
2019年3月5日
ネッツトヨタ東都株式会社
代表取締役社長 清水 貞弘
ネッツトヨタ東都、全国に先駆けトヨタ自動車全車種の販売を開始
ネッツトヨタ東都株式会社(以下、ネッツ東都)は、2019年4月1日より、トヨタ自動車株式会社(以下、トヨタ)製造の全車種【※1】を東京地区に所在する全店舗で取り扱い、販売を開始することにしました。
トヨタでは、モビリティ社会への対応に向け、どのお店でも地域のお客様の求めるあらゆるニーズに対応するため、2022~2025年を目途に、国内の全販売店全車種併売化の実施を目指しており、今回のネッツ東都での全車種販売は、東京ならではの想定以上に早いモビリティ社会の進展に対応するため、先行して行うものであります。
ネッツ東都以外に、東京都内のトヨタ販売店(トヨタ西東京カローラ株式会社・トヨタモビリティ東京株式会社【※2】・ネッツトヨタ多摩株式会社)においても、2019年4月1日より全販売店全車種併売化の実施を予定しており、これにより東京都内の全ての販売店は、全車種併売となります。
ネッツ東都は今後も「町いちばんのお店」を目指し、東京のお客様に寄り添いながらよりよい移動サービスの提供を目指してまいりたいと思います。
※1 一部扱いのない車種がございます。また、ネッツトヨタ東都株式会社の販売店のうち、東京都内に所在する販売店のみが全車種販売の対象となります
(千葉県内の販売店はネッツ店の扱い車種のみとなりますが、一部レジアスエースがハイエースに、ライトエースはタウンエースへと、東京地区同様に取扱いが変更となります。)
※2 トヨタモビリティ東京株式会社
→2019年4月に、下記東京直営販売会社が融合し誕生予定の販売会社(東京トヨタ・東京トヨペット・トヨタ東京カローラ・ネッツ東京・トヨタ東京販売ホールディングス)
問い合わせ先
ネッツトヨタ東都株式会社 お客様相談テレフォン(フリーコール)
ネッツ店
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ネッツ店(ねっつてん、Netz)は、トヨタ自動車のディーラーの一つ。
元来はトヨタオート店がネッツトヨタ店に名称変更された販売チャンネルであったが、後にトヨタビスタ店も統合されて新生ネッツ店となり、事実上、旧トヨタオート店と旧トヨタビスタ店が統合した販売チャンネルとなっている。日本国内トヨタブランド販売チャンネルの中では最新である[1]。
キャッチコピーは「-Another story-」。
1 概要
全国に115社・約1600店舗から構成され、ミニバンおよび2BOX系コンパクトカー中心のラインナップを持ち、主に若者・女性客をターゲットにしている。大阪地区ではかつてハイラックスサーフも扱っていた。
1968年4月に主力車種カローラスプリンター(KE15型)の発売に合わせてトヨタオート店として設立された。社名は原則「トヨタオート〇〇(〇〇は地名)」としていたが、東京都に本社を置いた「トヨタ東京オート(現:トヨタモビリティ東京)」だけは例外とされた。
1998年8月23日には「ネッツトヨタ店」と改名したのち、2004年5月より旧ネッツトヨタ店と旧トヨタビスタ店が統合して現在の「ネッツ店」となった。同時に看板ロゴも若干変更され、それまでは「Netz」の下に「TOYOTA」と表記されていたが、「Netz」ロゴはやや角が強調され「TOYOTA」の表記が消滅した。
東京都では販売チャネル制度を廃止しておりトヨタモビリティ東京(旧ネッツトヨタ東京)・ネッツトヨタ東都の都内店舗・ネッツトヨタ多摩については全車種[2]を取扱っている。
ネッツ店の専売車種のテレビCM・新聞広告には、改称時からトヨタのシンボルマークである「T」マークを掲載していない[3]。併売車種についても、カタログ表紙のデザインが大幅に異なっていて、たとえプリウス、アクア等の全店併売車種であってもネッツ店のカタログだけは表紙が異なっている。また、他のトヨタ系列店と比較して併売車種が少ない。色は水色。
2 歴史
2.1 トヨタオート店時代
・1968年4月 カローラスプリンターの発売に合わせて、トヨタオート店として設立。
・1970年12月 1BOXのライトエースを発売。
・1971年8月 初の4ドアセダンであるスプリンターセダンを発売。
・ 1972年3月 DOHCエンジンを搭載した、スプリンターのスペシャリティークーペであるスプリンタートレノを発売。
