
除雪費ピンチ(2009/01/22)
【写真説明】
重い湿雪に見舞われている三八上北地方。旧八戸市では除雪車の出動件数が昨冬の2倍強に達し、除雪費が底を突いた=2008年12月22日、同市白山台地区
先月来、湿った重たい雪に度々見舞われている三八上北地方の自治体が、除雪費不足にあえいでいる。八戸市では二〇〇八年度の除雪費が底を突き、〇五年度以来、三年ぶりに予備費で賄う方針を決定。十和田市や三戸町も同様に予算を追加措置する予定だ。青森地方気象台は「平年より積雪量が多いかどうかははっきりしない」としているが、今冬の雪は重い上に固まりやすく、自治体担当者は「除雪作業に手間がかかる」と悲鳴を上げる。
八戸市では二十一日現在、延べ五百九十五台の除雪車が出動(南郷区を除く)。昨冬は三月末で延べ二百五十八台で、既に二倍強となっている。
市は〇八年度除雪費として、旧市で九千五百七十万円、南郷区で千六百八十万円の計一億千二百五十万円を見込んだ。だが、旧市の除雪費は一億百六十万円と既に予算オーバー。南郷区は七百二十万円と四割を消化した。
二十一日の市議会総務協議会で、田名部政一財政部長は「このままでは除雪費が足りなくなる。三月の補正予算に追加計上するが、その間の不足分は予備費を充てたい」との考えを示した。
除雪費不足に直面するのは八戸市だけではない。十和田市は一億二千万円の予算が底を突きそうな状態で、今週中にも補正予算を専決処分する方針。三戸町も今月末の臨時町議会で追加分を盛り込んだ補正予算案を提出するという。
このほか、階上町も「予算をほぼ使い切った状態」、五戸町は「今後の状況次第では足りなくなる恐れもある」としており、いずれも今後の天候状況を見ながら判断する。
三八上北地方は先月から断続的に風雪模様となり、例年より早い段階から除雪車が出動。年が明けてからは今月十日に八戸で一三センチの積雪を記録した。
除雪費を多めに設定した三沢市は「そんなに逼迫(ひっぱく)した状態ではない」と話す一方、「今年の雪は水っぽく、除雪作業に時間と手間がかかることが除雪費増加の一因ではないか」としている。
同気象台の今月下旬から二月中旬の一カ月予報によると、太平洋側の降雪量は平年並みか、高めで推移するとみられる。
デーリー東北より
青森市内の人なら何だと思うが、青森県南部地方は雪が少ないのである。だから、この12月から2月にかけて道路工事など公共工事が夏以上に至る所で行われている。その工事業者も大変だろう。近くに個人病院が春に開業するそうだが、水道管を太くするなど土木工事も手間が掛かったようだ。
普通に冬が来ると、こんなに大雪にならないはずである。
Posted at 2009/01/22 13:55:58 | |
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