
2017 年 11 月 24 日
東日本旅客鉄道株式会社
大宮支社
東北本線黒磯駅電気設備改良切換工事に伴う
列車運休及びバス代行輸送計画についてのお知らせ
東北本線黒磯駅では電気設備改良工事を行っておりますが、
2018年1月1日(月)未明から、3日(水)早朝時間帯にかけて切換工事を実施します。
【黒磯駅電気設備改良工事の概要】
黒磯駅は1959年の電化以降、駅構内にて直流と交流の切替えを行い列車に電力を供給しています。黒磯駅構内の架線は直流と交流を切替える特殊な設備となっているため、難しい保守管理が課題となっておりました。設備の簡素化を行い保守管理の課題解消を目的として、2013年から黒磯駅構内の直流化工事に着手し、この度2018年1月に使用開始となります。
[写真上]
※デッドセクション
異なる電気方式の接続点に設けられる架線に電気が加圧されていない区間
~中通りでも浜通りでも仲良し!?E531系とキハ110系
2018年07月05日 11時50分 ニッポン放送
【ライター望月の駅弁膝栗毛】
[写真中] E531系電車、東北本線・黒田原~高久間
[写真下] キハ110系気動車、東北本線・黒田原~高久間
今年も間もなく、夏の青春18きっぷのシーズン。
普通列車乗り継ぎ旅の難関は、ローカル路線バスの旅と同様に「県境越え」です。
幹線の東北本線でも栃木・福島の県境は、日中は1時間半前後、空く時間帯があります。
そんな東北本線・黒磯~新白河間で、去年(2017年)秋から朝夕を中心に活躍しているのが、5両編成のE531系電車です。
このE531系電車とコンビを組むのは、2両編成のキハ110系気動車。
コチラは日中から夜にかけての運行となっています。(列車番号にDが付いた列車)
「去年」お伝えした通り、東北本線は黒磯~高久間で電化方式が直流から交流に切り替わるため、黒磯~新白河間は交直両用の電車か、気動車による運行となっています。
日中は乗客もあまり多くないことから、短編成の気動車となっている訳ですね。
栃木・福島県境を走るE531系とキハ110系は、仲良く並んで走ることもあります。
実はE531系電車は普段、常磐線・水戸線で活躍している車両。
一方のキハ110系は、磐越東線の列車として走っている車両なんですね。
このため、新白河周辺だけでなく、いわき周辺でも顔を合わせることがあります。
福島の中通りだけでなく、浜通りでも“仲良し”のE531系とキハ110系なんですね。
@niftyニュース より
黒磯駅
黒磯駅(くろいそえき)は、栃木県那須塩原市本町(ほんちょう)にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)東北本線の駅である。
当駅以南は「宇都宮線」の愛称区間となっている。
くろいそ
Kuroiso
◄那須塩原 (5.5km)
(4.0km) 高久►
所在地 栃木県那須塩原市本町1-1
北緯36度58分11.97秒
東経140度3分34.31秒
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 ■東北本線(当駅より東京方面は愛称■宇都宮線)
キロ程 163.3km(東京起点)東京から尾久経由で163.5km
電報略号 クロ
駅構造 地上駅
ホーム 3面5線
乗車人員
-統計年度--2017年- 2,378人/日(降車客含まず)
開業年月日 1886年(明治19年)12月1日
備考 直営駅(管理駅) みどりの窓口 有
1 概要
東北本線は電化時に当駅以南は直流電化(1,500 V)、以北は交流電化(20k V・50 Hz)されたことなどから、日本国有鉄道(国鉄)時代から運用上の要衝・境界となっている駅である。現在は貨物列車と一部の臨時列車を除き、当駅で運転系統を分断しており、新白河方面は主に2・5両編成の列車が1時間あたり1本弱、宇都宮方面は主に4両編成(一部は5・10両編成)の列車が15 - 40分間隔で運転されている。また、貨物列車についても乗務員の交代が行われる。
また、当駅より南側の直流区間はJR発足後の1990年(平成2年)に「宇都宮線」の運行名(愛称)が与えられており[1]、正式路線名の「東北本線」で案内される当駅 - 盛岡駅間とはラインカラーでも区別される。東京近郊区間も当駅までとなっている[2]。Suica首都圏エリアの端にあたる[3]。