・1973年4月 パブリカスターレットを発売。
・1977年6月 初の6気筒エンジンを搭載したハードトップであり、マークIIの姉妹車チェイサーを発売。
・ 1978年2月 スターレットはフルモデルチェンジでハッチバック化される。
・ 1982年9月 初の4WD車及びステーションワゴンでもあるスプリンターカリブを発売。
・1983年ごろ 全国統一のオート店専用ロゴ「TOYOTA AUTO」が作られ、店舗の看板デザインに採用される。
・ 1989年8月 消費税導入後に3ナンバー車の税制上の不利がなくなったため、チェイサーに3000cc車を追加。オート店初の3ナンバー車になる。
・ 1991年11月 ビッグサルーン・セダンのアリスト発売。
・ 1992年10月 トヨタオート店史上唯一の4000ccV8エンジン搭載車(アリストの初代モデルに存在したV8エンジンの四輪駆動車。1997年の2代目以降の日本仕様は3000ccのNAとターボのみの構成)であるアリストに4WD車を追加。
・1994年5月 クロスオーバーSUVのRAV4Jを発売。なお、トヨタカローラ店ではRAV4Lとして販売する。
・1995年5月 RAV4Jに居住性と利便性を向上させた5ドアモデルを追加。
・ 1995年8月 3ナンバー専用ボディーを持つ、トヨタのワンボックスカーでは初めてとなるフロントエンジン車であると同時に最上級ミニバンであるグランビアを発売。
・1996年10月 ライトエースがフルモデルチェンジを機にライトエースノアに改名。
・1997年5月 「乗る、使う、楽しむ」を具体化する「ヒューマン・フレンドリー・コンパクト」が開発テーマとなるコンパクトワゴンのラウムを発売。
2.2 オート店からネッツトヨタ店に
・1998年8月 ネッツトヨタ店に改名。
・1998年10月 ネッツトヨタ店に改名後初の新型車としてスポーツセダンのアルテッツァを発売。
・ 1999年1月 コンパクトカーのヴィッツを発売。日本にコンパクトカーブームを巻き起こす。
・1999年8月 トヨペット店と併売のヴィッツの4ドアセダンとなるプラッツを発売。スターレットが生産終了。
・1999年10月 MR2がMR-Sに改名。
・2000年2月 ボックスワゴンのbBを発売。
・2000年9月 カローラのフルモデルチェンジに伴い、かつての主力車種であったスプリンターセダンとスペシャリティクーペのスプリンタートレノが生産終了。[4] セダンはプラッツに統合する。
・2000年11月 マークIIのフルモデルチェンジに伴い、高級セダンのチェイサーが生産終了。
・2001年2月 カローラランクスの姉妹車、アレックスを発売。
・2001年7月 アルテッツァのシューティングブレークスポーツワゴンとなるアルテッツァジータを発売。
・2001年11月 ライトエースノアが生産終了。ライトエースノアの後継車としてヴォクシーを発売。
・2002年5月 トヨペット店との併売で、ヴィッツをベースにしたクロスオーバーコンパクトカーのistを発売。アルファードVを発売。トヨペット店と併売となる。
・2002年7月 スプリンターバン、スプリンタービジネスワゴンが生産終了し、プロボックスに移行する(現在、プロボックスはトヨタカローラ店専売)。
・2002年8月 スプリンターカリブが生産終了。カリブの後継車としてSUVタイプであり、スポーツワゴンのヴォルツを発売。
2.3 ビスタ店と統合、現在のネッツ店へ
・2004年5月 トヨタビスタ店と統合し、新ネッツトヨタ店が誕生。それに伴いNetzロゴのデザインが角ばったものに変更され、「TOYOTA」の文字がロゴから消滅。スローガン「make the style」を制定。 トヨタビスタ店で取り扱っていた車種[5]を新たに加えパワーアップしたが、同時に以下の車種が生産終了・販売ラインナップから消滅している。
ヴォルツ(旧ネッツトヨタ店専売。2004年4月に生産終了)
WiLL VS(旧トヨタビスタ店専売。2004年4月に生産終了)
ヴェロッサ(旧トヨタビスタ店専売。2004年4月に生産終了)
プロナード(旧トヨタビスタ店専売。2004年4月に生産終了)
プラッツ(旧ネッツトヨタ店・トヨペット店で併売していたが、2004年4月以降トヨペット店の専売に→2005年11月にベルタに改名。これによりネッツ店取り扱いのコンパクトセダンが消滅)
ランドクルーザープラド(旧トヨタビスタ店・トヨタ店で併売していたが、2004年4月以降トヨタ店の専売に)
