
土橋川放水路の土木工事完了 7月供用開始(2009/04/07)
【写真説明】
長根運動公園側に造られた土橋川放水路トンネルの「呑み口部」
青森県が浸水対策事業として整備を進めてきた八戸市の土橋川放水路トンネルの土木工事が二〇〇八年度に完了し、遠隔監視・制御システムの設置など一部工事を残すだけとなった。供用開始は七月になる見通し。
同トンネルは、下流域にある売市地区などの豪雨による浸水被害を防ぐのが目的。長根運動公園付近の土橋川から国道104号の直下を通って大橋たもとの馬淵川につながっており、全長は千百三十四メートル。
県内で河川事業として整備された放水路トンネルとしては、弘前市の土淵川放水路(二千四百七十四メートル)に次ぐ二番目の長さ。
内径は四・四メートルあり、土橋川の流下能力(毎秒十六立方メートル)を上回る毎秒四十立方メートルを放流できる。総工費は四十四億五千万円。
〇五年度に事業を開始、〇七年二月に着工した。トンネルは円柱型のシールドマシンで掘削され、約十カ月で貫通。長根運動公園側の「呑(の)み口部」には、洪水時に土橋川をせき止め、全量を放水路へと流すゲートが設置されている。
「吐き口部」も既に馬淵川につながっており、放水路は通水可能な状態。県三八地域県民局地域整備部は「手動でゲートを動かすことができるので、供用開始前であっても緊急時に対応できる」としている。
デーリー東北より
この土橋川放水路トンネル(つちはしがわ)は10年ほど前の八戸市庁・本八戸駅近くでの洪水がきっかけだ。更に言うと私が高校の時の洪水もあると思う。
写真の道路下、水門がかつては小さかった。それで手前、この写真の地・桜木町が水を被った。通学のバスが水かさが増したところを「走行」したのである、「びっくらこいた」。さすがにそのバスは現存しないようである。その後、ここの水門を改修した。
ところが、今度は下流域が洪水の危機に悩ませられた。桜木町に溜まらなくなり、水はけが良くなったこともある。上流域に八戸市が「八戸ニュータウン」を造成したのも大きいと言われている。あの浄水場も立地している所である。
「すぐ、脇の谷間にダム作った方が水を汲めたのに」という人もある。この放水路トンネルを作る手間、何かちぐはぐな「都市計画」である。
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Posted at
2009/04/09 18:38:46