JR支社境は豊原駅 - 白坂駅間が大宮支社と仙台支社の境界となるが、輸送指令は東京駅から当駅までを東京支社が担当し、当駅以北を仙台支社が担当している。
1.1 交直接続の駅
当駅は電化後、直流専用と交流専用双方の機関車の乗り入れ・車両交換ができるよう、1959年(昭和34年)から2017年(平成29年)まで当駅に地上切り替え方式の交直接続設備を設けていた。構内の架線は3番線(直流専用)と一部の側線を除き、直流・交流の両方に切替られるように交流区間で使用されている碍子形同相セクションにより区分(セクション)され、交直切換断路器を用い、黒磯変電所からの交流・直流の電源を地上からの指令で駅構内の区分された架線(セクション)に切替えて流すことが可能であった。このため、構内の信号機には直流または交流が加圧されていることを表示する架線電源識別標識が取り付けられていた。
地上切替時代は、同駅を跨いで運転される機関車けん引列車は原則的に同駅に停車し、直流・交流の機関車の交換作業を実施した。双方の電源に対応できる交直両用車両・気動車使用列車も、設備が車両側で乗務員操作により交直切り替え操作を行う車上切替に対応しておらず、信号取り扱いが電源切り替えに連動していた関係上、一旦停車し[4]、交直両用車両については停車後パンタグラフを降下、地上側での電源の切り替え後にパンタグラフを再上昇させ発車する形をとった。ただし、1968年(昭和43年)10月改正(ヨンサントオ)以降、1番線の東京方と5番線の青森方に無電区間(デッドセクション)を設け、自動列車選別装置を装備する車両は地上子との連携により、1番線(下り)・5番線(上り)を停車せず通過し[5]、車上切り替えを行うことが可能となっていた(列車選別装置#黒磯駅通過列車用も参照)[6]。
しかし地上側の設備が複雑となること、加えて2008年に作業員の感電死事故が発生した[7][8]ことから、JR東日本では「保守管理の課題解消を目的」として、当駅構内をすべて直流電化とすることを決定し、2013年(平成25年)に工事を開始し、2018年(平成30年)1月1日から3日にかけ、構内の直流化を完了した[9]。これに伴い、構内の盛岡方にデッドセクションが新設され、交直流電車・機関車は通過中に電源の切り替えを行う方式とした(車上切替方式)。
このため、工事完了後の当駅への交流専用車両の入線は不可能となったが、機関車交換が必要となる貨物列車は2012年(平成24年)にED75形交流電気機関車の定期運用が終了し、2016年(平成28年)3月26日以降は直流電気機関車の乗り入れも終了したことで、同駅を通過する貨物列車は交直両用のEH500形が直通で牽引する列車のみとなっていた。旅客列車についても、切替直前の2017年(平成29年)10月14日に実施したダイヤ改正で、黒磯駅以北で運行されていた交流専用電車の運行を新白河駅までとし、黒磯駅 - 新白河駅間で運行する車両をE531系交直流電車とキハ110系気動車に置き換えている[10][11]。
9 脚注
[1]^ 制定当初は上野駅 - 黒磯駅間。2015年(平成26年)の上野東京ライン開業後は東京駅 - 黒磯駅間。
[2]^ 東京近郊区間(2014年5月4日閲覧)
[3]^ Suica・PASMO利用マップ(2014年5月4日閲覧)
[4]^ 宮澤孝一『黒磯の一日』「鉄道ファン」1978年5月号 p63、p69-70
[5]^ 「Rail Magazine」2005年5月号を参照。
[6]^ 宮澤孝一『黒磯の一日』「鉄道ファン」1978年5月号 p63、p70
[7]^ “感電死:保守点検中の作業員--JR黒磯駅 /栃木”. 毎日新聞 (2008年9月18日).[リンク切れ]
[8]^ 杉山淳一 (2017年12月1日). “電化路線から架線が消える日”. ITMedia ビジネス. p. 2. 2018年2月22日閲覧。
[9]^ a b “東北本線黒磯駅電気設備改良切換工事に伴う列車運休及びバス代行輸送計画についてのお知らせ (PDF)”. 東日本旅客鉄道 (2017年11月24日). 2018年1月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年1月13日閲覧。
[10]^ 2017年10月ダイヤ改正について
[11]^ “東北本線の黒磯以北は交直流電車と気動車に…JR東日本、10月14日ダイヤ改正”. レスポンス (2017年7月7日). 2017年7月7日閲覧。