コンフォート(教習車仕様のみ旧ネッツトヨタ店・旧トヨタビスタ店・トヨペット店で併売していたが、2004年4月以降トヨペット店の専売に)
プロボックス(旧ネッツトヨタ店・トヨタカローラ店で併売していたが、2004年4月以降カローラ店の専売に)
・2004年12月 アリストが生産終了[6]。
・2005年2月
ヴィッツがフルモデルチェンジに伴い、これ以降のネッツトヨタ店専売車種には一部車種を除いてフルモデルチェンジ及びマイナーチェンジ時にはすべて専用エンブレムが使われるようになる。
WiLL サイファが生産終了。
・2005年3月 クルーガーハイブリッドを発売。
・2005年8月 レクサスの国内発足に伴い、アルテッツァが生産終了[7]。これによりネッツ店から6気筒エンジンを搭載したセダンがなくなった。
・2005年10月 ファンカーゴが生産終了。
・2005年11月 RAV4Jがフルモデルチェンジを機にRAV4に車名統合されネッツ店専売となる。これに伴い、クルーガーVとネッツ店扱いのクルーガーハイブリッドが販売終了。
・2006年5月 シエンタがマイナーチェンジに伴い、カローラ店専売に移行されネッツ店の取り扱いを一旦廃止した。
・2006年10月 アレックスが生産終了。アレックスの後継車として、スポーツコンパクトカーのオーリスを発売。
・2007年7月 MR-Sが生産終了。これによりトヨタのスポーツカーが一旦なくなる。
・2008年4月 アルファードVが生産終了。
・2008年5月 アルファードVの後継車として、ヴェルファイアを発売。
・2008年10月 全長3mを切るコンパクトカーのiQを発売。
・2008年12月 アベンシスが販売終了。これによりネッツ店取扱いのセダンとステーションワゴンが一旦なくなる。
・2009年5月 プリウスがフルモデルチェンジに伴い、取り扱いを開始[8]。これに伴い、ネッツ店で一旦取扱いを休止していたセダンの取扱いが再開した。
・2009年12月
イプサムが生産終了。
SAIを発売(すべてのトヨタ販売店での取り扱い)。プリウスに続いてのセダンの取扱となり、ネッツ店ではアベンシス以来となるノッチバックセダンとなる。
・2010年4月 2004年より使用されてきた「make the style」に代わる新スローガン「the Creative」を制定。これに伴い、広告・カタログ等に使用されるロゴもリニューアル。[9]
・2011年5月 プリウスαを発売(すべてのトヨタ販売店での取り扱い)。これに伴い、ネッツ店で一旦取扱いを休止していたステーションワゴンの取扱いが再開した。
・2011年6月 アベンシスワゴンを発表。2008年12月に販売を終了したが、ワゴンのみとはいえ、販売再開は異例。トヨタ店・トヨペット店との併売となる。
・2011年9月 トヨタ初の軽自動車(軽乗用車)ピクシススペースを発売[10]。
・2011年10月 ラウムが生産終了。
・2011年12月 トヨタ初の軽トラックピクシストラック及びトヨタ初の軽ライトバンピクシスバンを発売[10]。
・2012年4月 2ドアスポーツクーペ86の販売を開始(すべてのトヨタ販売店での取り扱い)。これにより、ネッツ店で一旦取扱いを休止していたスポーツカーの取扱いが再開した。
・2012年5月 トヨタ2番目の軽乗用車となるピクシスエポックを発売[10]。
・2012年7月 ラウムの後継車として、2代目ポルテの姉妹車にあたるスペイドを発売。カローラ店との併売となる。
・2014年4月 旧ネッツトヨタ店と旧トヨタビスタ店との統合から10周年を迎える。
・2015年7月
トヨタ3番目の軽乗用車となるピクシスメガを発売[10]。
シエンタがフルモデルチェンジに伴い、すべてのトヨタ販売店での取り扱いに移行され、ネッツ店では9年ぶりにシエンタの取扱いが再開した。
・2016年4月
2010年より使用されてきた「the Creative」に代わる新スローガン「Another story」を制定。これに伴い、広告・カタログ等に使用されるロゴもリニューアル。Netzロゴのバックに描かれている青い風の様なマークが2つの丸いイラストに変更された。
オーリスがグレード追加とトヨペット店との併売に移行し、フロントの専用エンブレムの使用が廃止される。
・2016年7月 RAV4とbBが販売終了。前者の販売終了により、ネッツ店から専売SUVが消滅した。
