
2014年05月18日(日) 12時00分
【北京モーターショー14】中国向け カローラ 新型は レビン が兄弟
《撮影 椿山和雄》トヨタ カローラ(北京モーターショー2014)
ヨタ自動車は、中国・北京モーターショー2014で中国向けの新型セダン『カローラ』と『レビン』を発表。新型カローラは、兄弟車レビンとともに、2015年には中国産ハイブリッドユニットを搭載するハイブリッドモデルも投入される計画だ。
《レスポンス・ショーカーライブラリー》
トヨタ・カローラ
カローラ(COROLLA )は、トヨタ自動車が1966年より製造・販売している乗用車のブランド(商標)、および車名である。
1 概要
トヨタの代表的な車種で、日本において最も普及した大衆乗用車シリーズの一つであり、2013年現在、日本の本格的な小型の大衆乗用車の商標としては11代47年(セダンの場合)と最も息が長い。
当初1100cc級、以後モデルチェンジ毎にサイズが拡大され、1200-1600cc、のち1300・1500-2000cc級の小型乗用車として、長らく生産が続けられてきた。
その時代毎の基準から見て常に手堅く中庸な設計を用いつつ、ユーザーの上位志向に応えた装備類の充実、派生モデルの開発などで、日本国内市場、輸出市場の両面で成功を収めた。
基本形のセダンに加え、多くの派生車を擁し、1969年から2001年までの33年間、連続して車名別日本国内販売台数第1位を維持。
2013年7月には累計生産台数4000万台を達成し、現在、世界でおよそ150か国の国で販売されている。1967年から2002年までは商用車(バン)も製造・販売していた。
2 歴史
2.1 初代 E1#型(1966年 - 1970年)
2.2 2代目 E2#型(1970年 - 1977年)
2.3 3代目 E3#/5#型(1974年 - 1979年)
2.4 4代目 E7#型(1979年 - 1987年)
2.5 5代目 E8#型(1983年 - 1987年)
2.6 6代目 E9#型(1987年 - 1991年)
2.7 7代目 E10#型(1991年 - 2002年)
2.8 8代目 E11#型(1995年 - 2002年)
2.9 9代目 E12#/13#型(2000年 -2008年 )
2.10 10代目 E14#/15#型(2006年 - 2014年)
2.11 11代目 E16#/17#型(2012年 - )
日本国外仕様(E17#型)
米国仕様:2013年 - 、豪州仕様(E17#R型)
2013年 - 、欧州仕様[73]:2013年 - 、東南アジア仕様(3代目カローラアルティス):2013年 - 、中国仕様:2014年 -
日本国外仕様 11代目 E17#型
-自動車のスペック表-
製造国 生産拠点を参照
販売期間 2013年 -
乗車定員 5人
ボディタイプ 4ドアセダン
エンジン
1NR-FE型 1.3L 直4 Dual VVT-i
(欧州のみ)
1ZR-FE型 1.6L 直4 Dual VVT-i
(欧州のみ)
2ZR-FE型 1.8L 直4 Dual VVT-i
2ZR-FAE型 1.8L 直4 Dual VVT-i Valve Matic
1ND-TV型 1.4L 直4 ターボディーゼル
(欧州のみ)
変速機 CVT
CVTi-S
4速AT
5速MT
6速MT
駆動方式 FF
サスペンション 前:マクファーソンストラット
後:トーションビーム
全長 4,640mm
全幅 1,780mm
全高 1,460mm
ホイールベース 2,700mm
プラットフォーム 新MCプラットフォーム
・ 2013年6月6日(JST、2013年6月7日) - トヨタ自動車の米国法人、米国トヨタ販売は米国カリフォルニア州において、北米市場専用の新型カローラを公式発表した。ボディタイプはセダンのみで同年1月に同国で開催された『デトロイトモーターショー13』に出品されたコンセプトカー「カローラフーリア」のデザインコンセプトがほぼ反映されている。これまで通り3ナンバーボディを継承するが、先代モデルに対し全長、および全幅、ホイールベースをそれぞれ拡大[74]。特にホイールベースは先代モデルに対し100mm延長され、その大半は後席の居住空間に充てられている。エンジンは1.8Lの「2ZR-FE」を基本とし、「S」のみバルブマチックを採用した「2ZR-FAE」を搭載する。トランスミッションには4速ATもしくはCVTと6速MTのほか、「S」には新開発のデュアルクラッチトランスミッション、「CVTi-S」を用意。
・ 2013年6月7日 - 欧州仕様を発表。北米仕様をベースとするも、フロントマスクが大幅に異なる。メカニズムの詳細についてはこの時点では発表されていないが、その後、ルーマニア、ハンガリー、キプロスなどで順次販売を開始した。
・ 2013年10月7日 - 和泰汽車傘下の国瑞汽車を通じて台湾仕様を「
カローラアルティス」の名で発表。欧州仕様をベースとする。全車2ZR-FEエンジン+Super CVT-iの組み合わせのみ。
・ 2014年4月20日 - 北京モーターショーにて中国仕様の新型カローラ、およびそのハイブリッド版にあたる新型車種「レビン」を発表。前者は欧州仕様を、後者は北米仕様をそれぞれベースとする。
4 車名の由来