最終更新 2018年7月21日 (土) 16:42 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
勝田車両センター
勝田車両センター(かつたしゃりょうセンター)は、茨城県ひたちなか市にある東日本旅客鉄道(JR東日本)の車両基地である。同社水戸支社の管轄。常磐線勝田駅の北側に位置する。
基本情報
鉄道事業者 東日本旅客鉄道
帰属組織 水戸支社
所属略号 水カツ
配置両数
電車 702両
貨車 26両
合計 728両
備考 2018年4月1日現在のデータ[1][2]
1 概要
常磐線に沿うように設けられ、勝田駅から2本の入出区線により繋がっている。 本線側より1番線から19番線の着発線が並び、1番線から13番線が車両留置線。14番線から18番線は検修庫内に通じており、交番検査や機能保全は主に14番線を使用し、軽微な修繕などは15・16番線が使用される。17・18番線は架線が張られていない修繕庫で、クレーンや車体を持ち上げるジャッキなどが配備され、車両の修繕や加工などの作業が行われる。E657系前頭部のFRPカバーもここで取り付けられたものである。 18番線の検修庫内には車輪転削機が設置されていたが、2006年4月に新設された内原電留線に10両編成対応の車輪転削線が設けられたために転削機を移設し機能を移転した。この車輪転削機は水郡線営業所の車両も使用する。19番線は着発線の中でも最も短く、3両分の長さしかないためE491系や編成から分割された車両が置かれることが多い。かつて443系電車が配置されていた頃は同車が使用することが多かった[3]。
要部検査や全般検査は郡山総合車両センターで行なわれ、車両はその都度、水戸線・東北本線経由で回送される。
2 歴史
・1961年(昭和36年)4月1日 - 日本国有鉄道の勝田電車区として開設。
・1961年4月20日 - 401系電車を配置、同年6月1日から営業運転を開始。
・1962年(昭和37年)7月 - 451系急行形電車を配置。
・1985年(昭和60年)3月 - 485系特急型電車(483系を含む)を配置。
・1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、JR東日本に継承。
・2004年(平成16年)4月1日 - 勝田車両センターに改称。
・2005年(平成17年)6月 - ISO 9001の認証を取得。
・2015年(平成27年)3月 - 上野東京ライン開業により42年ぶりに東京駅乗り入れ列車が復活(列車自体は品川駅まで乗り入れる)。
3 配置車両
2018年4月1日現在の配置車両は以下の通り[1][2]。配置車両の車体に記される略号は「水カツ」(水=水戸支社、カツ=勝田)である。編成番号はK○○○で統一されている。
3.1 電車
E531系電車(430両)
・編成番号K401 - K426の基本編成の10両編成26本(260両)とK451 - K477の付属編成の5両編成27本(135両)、3000番台としてK551 - K557の付属編成の5両編成7本(35両)が配置されている。
・常磐線上野 - 富岡間の普通列車(一部列車は東海道線品川 - 東京・上野東京ライン東京 - 上野間でも運用)と品川 - 土浦間の特別快速、水戸線の普通列車、東北本線黒磯 - 白河間の普通列車で運用されている。
・2007年3月18日から上野駅を発着するすべての普通列車が本系列に統一され、2階建てグリーン車も連結された。
・2006年8月26日から2007年3月17日までは付属編成のみ暫定的に水戸線でも定期運用が設定されていた。
・2015年2月1日から常磐線高萩 - 竜田間、水戸線での定期運用が開始。
・2017年10月14日から東北本線黒磯 - 白河駅間での定期運用が開始。なおこの区間における運用は3000番台に限定され、また送り込みや返却は水戸線経由の定期列車で行う。(※宇都宮線小山 - 黒磯駅間は回送)なお3000番台は同日以降も友部以南の列車や上野東京ラインの使用は継続。
6 脚注
[1]^ a b ジェー・アール・アール編『JR電車編成表』2018夏 ジェー・アール・アール、交通新聞社、2018年、p.42-47。ISBN 9784330884189。
[2]^ a b 交友社『鉄道ファン』2018年7月号 「JR旅客会社の車両配置表」