・2016年8月 トヨタ4番目の軽自動車となるピクシスジョイを発売[10]。
・2016年11月 bB後継のトールワゴンタンクを発売。トヨペット店との併売となる。
・2016年12月 C-HRを発売(すべてのトヨタ販売店での取り扱い)。これにより、ネッツ店で一旦取扱いを休止していたSUVの取扱が再開した。
・2017年1月 ピクシス スペースが販売終了。
・2017年7月 カムリがフルモデルチェンジに伴い、取り扱い開始(同時にトヨペット店[11]も取り扱いを開始し、従前から取り扱っているカローラ店との併売となる)。カムリに関しては「セリカ カムリ」の車種名で初代モデルがカローラ店との併売で旧トヨタビスタ店でも販売された経緯があり、約35年4ヶ月(2代目~5代目カムリの姉妹車であった初代~4代目ビスタ含むと約19年)のブランクを経て、旧トヨタビスタ店の流れを汲む現在のネッツ店で改めて取り扱うこととなり、ネッツ店においてはアリスト以来となるラージサイズセダンとなる。
・2017年10月 ウィッシュが販売終了。
・2017年11月 SAIが販売終了。
・2018年3月 オーリスが販売終了。
・2018年4月 アベンシスワゴンが販売終了。
・2019年4月 RAV4がフルモデルチェンジに伴い、約2年9ヶ月ぶりに取り扱いを再開(カローラ店との併売)。
・2019年5月 スープラがフルモデルチェンジに伴い、取り扱い開始(従前からのカローラ店を含めたすべてのトヨタ販売店での取り扱い)
3 ディーラー網
3.1 スローガン
ネッツトヨタ店のスローガンは次の7つ。
・ -Make the style-
・-the Creative-
・-Another story-
・ 時代の先を行くセンス
・いつも新しい楽しさ
・心と笑顔で結ばれた信頼のきずな
・ネッツはいつも新しい自分らしさに出会う場所です
・そして、カーライフの次の姿を創りつづけます
3.2 ディーラー名
ディーラー名は「ネッツトヨタ○○」の所が多い。○○の所にはその地域にちなんだ名前が入っている。特に、ネッツトヨタ店の場合は旧ビスタ店と旧ネッツ店の経営会社が違うために2社の合併が難しく、同じ都道府県に複数のネッツトヨタ店が存在することもある。
・北海道:札幌陸運支局管内では、トヨタビスタ札幌は「ネッツトヨタ道都」に社名変更している(ちなみに、ネッツトヨタ札幌とトヨタビスタ札幌は札幌トヨタグループ)。ちなみに、「ネッツトヨタ道都」は1957年に創業した「札幌トヨタディーゼル」を起源としており、ネッツトヨタ店のディーラーでは一番歴史の古い会社である[12]。また、十勝陸運支局管内では、トヨタビスタ帯広は「ネッツトヨタとかち」に社名変更したものの、後にグループ関連会社の「ネッツトヨタ帯広」と統合・合併している(ネッツトヨタ帯広とトヨタビスタ帯広は熱原グループ)。その後ネッツトヨタとかちは統合により店舗自体を失い、本社があった建物には現在、同じ熱原グループが運営する、帯広スズキの本社が営業している。
・青森県:旧トヨタビスタ青森(塚原グループ)とネッツトヨタ青森(トヨタ小野グループ)は経営会社が違っていたために、旧トヨタビスタ青森はネッツトヨタ青森と合併せず、「ネッツトヨタみちのく」に社名変更して店舗を展開している。
・秋田県:旧ネッツトヨタ秋田、旧トヨタビスタ秋田とも、秋田クボタやトヨタレンタリース秋田を束ねる石井グループ(旧称・石井企業グループ)傘下であったことから、旧ネッツトヨタ秋田を存続会社として合併し、「ネッツトヨタ秋田」として営業している。ちなみに、旧ネッツ秋田の本店と旧ビスタ秋田の本社は同一地にあった。また、経営母体が同じことで、従前から重複店が少なく(前述のように旧ネッツトヨタ秋田本店と旧トヨタビスタ秋田本社は同一の建物であり、ショウルーム・整備工場も合併以前より共用していた。現在は、ショウルームは閉鎖されており、事務機能のみ)、本店の近隣にある臨海店(現在は、臨海本店と呼称)のように同一敷地内にそれぞれの建物があったケースは、旧トヨタビスタ側を中古車専業店に転換するなどしている。
・千葉県:千葉トヨタ系はネッツトヨタ千葉と旧トヨタビスタ南千葉のネッツトヨタ南千葉がある。また、トヨタ勝又グループ(千葉トヨペットが母体)は東京都東部でネッツトヨタ店を展開するネッツトヨタ東都が旧トヨタビスタ北千葉を吸収した。
