北側にある北沼バス停を約五分遅れの午前十時二十八分ごろに通過した。市交通部の白川文男部長は会見で、焦りが事故につながったのでは ―との質問に対し「運行時間が遅れたからといってペナルティーを科すことはない。遅れがプレッシャーになり、即、事故につながったとは考えていない」との見解を示した。
 奈良岡副市長は「再発防止に向け、より一層乗務員に指導・教育し、信頼回復に向け取り組む」と述べた。

  ともに デーリー東北より

新聞上の画像をギャラリーに載せました。

 この事故であの貨物列車が動かなかったのだ。牛歩の機関車とはいえ、死者が出なかったことがせめてもの救い。
 八戸臨海鉄道も八戸市営バス、どちらも八戸市の関連会社だ。各踏切の通過時刻は通達されていて、ベテラン運転手はだいたいの列車時刻が頭に入っていると思う。八戸駅でバス五戸線は八戸線の列車に接続を考慮していて、列車の動きは重要だ。
 更にこの事故では、一時停止の位置の運転手の感覚がちがうことが言えると思う。ここでもそうだか、車線に手前でみんな止まるようだ。本来なら、歩道延長線上のもっと手前で止まるべきである。更にここでは幹線道路に寄り添って臨海鉄道があり、列車本数が少ないことから、多くのトラックが踏み切り前で一時停止せずに産業道路車線手前で止まる。交差点と踏切と一体になっているため、踏切内で車体が完全停止することが日常茶飯事である。歩道を自転車が暴走していたら、自転車ごと自動車がひいてしまう。
 運転中ぼっと、することは必ずある。こういうとき、日頃のクセが必ず出てくる。

「交差点歩道の延長線上のラインの手前、そして踏切の手前」は必ず一時停止である。
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Posted at 2009/03/31 17:06:55

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