
南高台配水池系の断水なぜ?(2009/01/07)
6日に断水が解消された八戸市、階上町、洋野町の一部9770世帯への給水拠点である南高台配水池(八戸市大久保町畑西ノ平)。最大貯水量は1万トンで、八戸圏域水道企業団管内では白山配水池(同5万トン)に次いで2番目の貯水規模を誇る。南高台配水池への配水が遅れた要因には、その大きさゆえ、白山配水池と〝共倒れ〟する危険性があったことが挙げられる。
南高台配水池の最大水位は八メートルで、水位を十センチ上げるだけで百二十五トンもの水量が必要。標高も八〇メートルと、高台の地区にある。
八戸市、階上町の一部九千五百世帯には、すべて南高台配水池から大山配水塔を経由して配水される。一方、洋野町の一部二百七十世帯には同配水池から直接、送水されており、同配水池への配水が停止されると、九千七百七十世帯すべての供給がストップすることになる。
実際、四日に水位が一メートル台まで落ち込んだ白山配水池には、もはや南高台配水池へ送水するだけの“体力”は残っていなかった。「全域で再び断水」という最悪の事態を避けるため、企業団は配水停止に踏み切った。
一方、企業団は五日、白山配水池の水位を確保するため、八戸市内で新たに時間断水を始めたが、断水が続いていた南高台・大山系の配水世帯と、時間断水の対象世帯が混在する妙地区などでは情報が錯綜(さくそう)、住民に混乱が生じた。
時間断水の終了時刻を過ぎた同日午後五時すぎ、妙地区の給水所を訪れたパート女性(51)は「この地区は午後四時から水道を使えるんじゃなかったの? 情報をはっきりさせて」と憤っていた。
デーリー東北より
サービスエリアが入り組んでいますね。水道企業団の方も境目が分からないのでは。市街地側は標高で分かれているのだろう。
南高台配水池のタンク、国道45号線岩手県方向に向かって左側にあります。人口増を見込んで大きめにしていたようだ。確かにニュータウンが多い。ここ30年間は市街地近くの田畑が宅地開発が進み、このあたりはそれほど人口増加しなかったという印象です。
Posted at 2009/01/07 14:37:03 | |
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