・埼玉県:トヨタ勝又グループ系のネッツトヨタ埼玉(旧ネッツトヨタ西埼玉と旧トヨタビスタ東埼玉を併合)、母体の違うネッツトヨタウエスト埼玉(旧トヨタビスタ西埼玉)とネッツトヨタ東埼玉の3社が存在。その後、2014年5月にネッツトヨタ東埼玉が旧ネッツトヨタウエスト埼玉を吸収したため、現在は2社体制となっている。
・神奈川県:ネッツトヨタ店再編当時は横浜・川崎地域を主たる営業エリアとするネッツトヨタ横浜とネッツベイシティ横浜(旧・トヨタビスタ横浜、以下ベイシティ横浜)およびそれ以外の地域を主たる営業エリアとするネッツトヨタ神奈川(以下ネッツ神奈川)とネッツトヨタ湘南(旧・トヨタビスタ神奈川)の4社体制であったが、2007年1月にネッツ神奈川が同じトヨタウエインズグループ傘下のベイシティ横浜を吸収し、現在は3社体制となっている。このとき、旧両社のエリアが重複する鎌倉・横須賀地区において店舗名が一部変更となっている。
・静岡県:旧トヨタビスタ店系の内、中部地区の遠州鉄道グループでネッツトヨタ浜松(旧社名・トヨタオート浜松)の子会社、旧トヨタビスタ静岡が販売権をメーカーであるトヨタ自動車に返上し、静岡トヨタ(メーカー直営会社)の傘下になったが、業績不振のため、ネッツトヨタ店再編の際にトヨタビスタ静岡を解散させ、店舗を静岡鉄道グループの旧トヨタビスタ東静岡(現・ネッツトヨタスルガ)とトヨタカローラ静岡グループの旧トヨタビスタ浜松(現・ネッツトヨタ静浜)に分割。従前より存在していたネッツトヨタ店(旧トヨタオート系)である遠州鉄道グループのネッツトヨタ浜松(旧トヨタビスタ静岡の元親会社)と、旧静岡トヨタグループであり現在はトヨタウエインズグループ(横浜トヨペットが母体)のネッツトヨタ静岡の2社と合わせ4社で営業しており、特に静岡市内では4社共市内に店舗を保有し、入り乱れる激戦競合地区となっている。
3.3 販売会社一覧
●北海道
・ネッツトヨタ旭川(本社:旭川市、旧・トヨタオート旭川)
・ネッツトヨタたいせつ(本社:旭川市、旧・トヨタビスタ旭川。旭川トヨペットグループ)
・ ネッツトヨタ釧路(本社:釧路市、旧・トヨタオート釧路)
・ネッツトヨタ道東(本社:釧路市、旧・トヨタビスタ釧路。釧路貨物グループ)
・ ネッツトヨタ帯広(本社:帯広市、旧・トヨタオート帯広。熱原グループ)
・ネッツトヨタ北見(本社:北見市、2009年10月にネッツトヨタオホーツクと合併。以前は国安木材グループ)
尚、ネッツトヨタオホーツクの本社があった場所は現在(2017年4月時点)中古車販売店となっている。
・ネッツトヨタ苫小牧(本社:苫小牧市、旧・トヨタオート室蘭)※トヨタ100%出資
・ネッツトヨタ札幌(本社:札幌市東区、旧・トヨタオート札幌。札幌トヨタグループ)
・ネッツトヨタ道都(本社:札幌市中央区、旧・トヨタビスタ札幌。札幌トヨタグループ)
・ネッツトヨタ函館(本社:函館市、旧・トヨタオート函館。トヨタカローラ札幌グループ)
・ネッツトヨタ道南(本社:函館市、旧・トヨタビスタ函館。札幌トヨタグループ)
●東北地方
・ネッツトヨタ青森(本社:青森市、旧・トヨタオート青森。トヨタ小野グループ)
・ネッツトヨタみちのく(本社:八戸市、旧・トヨタビスタ青森。塚原グループ)
・ネッツトヨタ岩手(本社:盛岡市、旧・トヨタオート岩手。岩手トヨペットグループ)
・ネッツトヨタ盛岡(本社:盛岡市、旧・トヨタビスタ岩手)
・ネッツトヨタ秋田(本社:秋田市、旧・トヨタオート秋田・トヨタビスタ秋田。石井グループ)
・ネッツトヨタ山形(本社:山形市、旧・トヨタオート山形・トヨタビスタ山形。遠藤商事グループ)
・ネッツトヨタ仙台(本社:仙台市宮城野区、旧・トヨタオート仙台)
・ネッツトヨタ宮城(本社:仙台市宮城野区、旧・トヨタビスタ宮城。MTGグループ)
・ネッツトヨタ福島(本社:福島市、旧・トヨタオート福島)
・ネッツトヨタノヴェルふくしま(本社:郡山市、旧・トヨタビスタ福島。I&Iグループ)
・ネッツトヨタ郡山(本社:郡山市、旧・トヨタオート郡山)
●関東地方
・ネッツトヨタ群馬(本社:前橋市、旧・トヨタオート群馬)
・ネッツトヨタ高崎(本社:高崎市、旧・トヨタビスタ群馬。群馬トヨタグループ)
・ネッツトヨタ栃木(本社:宇都宮市、旧・トヨタオート栃木。栃木トヨペットグループ 19年4月にネッツトヨタ宇都宮と合併)
・ネッツトヨタ茨城(本社:水戸市、旧・トヨタオート茨城)(和田グループ)
・ネッツトヨタ水戸(本社:水戸市、旧・トヨタビスタ東茨城。茨城トヨタグループ)
