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2020年04月19日

大貢献した先駆車『レクサスRX』

大貢献した先駆車『レクサスRX』 今に続くSUV人気はこの車が作り出した!? トヨタ「ハリアー」が変えた世界のSUV事情とは
2020年4月15日 8時10分

[写真・画像]
(上)1998年に北米で発売された初代レクサス「RX」
(中)2007年にフルモデルチェンジして登場した3代目レクサス「RX」。このモデルから日本でもレクサスRXとして発売されている
(下)2020年4月13日に発表されたトヨタ新型「ハリアー」

 2020年4月13日にフルモデルチェンジ、4代目として登場したトヨタ「ハリアー」。およそ30年前、ハリアーはレクサス「RX」として北米市場で発売されるやいなや大ヒット。プレミアムSUVというジャンルの先駆者となり、今に続くSUV人気をつくったという。

■プレミアムSUVの先駆けとなったレクサスRX
 スタイリッシュなルックスと質感の高いインテリアに加え、乗用車と遜色ない乗り心地の良さを備えたプレミアムSUV。今となっては、ごく当たり前の存在として人気を集めるジャンルだ。
 しかし、そうしたプレミアムSUVが広く世間に広まったのは、それほど古い話ではない。ほんの20数年前といっていいだろう。そして、そのプレミアムSUVの普及に大きく貢献したのが、レクサス「RX」(日本名・ハリアー)であった。
 初代レクサスRXが北米で発売されたのは1998年。日本では、同モデルとなるハリアーが、ひと足先の1997年にデビューを果たす。
 ハリアーの最大の特徴は、乗用車と同じモノコック構造であることだ。
 それ以前のSUVといえば、フレーム構造でオフロード性能を重視するクロカン的なモデルが主流であった。しかし、トヨタは1994年に発表した初代「RAV4」で、その常識を覆す。
 モノコック構造を採用したRAV4は、クロカン的SUVとは次元の異なる快適な乗り心地と軽快な走りでヒット作となる。
 そのコンセプトをさらに進め、SUVでありながらも、高級車と同等の基本性能を備えたモデルを生み出す。それが「高級サルーンの基本性能を備えたラグジュアリーSUV」であるハリアーであったのだ。
 ハリアーの登場は、当時としては非常な驚きでもあった。「SUVなのに街乗り中心なんておかしい」「軟弱だ」という意見もあったが、それよりも「格好良い」「室内が広くて使いやすい」、そして「プレミアム感が素敵」という声の方が圧倒的であったのだ。もちろん日本国内でもヒット作となる。
 そしてハリアーは、レクサスRXの名前で北米市場に投入される。そして、そのコンセプトは、当時、40代を迎えていた北米のベビーブーマー世代に大いに受けた。とくに富裕層の女性にも人気となり、1999年には目標の3倍に相当する8万台近い販売を記録。北米レクサスのベストセラーカーとなったのだ。
 RXの大ヒットもあり、レクサスは2000年にはアメリカでもっとも売れているプレミアムブランドにまで成長。1か月で2万台以上販売する最初の輸入プレミアムブランドにもなった。
 ちなみに、当時の北米市場で、プレミアムSUVとしてライバルとなったのはメルセデス・ベンツ「Mクラス」だった。
 しかし、Mクラスは北米生産となっており、欧州生産の他モデルよりも品質面で難があり、人気はいまひとつ。「レンジローバー」やジープ「チェロキー」は、1998年の時点ではモデル末期。リンカーン「ナビゲーター」が1998年に大ヒットを飛ばすが、そちらはフルサイズSUVであり、ミドルクラスのレクサスRXとはクラス違い。
 つまり、プレミアムSUVの注目が高まりつつも、強力なライバルはまだいないという、良いタイミングでレクサスRXは北米デビューを飾ることができたのだ。
 レクサスRXのヒットの後、プレミアムSUVのライバルたちが、当時世界一だった北米市場をターゲットにして続々と登場する。
 最初に登場するのが2000年のBMW「X5」。続いて、2001年にジープ「リバティ」(チェロキーの後継)とホンダ「CR-V」。2002年にはポルシェ「カイエン」とVW「トゥアレグ」。第3世代目のレンジローバーも2002年に誕生している。
 レクサスRXの登場後、一気に北米市場にはミドルクラスのプレミアムSUVが溢れることになったのだ。
 そして2003年にレクサスRX(ハリアー)は、フルモデルチェンジを実施して2代目に進化。レクサスRXの北米での好調な販売を受け、同年からはカナダ(TMMC)での現地生産も開始されている。
 2005年にはハイブリッドモデルも追加。プレミアムSUVのハイブリッドも、レクサスRX(ハリアー)が先鞭を取った形だ。

■第3世代よりレクサスRXとハリアーは別モデルに
 2008年には第3世代のレクサスRXが米国ロサンゼルスショーでデビュー。
 この世代から、レクサスRXとハリアーは別のクルマとなり、レクサスRXは2009年1月から日本での発売を開始。これは2005年8月30日から、日本においてもレクサスブランドの展開が始まったことが大きい。
 第3世代のレクサスRXの北米での人気は依然高く、なんとモデル末期に近い2014年にはカナダでの生産を増強。年間7万4000台程度だったものを、約10万4000台に引き上げているのだ。そして2015年には、第4世代となるレクサスRXが登場している。
 一方、ハリアーは第2世代のまま販売が継続され、2013年に日本専用モデルとして第三世代が登場。そして、2020年4月13日、第4世代へのフルモデルチェンジがアナウンスされたのだ。

※ ※ ※
 現在の世界の自動車市場で、もっともホットなモデルといえばSUVだ。しかし、オフロード性能一点張りのクロスカントリー的な泥臭いモデルしかSUVに存在しなかったのなら、今のような高い人気を集めることはできなかったろう。
 カジュアルに使える乗用車ベースのSUVがあり、さらにその上にプレミアム感のあるSUVがある。そうしたバリエーションが存在するからこそ、今のような世界的なSUVブームが形成されることになったのだ。
 そういう意味で、プレミアムSUVというセグメントを定着させたハリアーとレクサスRXの功績は、とてつもなく大きいといえるだろう。
くるまのニュース より


≪くだめぎ?≫
 現行型『ハリアー』は生産継続中かな。事実上先代・3代目『RAV4』の日本版であり、今回の4代目『ハリアー』も現行型『RAV4』の兄弟車になる。『ヴォクシー』『ノア』『エスクァイア』と同じ展開だろう。
 初代・2代目『RX』『ハリアー』は日本版・海外版という同一展開であり、この販売成功が"レクサス"店を日本導入の原動力となった。"高級セダン"と"SUV"が「高級車」ブランドの屋台骨と言っても差し支えない。
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Posted at 2020/04/19 21:35:29

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