[3]^ a b c 交通新聞社『鉄道ダイヤ情報』2016年3月号「シリーズ車両基地2016 vol.28」
最終更新 2018年6月11日 (月) 01:20 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
JR東日本キハ100系気動車
キハ100系・キハ110系気動車(キハ100けい・キハ110けいきどうしゃ)は、東日本旅客鉄道(JR東日本)の一般形気動車。
基本情報
運用者 東日本旅客鉄道
製造所 富士重工業・新潟鐵工所
製造年 1990年 - 1999年
運用開始 1990年3月10日
主要諸元
軌間 1,067 mm
最高速度 100 km/h
全長 17,000 mm(キハ100系) 20,500 mm(キハ110系)
全幅 2,928 mm
全高 3,995 mm
台車 ボルスタレス台車
動力伝達方式 液体式
機関出力 330PS/2000rpm(キハ100系) 420PS/2000rpm(キハ110系)
制動装置 電気指令式ブレーキ
保安装置 ATS-P, ATS-Ps, ATS-SN
1 概要
老朽化したキハ20系・キハ45系などの取り替えとローカル線における輸送サービスの改善を目的に製造され、1990年(平成2年)3月10日に北上線でキハ100形、釜石線と山田線でキハ110形量産先行車がそれぞれ営業運転を開始した。製造メーカーは富士重工業および新潟鐵工所である。
気動車であるが、車体と台車の軽量化を図り、高出力直噴式エンジンと効率の高い液体変速機との組み合わせにより電車並みの性能を有している。ブレーキシステムも電車で実績のある応答性の高い電気指令式を採用し、連結器も密着連結器であるため、従来車との併結はできない。
本系列の導入により、特に急勾配の多い山岳路線では速度向上による時間短縮が実現した。さらに冷房装置を搭載したことにより、夏期における旅客サービスの向上が図られている。
1.1 車両系列・形式の呼称について
本系列は短尺車体(16m級)のグループと長尺のグループ(18m級)がある。本項目では便宜上、短尺車体のグループをキハ100系、長尺車体のグループをキハ110系と呼称する。
両車は基本設計に共通部が多いこともあり、「キハ100・110系」と呼称される[1]。
1.1.1 キハ100系
16m級車体(後年の設計変更で17m級車も存在)の車両である。いずれも両運転台。
・キハ100形
・キハ101形(トイレなし)
・キハ103形(改造車。実質片運転台。710番台のみに設定)
1.1.2 キハ110系
20m級車体となっており、片運転台車も設定されている。キハ111形とキハ112形は1両単位で分割することも可能であるが、基本的に同番号の車両とユニットを組んで運用される。
・キハ110形:両運転台車
・キハ111形:片運転台車
・キハ112形:片運転台車(トイレなし)
・キクシ112形:片運転台車(改造車。エンジンなし。700番台のみに設定。)
5 車両配置と運用路線
5.2 仙台支社
郡山総合車両センター郡山派出
・キハ110系100番台
磐越東線で運用される。この他2017年(平成29年)10月14日より黒磯駅の電力設備改良に伴い、東北本線の黒磯 - 新白河間でも運用されている[32]。
9 脚注
9.2 出典
[1]^ “在来線[キハ100/キハ110系]”. 東日本旅客鉄道株式会社. 2016年12月3日閲覧。
[32]^ 2017年10月ダイヤ改正について (PDF) 東日本旅客鉄道 仙台支社(2017年7月7日)
最終更新 2018年6月18日 (月) 01:19 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
以上 ウィキペディア日本語版 より
≪くだめぎ?≫
去る2018年正月に黒磯駅北方に「デッドセクション」が移設され、
最初で最後と言われる『地上切り替え方式』から、交直両用車両による『車上切替方式』に切り替わった。
交流一般形電車JR東日本E721系から、常磐線E531系電車3000番台と磐越東線キハ110系100番台が共用・投入された。E531系電車3000番台は"準耐寒耐雪仕様車"として2015年10月から新製投入された"黒磯駅"対応車である。ディーゼルカーキハ110系100番台の2両は福島・栃木県境を越えるとあって需要との関係か・・。