・ ネッツトヨタつくば(本社:古河市、旧・トヨタビスタ西茨城)
・ネッツトヨタ東埼玉(本社:川口市、旧・トヨタオート東埼玉。サイボーグループ'14年5月にネッツトヨタウエスト埼玉と合併)
・ネッツトヨタ埼玉(本社:さいたま市大宮区、旧トヨタオート西埼玉・トヨタビスタ東埼玉。トヨタ勝又グループ)
・ ネッツトヨタ東都(本社:東京都葛飾区、旧・トヨタオート東都・トヨタビスタ北千葉。東京都内の店舗は全車種販売。トヨタ勝又グループ)
・ネッツトヨタ多摩(本社:福生市、'10年4月にネッツトヨタ西東京と合併、'18年9月にトヨタ西東京カローラを傘下。全車種販売)
・ネッツトヨタ千葉(本社:千葉市中央区、旧・トヨタオート千葉、'10年5月にネッツトヨタ南千葉(旧・トヨタビスタ千葉)と合併。千葉トヨタグループ)
・ネッツトヨタ横浜(本社:横浜市神奈川区、旧・トヨタオート横浜。KTグループ)
・ネッツトヨタ神奈川(本社:平塚市、旧・トヨタオート神奈川、'07年1月にネッツベイシティ横浜(旧・トヨタビスタ横浜)を併合。ウエインズグループ)
・ネッツトヨタ湘南(本社:平塚市、旧・トヨタビスタ神奈川。KTグループ)
・かつて存在した販売店
・ネッツトヨタ東京 (現・トヨタモビリティ東京、旧・トヨタオート東京・トヨタビスタ東京。東京都はチャネル制度廃止のため統合)
●東海地方
・ネッツトヨタ岐阜(本社:羽島郡岐南町、旧・トヨタオート岐阜、'10年7月にネッツトヨタセントロ岐阜(旧・トヨタビスタ岐阜)と合併。西濃運輸グループ)
・ネッツトヨタ静岡(本社:沼津市、旧・トヨタオート静岡。ウエインズグループ)
・ネッツトヨタスルガ(本社:駿東郡長泉町、旧・トヨタビスタ東静岡。静鉄グループ)
・ネッツトヨタ静浜(本社:浜松市東区、旧・トヨタビスタ静岡・浜松)
・ネッツトヨタ浜松(本社:浜松市中区、旧・トヨタオート浜松。遠鉄グループ)
・ネッツトヨタ愛知(本社:名古屋市緑区、旧・トヨタオート愛知。ATグループ)
・ ネッツトヨタ東海(本社:名古屋市南区、旧・トヨタビスタ愛知。ATグループ)
・ ネッツトヨタ中部(本社:名古屋市名東区、旧・トヨタオート中部)
・ネッツトヨタ東名古屋(本社:名古屋市中区、旧・トヨタビスタ東名古屋。KIRIXグループ)
・ ネッツトヨタ名古屋(本社:名古屋市西区、旧・トヨタオート名古屋。NTPグループ)
・ネッツトヨタ中京(本社:名古屋市熱田区、旧・トヨタビスタ名古屋。NTPグループ)
・ネッツトヨタ三重(本社:津市、旧・トヨタオート三重)
・ネッツトヨタノヴェル三重(本社:四日市市、旧・トヨタビスタ三重)
4 ネッツ店の現況
現在トヨタは「TOYOTA」(トヨタ店/トヨペット店/カローラ店)・「LEXUS」の2ブランド制をとっており、この2チャンネルをまたいで併売することができないような車種・販売店構成をとっているが、「Netz」(ネッツ店)も統合後ディーラーの看板から「TOYOTA」の文字が消え、フロントエンブレムも専用のものに切り替え、さらには取扱車種が一部(プリウスシリーズとSAI、軽自動車(ピクシスシリーズ)がその例)を除いて全て専売車種に切り替えたりと、事実上ブランド化されたような状態にあった。
しかし、このことが結果として併売車種の減少を生み、各ディーラーごとの販売車種が大幅に減ることとなった上に、さらにそれが旧トヨタオート店、旧トヨタビスタ店時代に抱えていた顧客の車両代替需要をも逃す事態を発生させた。当時トヨタの取扱車種数が、姉妹車の縮小や同クラス車種の統合化などで年々減っていることもあったが、2010年代からはハイブリッド系車種以外でも併売車種が次々と増えていき、2019年現在は併売車種が過半数を占めている。
4.1 エンブレムについて
2005年に登場した2代目(NCP9#系)ヴィッツ以降、ネッツ店専売車種に「Netz」の頭文字「N」をモチーフにした専用エンブレムをフロント部分に採用している。
4.1.1 採用車種(2019年1月現在)
※採用時期以降にフルモデルチェンジした車種については、車種名の次に「◎」を入れる。
4.1.2 現在の採用車種
・ヴィッツ◎(2005年2月の先代モデルデビュー時から)
・ヴォクシー◎(2007年6月の先代デビュー時から)
・ヴェルファイア◎(2008年5月の先代デビュー時から)
4.1.3 過去の採用車両
