
緊急事態宣言で廃線前倒し、札沼線85年の歴史に幕
2020年4月18日 19時0分
[写真・画像]
(上)多くの町民や鉄道ファンらに見送られ新十津川駅を出発する札沼線の最終列車(17日午前10時頃、新十津川町で)=原中直樹撮影
(下)新十津川町付近 googleマップより
5月7日に廃止されるJR札沼線の北海道医療大学―新十津川間(47・6キロ)で17日、最終運行を迎え、1935年の全線開通以来、85年の歴史に幕を下ろした。新型コロナウイルスを巡る緊急事態宣言の対象地域が北海道にも拡大されたことを受け、急きょ前倒しされた。新十津川駅には沿線住民や鉄道ファンら約300人が集まり、別れを惜しんだ。
最終列車(2両編成)は午前9時半頃、同駅に到着。乗客の当別町の女性(77)は通院で利用していたといい、「予定が前倒しされたので、急いで乗車を決めた。最後に乗れて良かった」と涙を浮かべた。
乗客らは、午前10時過ぎに列車が折り返して出発するまで、写真を撮るなどし、警笛が鳴り響くと、「ありがとう」と声が上がった。列車に別れを告げた駅近くの女性(87)は「子どもの頃、出征する兵隊さんを見送るなど思い出が詰まった駅。もう少し存続してほしかった」と寂しそうに話した。
JR北海道は最終運行を今月27日と決めていたが、緊急事態宣言の対象地域の拡大を受け、予定を前倒しした。2016年にJR北が廃止方針を発表した5線区のうち、廃止となるのは2線区目。
読売新聞 より
≪くだめぎ?≫
"札沼線"の「石狩沼田-新十津川」
(1956年(昭和31年)11月~1972年(昭和47年)6月・戦時不要不急線から復旧線として)がいわゆる「赤字83線」として廃止されていた。新十津川駅が残されたのは要所"滝川駅"が近いからと言われる。近年、西日本での自然災害で貨物列車の迂回運行が行われているが、JR貨物が一切動かない、防災上いかがなモノか。
滝川-新十津川の石狩川に橋を架け、DF200牽引貨物が札沼線を低速運転運行が可能だったのではなかったのか。
ブログ一覧 |
鉄道貨物 | ニュース
Posted at
2020/04/19 09:06:13