ＩＣ運転免許証９月導入

【写真説明】
９月下旬に発行されるＩＣ運転免許証（見本）。顔写真の左側中央部の白い部分にＩＣチップが内蔵される

　青森県警は九月下旬、偽造防止やプライバシー保護を目的としたＩＣ（集積回路）運転免許証を導入する。ＩＣ化により偽造が困難になるため、振り込め詐欺の銀行口座開設や、無免許運転などに悪用されるのを防ぐ効果が期待される。
　全国的に導入が進むＩＣ免許証。従来の免許証と外観はほとんど変わらないが、ＩＣチップを内蔵しており、中に住所や顔写真などのデータが記録されている。
　専用の読み取り機に通すと、機械がデータを読み取る。仮に免許証が他人の手に渡り、免許証に印刷されている顔写真などがすりかえられても、悪用できない仕組みになっている。
　ただ取得時や更新時には、交付手数料として従来より四百五十円高い二千五百五十円かかる。また申請時に四けたの暗証番号を設定する必要がある。
　銀行などで身分証明証として使う場合、これまでは提示だけで済んだが、暗証番号が分からないと読み取り機が作動せず、身分証明ができなくなる可能性もある。
　県警運転免許課の長谷川堅次長は「暗証番号を忘れないようにしっかり管理してほしい」と話している。
　ＩＣ免許証の導入は二〇〇七年一月から首都圏などの免許センターで始まった。青森県は当初、今年一月に導入予定だったが、予算の関係などで延びている。現在は県運転免許センターで、警察庁とＩＣデータ通信の試験を繰り返し実施するなど準備を進めている。

　　　デーリー東北より

　一回り大きい免許証つい最近まであった、と思っていた。小型化されていましたね。更にＩＣチップが内蔵されるわけだ。健康保険証も小型化されました。ほとんど国民総番号制みたいだ。