・ ist◎(2005年5月の先代マイナーチェンジ以降〜2016年4月 生産終了により採用終了)
・アベンシス(2005年9月のマイナーチェンジ以降〜2008年12月 生産終了により採用終了)※
・ウィッシュ(2005年9月のマイナーチェンジ以降〜2017年10月 生産終了により採用終了)※
・RAV4(2005年11月の三代目モデルデビュー時〜2016年7月 生産終了により採用終了)※
・bB(2005年12月の二代目モデルデビュー時〜2016年7月 生産終了により採用終了)
・オーリス◎(2006年10月の初代デビュー時〜2016年4月 ハイブリッドの追加とともにトヨペット店での扱いも開始され、採用終了)
・ラウム(2006年12月のマイナーチェンジ以降〜2011年10月 生産終了により採用終了)
・ iQ(2008年12月のデビュー時〜2016年4月 生産終了により採用終了)
※2011年発売のアベンシスワゴンと2019年発売のRAV4はネッツ店専売モデルではないため、使用しない。
レジアスエースとライトエースはネッツ店専売車種であるが、ネッツエンブレムは採用されていない。[15]
4.2 取扱車種の動向
2005年8月のレクサスの日本展開前後から、フルモデルチェンジやマイナーチェンジを機に、他店との併売車種がネッツトヨタ店から他のトヨタ・レクサスディーラーの専売に切り替わることや[16]、逆にそれまでネッツトヨタ店と他店の併売だった車種がネッツトヨタ店専売になったりと[17]、取扱車種の変動が続いている。現在のところは6気筒以上のセダンやSUVの取り扱いは行っていない。
5 取扱車種
5.1 現在の取扱車種(2019年5月現在)
ヴィッツ、カムリ、ヴェルファイアを除くハイブリッド車は全てのトヨタ取扱販売店で販売されている。
▲印は旧トヨタビスタ店より引き継いだ車種、△印は旧・ネッツトヨタ店、旧・トヨタオート店で販売されていた車種を示す。
セダン
カムリ(2017年7月発売の10代目よりカローラ店・トヨペット店[11]と併売)
プリウス(全てのトヨタ取扱販売店で扱う)
プリウスPHV(全てのトヨタ取扱販売店で扱う)
ステーションワゴン
プリウスα(全てのトヨタ取扱販売店で扱う)
スポーツ
86(全てのトヨタ取扱販売店で扱う)
スープラ(全てのトヨタ取扱販売店で扱う)
コンパクト
ヴィッツ△
アクア(全てのトヨタ取扱販売店で扱う)
スペイド(ポルテ(2代目)の姉妹車、カローラ店と併売)
タンク(ダイハツ・トールのOEM。トヨペット店と併売)
ミニバン
ヴェルファイア
ヴォクシー△
シエンタ(2代目は全てのトヨタ取扱販売店で扱う、初代はデビュー時からトヨタカローラ店との併売だったが、2006年5月以降はトヨタカローラ店専売となっていた)△
SUV
C-HR(全てのトヨタ取扱販売店で扱う)
RAV4(カローラ店と併売)
商用車
レジアスエース▲
ライトエース トラック/ライトエース バン(現行モデルはダイハツ・グランマックスの日本市場向けモデルにあたる)△
2019年4月以降、東京都内のネッツ店(合併したトヨタモビリティ東京、ネッツトヨタ東都の千葉県エリアも含む)ではレジアスエースの代わりにハイエース、ライトエースの代わりにタウンエースを販売している。
軽自動車
全て、カローラ店と一部のトヨペット店/トヨタ店でも取り扱う。
ピクシス ジョイ(←キャスト)
ピクシス メガ(←ウェイク)
ピクシス エポック(←ミラ イース)
ピクシス トラック(←ハイゼットトラック)
ピクシス バン(←ハイゼットカーゴ)
8 名前の由来
Netzはドイツ語で「ネットワーク」や「組織」という意味。
また、「Network of Energetic Teams for Zenith」(最高を求めて活発に活動する組織)の頭文字。
9 脚注
[1]^ オート店・ビスタ店時代を考慮した場合は最も新しいものはビスタ店(その次がオート店)となり、考慮しない場合はネッツ店が最新となる。最も新しい旧ビスタ店と2番目に新しい旧オート店(→旧ネッツトヨタ店)が統合したものが現ネッツ店のため、旧オート店・旧ビスタ店・旧ネッツトヨタ店のいずれの歴史をもってしてもネッツ店が一番新しい。
[2]^ トヨタモビリティ東京についてはトヨエース、レジアスエース、ライトエースを除く。兄弟車のダイナ、ハイエース、タウンエースへ一本化。なおプロボックスとサクシードは併売している。東都の都内店舗・多摩については前記3車種以外にも取り扱わない車種がある
