北陸新幹線「グランクラス」シート

北陸新幹線向け高級シート　裾野の工場で製造
2014年3月28日

[写真]　トヨタ紡織が開発した北陸新幹線のシート＝名古屋市内のホテルで

　トヨタ自動車グループのトヨタ紡織（愛知県刈谷市）は二十七日、北陸新幹線の最上級車両「グランクラス」向けに開発した本革シートを、名古屋市内のホテルで報道陣に公開した。トヨタの高級車「レクサス」の座席づくりで培った洗練された技が生かされている。

　トヨタ紡織は自動車向け以外のシート受注を目指しており、鉄道用シートは富士裾野工場（裾野市）で生産している。

　鉄道分野に初参入して手掛けた今回のシートは、座った時の圧力を背中全体で分散する構造で、長時間座っても疲れない。片手で簡単に出し入れできるアルミ合金製のテーブルも特長だ。開発責任者の傍嶋（そばじま）政道さん（５０）は「小柄の女性から大柄の男性まで誰もが快適な旅ができるシートになった」と話す。

　北陸新幹線は二〇一五年春に長野－金沢間が開業し、東京－金沢間を約二時間半で結ぶ。グランクラスはグリーン車両よりも格が上。一つの編成で一車両十八席しかない。既に東京、長野間では今月中旬から新シートを載せて導入されている。

【中日新聞】


≪くだめぎ？≫
　"長野"新幹線「グランクラス」に座って

「レクサス」

と口ずさむヤツが絶対いる・・。