"Corolla"はラテン語で「花で作った冠」、英語では「花冠」(花弁の集合的呼称)を意味する[76]。先行したトヨタの主力モデル「クラウン」「コロナ」に続いて「冠」を象徴し、かつアルファベットの"C"で始まる車名を与えられたものである。なお、日本以外では「コローラ」と発音することが多い。
5 関連事象
カローラアクシオは基本的に日本国内専用車として開発されているが(特に初代モデルとなるE140型)、海外の市場では自動車の資産価値が高いため、格上の同じ日本国内専用車であるアリオンやプレミオなどとともにロシアやモンゴル、マレーシア、インドネシアなどの各東南アジア、ミャンマーやバングラデシュなどの開発途上国、オーストラリアやニュージーランドなどオセアニア地域などへそれぞれ並行輸出されている。
6 ダイハツでの生産
パブリカ、スターレットがメインでカローラは意外に少なく、1975年11月から1977年12月までH-KE26V、1984年9月から1987年7月までE7#V型、E7#G型、1987年6月から1991年9月はE9#V型、E9#G型、1991年6月から2002年6月までE10#V型、E10#G型がダイハツで委託生産された。また、カローラベースでシャルマンとして同社より発売されていた。初代シャルマンはE2#型セダン/同E2#型バンがベースとなっており2代目シャルマンはE7#型セダンがベースとなっている。
7 取扱販売店
当初はパブリカ店扱いであったが、1969年にパブリカ店がカローラ店に改称され現在に至る。なお、ディーゼル店でも併売されていたが、ディーゼル店の他系列への吸収により販売は終了した[77]。
8 派生車種
・ トヨタ・カローラレビン - スポーツクーペ仕様。4代目(AE8#系)についてはトヨタ・AE86の項も参照。
・ トヨタ・カローラFX - ハッチバック仕様
・ トヨタ・カローラWRC - ラリーカー
・ トヨタ・カローラセレス - 4ドアハードトップ仕様
・ トヨタ・カローラフィールダー - ステーションワゴン仕様(7#系、9#系、10#系のカローラワゴンについてもこの項目で記述する)
・ トヨタ・カローラランクス - ハッチバック仕様
・ トヨタ・カローラII - 下位車種、およびターセル/コルサの兄弟車種
・ トヨタ・カローラスパシオ - ミニバン仕様
・ トヨタ・カローラルミオン - トールワゴン仕様(日本国内向けカローラシリーズ唯一の3ナンバー)
・ トヨタ・スプリンター - 姉妹車。派生車のトレノ、シエロ、カリブがカローラの名称で販売された地域が少なからず存在する。
・ トヨタ・オーリス - オセアニア地域ではカローラの名称で販売される。
・ ホールデン・ノバ - 豪州向けバッジエンジニアリング車。
・ トヨタ・レビン - これまでのカローラレビンとは全く関連性のない中国市場向け専用のハイブリッド専用車種。セダンのみ
9 脚注・出典
73.^ 英国・ドイツ・フランス・イタリアを除く。
74.^ トヨタ、北米向け カローラ 新型を発表…若々しく変身 - Response 2013年6月8日閲覧
76.^ カローラの車名の由来は何ですか? 車名の由来 - toyota.jp
77.^ ただし、宮城県ではディーゼル店がカローラ店(現:トヨタカローラ宮城)に、パブリカ店は一時カローラ店で冠していたがオート店(現:ネッツ店・ネッツトヨタ仙台)にそれぞれ社名変更。
10 関連項目
・ トヨタ自動車
・ トヨタカローラ店
・ トヨタのエンジン型式一覧
・ 長谷川龍雄 - 初代カローラの開発主査
・ トヨタ・カムリ - 元々カローラ店ではカローラの上位車種扱い。
・ダイハツ・アルティス - カムリのダイハツ工業向けOEM車。車名書体やエンブレムはカローラアルティスと全く同じ。
・ ダイハツ・シャルマン
・ 光岡・ガリュー204/ヌエラ602セダン - ベース車両としてE140型アクシオが使用されている。内、ガリュー204は2009年3月をもって新車販売を一旦休止したが、同年6月に新車販売を再開した
・ BMW・3シリーズ - バブル景気の頃、あまりの台数の多さからカローラの台数の多さになぞらえて「六本木カローラ」と呼ばれたことがある。
11 外部リンク
・ toyota.jp カローラ アクシオ
http://toyota.jp/corollaaxio/
・ toyota.com カローラ(米国モデル)(英語)
http://www.toyota.com/corolla/
・ トヨタテクノクラフト・カローラアクシオ "GT" TRD Turbo
http://www.trdparts.jp/parts_axio-turbo.html
・ カローラの哲学
http://toyota.jp/information/philosophy/corolla/index.html
最終更新 2014年6月7日 (土) 08:00 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
フリー百科事典『ウィキペディア』
≪くだめぎ?≫
新型カローラ中国仕様が発表された。2月に発表された『
カローラ アルティス』は全長4620mmで中国仕様もこの位であろう、1990年7月登場の3代目ビスタとほぼ同じ・バブリーな気分だ。"中国カローラ"として台数が多く出るかな。