[3]^ 2011年10月から制定されているスローガン「FUN TO DRIVE, AGAIN.」のカタログ巻末の掲載に関しても、トヨタ・トヨペット・カローラ店は制定時のデザインロゴ(3行で大きく表記し、その下に「T」マーク)がそのまま掲載されている反面、ネッツ店の場合は1行で小さく表記された独自のデザインロゴが掲載されている(「T」マークなし)
[4]^ スプリンターカリブ、スプリンターバン、スプリンタービジネスワゴンは引き続き生産する。
[5]^ アベンシス・ファンカーゴ・WiLL サイファ・アルファード(V・ハイブリッド)イプサム・クルーガーV・レジアスエース
[6]^ 2005年8月にレクサスの国内発足に伴い、GSがアリストの後継車となる。アリストはネッツトヨタ店の最上級車種であったため、廃止後のフラグシップ車は1BOXミニバンのアルファードV(現在はヴェルファイア)となっており、現在のところはセダンタイプのフラグシップ車は存在していない。
[7]^ これに伴いISがアルテッツァの後継車となる
[8]^ 同時にトヨタカローラ店でも取り扱うため、限定生産車以外では1982年の現体制になってから初めて同社全ての販売店で扱う車種となる。
[9]^ Netzロゴのバックに描かれている青い球体の様なマークがzの横棒のようなマークに変更された。
[10]^ a b c d e 本車種は地域により、カローラ店との併売、または、すべてのトヨタ販売店での取り扱いとなる。
[11]^ a b 東京都ではトヨタ店(東京トヨタ自動車)でも取り扱われていたが、2019年4月にトヨタモビリティ東京へ統合
[12]^ 1973年にカローラ店に鞍替えして「トヨタカローラ北海」となったが、1980年にビスタ店に鞍替えして「トヨタビスタ札幌」となった。したがって、国内の自動車ディーラーではほぼ例がない、3度の販売系列の鞍替え(ディーゼル→カローラ→ビスタ→ネッツ)を経験している。
[15]^ ちなみに、それぞれトヨペット店扱いのハイエースとカローラ店扱いのタウンエースが姉妹車の関係にある。
[16]^ (例)アリスト→レクサスGS、アルテッツァ→レクサスISにそれぞれ改名してレクサスブランド専売となった。
[17]^ (例)RAV4→もともとはトヨタカローラ店との併売だったが3代目でネッツトヨタ店専売となった(なお、5代目でカローラ店(東京都ではトヨタモビリティ東京でも取り扱い)との併売に戻る)。
10 関連項目
・トヨタ自動車
・トヨタ店
・トヨペット店
・トヨタカローラ店
・トヨタビスタ店
・レクサス
・ サイオン - アメリカにおけるトヨタの販売チャネル。ネッツ同様、若年層をターゲットとしていた。2016年9月末をもって展開終了。
・ネッツカップ
・ネッツトヨタスペシャル 今世紀最後!!史上最大! アメリカ横断ウルトラクイズ
1998年の秋に、ネッツトヨタ店の発足(及び旧トヨタオート店設立30周年)を記念し「今世紀最後!!史上最大! アメリカ横断ウルトラクイズ」が日本テレビで放送された(参加申し込みは旧トヨタオート店店内でも受け付けていた)。ネッツトヨタ店が正式に発足した1998年8月18日以前の番組宣伝CMでは「トヨタオートスペシャル」となっていたが、ネッツ店が正式に発足した8月18日以降からは「ネッツトヨタスペシャル」に改称されていた。また、テレビ放送時に行われた優勝者は誰かを当てる視聴者プレゼントクイズの賞品は、当時発売されたばかりの「アルテッツァ」だった。
・ Netz STYLE STUDIO - ネッツ提供のラジオ番組。
最終更新 2019年5月25日 (土) 21:46 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
≪くだめぎ?≫
「トヨタ西東京カローラ」カーラインアップと同じである。
2005年からネッツ店専売車種に「Netz」の頭文字「N」をモチーフにした専用エンブレムを掲げているが、「ヴィッツ」「ヴォクシ」「ヴェルファイア」の3車種だけ、風前の灯火に見えなくもない。
「千葉トヨペット」のトヨタ勝又グループは「ネッツトヨタ東都」に対して今回は動かなかったと言うことか。
"札幌トヨタ"の動向によっては、「ネッツトヨタ道都」の"4"度目の看板掛け替えが現実を帯びてきた。よく言えば、3㌧車やマイクロバスの取り扱いが正式に復活も見えてきた・・・?