
日野自動車、新型「デュトロ」発表 新世代HVシステム採用で燃費向上
2011.6.15 13:29
日野自動車は15日、12年ぶりに全面改良した小型トラック「日野デュトロ」を7月2日から発売すると発表した。ハイブリッド車(HV)とディーゼル車の2タイプがあり、最大積載量2トンのHVは465万4650万円。エンジンとモーターの間にクラッチを設置した新世代HVシステムを採用、減速時に発生する回生エネルギーの発電効率を20%以上向上した。
HVは燃焼効率の高い新型エンジンの搭載などで世界で最も厳しいといわれる「ポスト新長期排出ガス規制」に適合。燃費も1リットル当たり12・2キロと、ディーゼル車に比べて17%の燃費向上を実現した。
MSN産経ニュース
日野自動車インフォメーション2011年06月14日
<東日本大震災に関して>生産正常化のお知らせ
当社の工場においては生産調整を実施しておりましたが、
部品調達の目処付けに伴い、6月上旬より全工場において生産正常化いたしました。
お客様には納期の遅れ等で大変ご迷惑をおかけしておりますが、
ご要望にお応えできるよう最大限の努力を継続してまいりますので
何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
今後も引続き、被災地における復旧・復興支援をはじめとして、
商用車メーカーとしての社会的責任を果たすべく、日野グループとして全力で取組んでまいります。
日野自動車 より
【日野 デュトロ 新型発表】トップダウンでHVの燃費大幅向上
2011年6月15日(水) 15時07分
日野自動車は15日、燃費性能を高めた新ハイブリッド車(HV)を含む小型トラック『デュトロ』シリーズを12年ぶりに全面改良して発表した。7月2日に発売する。
デュトロは、トヨタ自動車の『ダイナ』および『トヨエース』と同モデルであり、従来はトヨタと日野が共同開発していたが、新型は日野が主体となって開発した。
日野の白井芳夫社長は3年前の就任時からHVについて、ディーセルエンジン車より燃費を「5割向上」させるよう指示し、開発を進めてきた。新型車の2t積HVの場合、重量車モード燃費は1リットル当たり12.2kmとなった。
白井社長は、昨年11月から運送事業者などの協力を得て実施した実証モニターによる実燃費が「40〜50%向上した」とし、所期の燃費性能が確保できたと評価した。国内の販売計画はシリーズで年1万2000台。うちHVは4000台の計画だ。
HVシステムは、エンジンとモーターの間にクラッチを設置する方式を採用して回生エネルギー効率を高めた。エンジンもトラックでは世界で初めて、膨張比を高めるアトキンソンサイクルのディーゼルを採用し、燃費改善につなげた。
レスポンス 池原照雄
ダイナ、トヨエース の2トン積を全面改良…燃費改善
2011年6月15日(水) 15時08分
トヨタ自動車は6月15日、キャブオーバータイプの小型トラックの『ダイナ』と『トヨエース』の2トン積系をフルモデルチェンジし、ダイナは全国のトヨタ店、トヨエースは全国のトヨペット店を通じて7月2日から発売する。
新型車は、高圧コモンレール式燃料噴射システム、高性能触媒DPRを一新し、燃費の向上と排出ガスのクリーン化を実現した。ハイブリッド車専用を含む5種類のディーゼルエンジンを新開発した。
ハイブリッド車は、燃費向上に寄与するアトキンソンサイクルの専用エンジンと、アクセル、ブレーキの2ペダル操作でイージードライブを実現する専用の5速AMTを採用する。エンジンとモーター兼発電機の間にクラッチを介することで、モーターのみでの発進が可能な新開発のハイブリッドシステムを搭載する。
燃費は、2トン積車でリッター12.2kmと従来型比1.0kmアップ、3トン積車ではリッター11.6kmで従来型比1.4kmアップした。
ディーゼル車では、新型ディーゼルエンジンに、操作しやすい6速オートマチックトランスミッション(AT)、6速/5速のマニュアルトランスミッション(MT)をラインアップする。
AMT車、AT車にはアイドリングストップ機能を標準装備するとともに、AMT車、MT車には、省燃費運転を実践できるようエコランシステムを標準装備する。
内外装備では、全車インストルメントパネルの膝前部分や下部の形状を工夫することで、中央席の足元スペースを拡大した。ワイドキャブではキャビンのパッケージングを一新し、ドア開口部を拡大、乗降ステップの大型化、乗員スペース拡大などで、高い乗降性と快適な居住性の確保を目指した。
横方向への広がりを感じさせる開放的なインストルメントパネルは、助手席から中央席にかけて大型のオープントレーを配し、使用性の向上を図った。さらに、センタークラスターは、操作性を重視したレイアウトとし、コンビネーションメーターは文字盤を拡大、視認性の向上を図った。
フロントまわりのデザイン変更で、力強さを際立たせたフロントビューとし、ワイドキャブではキャビンの前絞りやバンパーコーナー形状の工夫により、優れた空力性能を実現した。ハイブリッド車は、グリルとドアに専用ストライプのほか、ハイブリッドを象徴するシナジーブルーを施したトヨタエンブレムを設定する。
安全性能では、強度を低下させることなく左右のピラー断面を極力細くすることで、視界を確保するワイドビューピラーと、車両側面後方の視界を拡大し右左折時の歩行者認知により、巻き込み事故の防止に寄与する2面鏡ミラーを標準装備する。滑りやすい路面やカーブ走行などでの横滑りを抑えることで、車両の安定性を確保し、事故の未然防止を図る車両安定性制御システムVSCを小型トラックでは世界初となるオプションで設定した。
価格はハイブリッドの標準タイプが449万6000円、ディーゼル車のカーゴタイプ、ワイドが398万4000円。
生産は日野自動車の羽村工場で行う。販売計画はダイナの2トン積系が月500台、トヨエースの2トン積系が210台。
レスポンス編集部
【日野 新型デュトロ 発表】白井社長「トヨタでいえばカローラ」
2011年6月15日(水) 16時16分
日野自動車の白井芳夫社長は15日、12年ぶりの全面改良となる新型『デュトロ』について「トヨタでいえば『カローラ』だ」との考えを示した。白井社長は同日、都内で開いた新型デュトロ発表会後、一部報道陣に対し述べた。
白井社長は「これまでのデュトロは日本のマーケットを中心に仕様を決めてきた。このため海外向けは、日本仕様を少しアレンジしていただけなので、強度が高かったり、弱かったりした。それを(新型では)全部、フレームの強度なども国別に変えた。そういう意味ではトヨタでいえばカローラだ。昔はカローラがグローバルの戦略車になっていた。あの位置づけだ」と述べた。
日野は新型デュトロを世界戦略車として100か国以上に投入し、2015年までに年間で14万台の販売を計画している。白井社長は「立ち上がりは日本で生産するが、いずれタイやインドネシアの拠点でも造る」ことも明らかにした。
レスポンス 小松哲也
北米仕様車が3月9日に発表があった。震災復興のタイミングでこの時期なのだろう。
ディーゼルエンジンが
N04C-U○シリーズ
直列4気筒・ターボインタークーラー
総排気量:4.009L
コースターやランドクルーザーも搭載するんでしょうね。青いエンブレムになるのを楽しみにしてます?