仙台港からトヨタ車出荷

仙台港からトヨタ車出荷　震災後初、３００台

写真・　大型貨物船に積み込まれるトヨタ車＝１６日午前、仙台港

　仙台港（仙台市）で１６日、トヨタ自動車のグループ企業である関東自動車工業の岩手工場（岩手県）で生産された約３００台が大型貨物船に積み込まれ、名古屋へ向けて出港した。仙台港から一般貨物の出荷は被災後初めて。物流経路の復興を進めてきた宮城県は、企業の生産活動の本格再開に期待を寄せている。

　午前中、被災前に生産された乗用車が次々と船に積み込まれた。県港湾課によると、東北地方にはトヨタのグループ企業で１月に操業したセントラル自動車の宮城工場（宮城県）もあり、仙台港は自動車出荷の拠点。

　橋浦高・県港湾課長補佐は「物流の態勢は整っている。企業は積極的に活動してほしい」と話した。

2011/04/16 11:47 【共同通信】


仙台港から新車出荷、震災後初


　津波で大きな被害を受けた仙台港から１６日、震災後初めて新車が出荷され、東北の物流拠点が本格的に動き出しました。

　仙台港では、今月１日から一般の船が入港できるようになりましたが、自動車などが出荷されるのは１６日が初めてということです。

　宮城県の仙台港には１６日朝、「蓉翔丸（１万４７９０トン）」が入港。まだ、がれきの残る埠頭から岩手県の工場で震災前に生産されたトヨタの新車およそ３００台が、次々に積み込まれました。

　トヨタ自動車にとっては、東北を国内第三の生産拠点と位置づけて動き出した矢先の震災で、その物流拠点である仙台港の機能回復は、東北経済の復興へ向けた確かな一歩といえそうです。

　「これが東北地方の自動車産業の生産態勢復旧の大きな柱になればと考えています」（宮城県港湾課・橋浦高　課長補佐）

　トヨタ自動車では、１８日から宮城と岩手の工場でも自動車生産を再開する方針です。
（16日11:50）TBS News i


　ようやく、１ヶ月掛かって再開した。大型貨物船が接岸できることは心強い。
　「オーリス」だよね、これ。