
8万8千世帯断水
八戸など7市町
きょう夜復旧見込み
自衛隊に災害派遣要請(2009/1/3)
写真・クレーン車を使って仮設のバイパス管を取り付ける
=2日午前10時頃、八戸市坂牛の漏水現場
一日に発生した八戸圏域水道企業団の大規模断水事故は、導水管同士をつなぐ溶接部分からの漏水が事故原因として浮上している。ただ、同企業団は「想像の域を出ず、はっきりした原因は不明」(小島賢悦事務局長)と指摘。漏水で陥没した道路の状況から、白山浄水場側の導水管で何らかの不具合が発生したとみて、事故現場を掘り起こし、原因究明を進める方針。
導水管とは、河川から取水した後、ポンプ場を経由して浄水場まで水を運ぶ水道管だ。耐用年数は平均で約四十年。通常、地下埋設後は定期検査などは実施しないという。
同企業団によると、漏水個所の導水管は一九九〇年に完成。総延長は同市櫛引地区の馬淵川から白山浄水場までの約四キロ。口径は一二〇センチで、厚さ約一・六センチ。鉄製で耐震構造となっている。
漏水個所は地上に一級河川の坂牛川が流れており、導水管を川底から離す必要があったため、水平ではなく、鍋底のように配管。その際、十カ所で溶接を施しており、ここが耐久性の上で盲点になった可能性がある。
同企業団の水道管の耐震化率は二〇〇七年度末現在で30・3%。全国でもトップレベルを誇り、災害に強いと言われてきたが、平時に突然起きた大規模断水事故により、これまでの「安全神話」はもろくも崩れ去った。
白山浄水場は約九万二千世帯、約二十三万八千人をカバーする同企業団最大の浄水施設。にもかかわらず、馬淵川から取水する導水管は、今回事故のあった一ルートしかなく、“命綱”としては不十分だった。
同企業団は将来の水道の需要増や多重防護の観点から、新井田川水系から新しい導水管を引く計画を進めており、一〇年度に完成する予定という。
デーリー東北より
安全神話はありません。耐震化は時間が掛かり、お金が掛かります。予定の前にトラブルがあるのは、よくあることです。
小学校の給水車に並びましたが、直前で終わることはよくあることです。父は某神社のわき水を、私は「みちの駅とわだ」に行きました。掃除のおばちゃん、不満?
午後4時頃復旧しました。
Posted at 2009/01/03 20:00:33 | |
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八戸圏域水道 | ニュース