
トヨタが国内車両工場の生産休止を延長、日産自やスズキも
3月16日(水) 23時24分配信 ロイター
[写真] 横浜市内の販売店前で。2月撮影(2011年 ロイター/Toru Hanai)
[東京 16日 ロイター] 自動車メーカー各社で、国内車両工場の操業停止が長期化する様相を呈してきた。トヨタ自動車は16日までとしていた全車両工場の生産停止を22日まで延長。日産自動車も電気自動車(EV)「リーフ」などを生産している追浜工場(神奈川県横須賀市)などで、引き続き稼働を見合わせる。
いずれも東日本大震災の影響でサプライヤーの部品供給体制が整っていないためで、操業再開の時期にはなお不透明感もある。
トヨタは被災地の復興や関係者の安全確保を最優先させるとし、14日からグループ会社も含めて国内のすべての車両工場で操業を停止している。同社が車両工場の生産を7稼働日連続で停止するのは過去に例がなく、生産への影響も7日間合計で約9万5000台と拡大している。
日産は追浜工場のほか、高級車を手掛ける栃木工場(栃木県上三川町)、エンジンなどを生産する横浜工場(横浜市神奈川区)、グループ会社の日産車体湘南工場(神奈川県平塚市)で20日まで操業停止する。九州工場(福岡県苅田町)は17日と18日、日産車体九州の工場は 17日のみ、在庫部品で対応できるとして稼働を再開するが、その後の操業については検討中。
スズキも部品工場を含めた国内全6工場で21日まで操業停止を延長した。
ホンダは20日まで国内全生産拠点で操業を停止することを公表している。東日本大震災の被災地で震度6以上の地域にあったホンダが直接取引する1次サプライヤーは、約110社。16日までに全社と連絡が取れたが、そのうち2割程度は操業再開までに1週間程度かかるか、再開のめどが立っていないという。
<トヨタは17日から部品工場の操業再開>
トヨタは補修用部品の生産ラインの一部については、 17日から操業を再開する。地震の影響のなかった地域も含めて、全国でニーズがあるためという。 海外生産の継続に向け、現地組立用の輸出部品(ノックダウン部品)についても21日から生産を再開する予定だ。同社は海外のすべての工場に残業と土曜日の操業を取り止めるよう要請しており、日本からの部品供給が滞ることで平日の定時操業に影響が出ないよう調整を進めている。
一方、ホンダは海外工場の部品の状況について、アジア・中国で4月上旬、北米は4月中旬、欧州は5月上旬まで、それぞれの地域に在庫があることを明らかにした。
(ロイターニュース 杉山健太郎)
最終更新:3月16日(水) 23時24分
「補修用部品」
地震の影響のなかった地域も含めて、全国でニーズがあるため。
・・・最低限の必要部品であるね。
Posted at 2011/03/17 07:01:30 | |
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