
E655系電車 (E655けいでんしゃ)は、
2007年(平成19年)に登場した、東日本旅客鉄道(JR東日本)の交直流特急形電車。
[写真・画像]
(上左)特別車両(菊花紋章を取り付けた状態)E655系の御料車。令和元年9月28日撮影。
(上右)JR東日本E655系電車 特別車両:E655-1 (TR) 新習志野駅で撮影 作成: 2010年9月27日
(下左)E655系によるお召し列車 (2012年10月6日 武蔵境駅)
(下右)E657系に組み込まれ試運転を実施したE655-1 (2011年9月28日 大崎駅)
●特別車両:E655-1(TR)
特別車両として皇室又は同時に国賓が利用する際のみ、3号車と4号車の間に連結される付随車。「サイ」「サロ」などの記号は付されていない。
3号車寄り車端に出入台があり、次室、特別室<御座所>、休憩室<御休憩室>、トイレ<御厠>と続く(<>内は1号御料車の名称)。特別室は、壁・天井とテーブルに大分県産の高級杉材を用いた内装に菊柄の絹織物を張ったソファを設け、床には9種類の伝統文様を配した手織りの絨毯を敷いている。特別室の窓の天地寸法は950 mmと他の箇所より大きく、中央部の窓は幅2,200 mmの電動昇降式となっている。1号御料車に設けられていた御化粧室の機能は休憩室に統合され、ベッドにもなるソファと三面鏡付き化粧台を設置している。外装は特別室の窓下に金帯がなく、広幅窓下中央に菊の御紋を取り付けるための窪みがある。空調装置は床下集中式[11]のAU303形で、屋根上には休憩室付近のアンテナ2本(用途非公表)以外に何もない。車両番号は妻面に標記されている。付随車ながら空車重量は40.5 tある。
E257系、E653系、E657系に組み込んで走行することも可能な構造になっており、各車両を使用した試運転も行われている。
皇室用客車
1号御料車(3代)
現在の1号御料車は、昭和天皇の御乗用として、1960年(昭和35年)に国鉄大井工場で製造されたもので、1876年(明治9年)に製造された2軸客車の初代、1932年(昭和7年)に製造された2代目(現・3号)に次ぐ、3代目の1号御料車である。
本車は、供奉車の460号・340号・330号・461号と固定編成を組んでおり、一般に「1号編成」と呼ばれている。これらの供奉車は、1931年(昭和6年)から翌年にかけて1号御料車(2代。現・3号)との編成用に製造されたものであるが、本車の落成とともに改装され、460号にディーゼル発電機を設置して20系客車に準じた交流600V/60Hzを供給する給電システムに改めている。
JR東日本は、2007年(平成19年)に1号編成に代わる貴賓用電車E655系と特別車両E655-1を新製し、現在はこれらの車両を用いている。それにともない、供奉車4両を含む1号編成は保留車となっており、東京総合車両センター内の専用車庫に厳重に保管されている。なお、検査も行われていないことから1号編成の出番は今後はないものと思われる[8]。
[8]^ 東日本旅客鉄道鉄道事業本部運輸車両部車両運用計画グループ 白土裕之「3月15日ダイヤ改正 JR東日本 客車・機関車の動き さようならEF58 61、夢空間、ゆとり…」『Rail Magazine』2008年4月号(通巻295号)、ネコ・パブリッシング。
以上 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
≪くだめぎ?≫
特別車両"E655-1"は「1号御料車(3代)」(1960年(昭和35年)国鉄大井工場製)の後継として2007(平成19)年に投入された。現在「1号御料車(3代)」を含めた"「1号編成」"自体が検査も行われていないことから、
"お召し列車"専用車 E655系電車+特別車両E655-1
で運行される。ここでも"電車"時代、専用機関車は過去になった。
「センチュリーロイヤル」の鉄道車両版だ。
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新系列旅客車 | 旅行/地域
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2024/10/18 07:35:46